自称米子のプロモデラー

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またまた妖怪製作 その3

2024-04-28 11:09:59 | 模型

ここ鳥取県出身の偉大な漫画家「水木しげる先生」の超有名なキャラクター「ねずみ男」ですが、このキャラにはモデルがいたそうです。

誰だったかは秘密にしておきますが、見た目ではなく、人間性でねずみ男っぽい人がいたそうです。

プロポーションは手足を大きめにデフォルメして有ります。

体は、あまり太ってなく、肋骨が浮き出ている感じですが、服を着せるので見えなくなります。

ざっとこんな服ですが、親戚に服飾学校を出ている人がいるので、頼んで採寸していただき、大雑把にですが、縫製していただきました。

髭は左右で8本、材質を硬い物で作ると危険なので、ゴムのシュリンクチューブを、菜箸を削った棒に差し込み、加熱してテーパーのついた柔らかい尖った髭を作りました。

目ですが、視線を下げました。

やはり隣に並んで写真を撮った時、カメラ目線の方が良いので変更しました。

この目ですが、普通に見るとこんな感じに黒い眼球ですが、これをストロボ撮影すると、

こんな風に目が赤く光ります。

右手のそろばんを持った手も形になりました。

「ねずみ男」のフィギュアですが、製作途中の写真が無くていきなり仕上がっていますがご了承ください。

肌の仕上げですが、細かいちりめんじわは、石粉粘土を磨いた表面に「木工パテ」を水で溶いて柔らかくし、それを鉄骨用の毛の硬い刷毛で一方方向に軽く撫でるようにして塗り付けます。

顔などは、その硬めの刷毛の毛先で叩くように塗ると人の皮膚の毛穴っぽい感じになります。

凸凹がきつすぎたら、軽くサンドペーパーの320番くらいで撫でます。

その上から水性アクリル塗料をエアーブラシで塗りますが、べたっと塗るのでは無く、エアーブラシを細かく動かして、わざと塗りむらを作り、肌の斑点のような模様を入れます。

爪の半月板等も筆塗りします。

血管は、粘土を細く伸ばして水を付けながら馴染ませます。

血管は肌の色にちょっと黄緑色少し混ぜてエアーブラシで吹き付けます。

目の白目部分はクリア塗装して艶を出します。

これでボディは大体仕上がりました。

ねずみ男は毛が無いので植毛が無くて楽です。

この後作ってもらった服を着せて行きます。

服の色はグレーではなく、黄土色です。

黄土色は水木先生の指定の色です。

アニメのねずみ男の服がグレーなのは「東映動画」のアレンジなので、グレーにすると、「水木プロ」と、「東映動画」と両方に著作権料を払わないといけないようです。

鬼太郎の髪の毛も、茶髪は「東映動画」の著作権料が入るようです。

この等身大ねずみ男ですが、ちゃんと水木プロの承認を得て製作しました。

この後服を着せて、もう一工夫あります。

それはどんな内容かは次回に。

続く!

 


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