7月の選抜大会で選手のパンツに漢字のししゅうを見つけました。
春日丘高校は「砕」、近大付属高校は「翔」。
いずれも一文字ですが、チームそれぞれの願いがこめられた漢字を見て
年末に発表される世相漢字を連想してしまいました。
今は8月。あと5ヶ月弱で12月です。今年をあらわす漢字は・・・?
実は私は毎年TVニュースを楽しみにいます。
大きな筆で書かれる一文字。
このニュースを見られて、一年無事に過ごせたと思うのです。
シーズンが進んで花園予選ほどになると、
選手が自分の体に色々な思いや願いを書いて
試合にのぞむ姿が多くなります。ケガをした部分や力をこめたい部分に
書くというのはラグビーならではのような気がします。
他のスポーツではあまり見かけたことがありません。
私が一番印象深かったのは「絹子のため」の一言です。
きぬこって誰?お母さんかな?おばあちゃんかな?
思わず想像をめぐらせてしまいました。
そういう意味ではラグビー選手は自分の気持ちを言葉で
表現できる詩人であり哲学者であると関心します。
今年5月佐賀県にいった時、佐賀工と長崎北陽台の試合を
撮影しましたが、その時は佐賀工のヘッドキャップに
「不撓不屈(ふとうふくつ)」のししゅうを見つけました。
九州は暑かったけれど、懸命にプレーする姿に励まされて
無事に帰ってくることが出来ました。
今シーズンはラグビー場でどんな文字や言葉に出会えるか
今から楽しみにしています。