思い出のノーサイド

カメラがつなぐパス ラグビーを撮り続けて

少し早いですが、創部30周年を祝して

2006-08-08 23:41:30 | ラグビー・思い出話

私の出身校である札幌清田高校のラグビー部が

今年創部30周年を迎え、8月12日に記念祝賀会が開催されるそうです。

「試合も祝賀会も是非撮影にいらしてください。」

とお誘いをいただいたのですが家業が繁忙期のピークとなる日

残念ながら出席できなくなりました。

大変申し訳ありません。お声をかけていただいたOBの方に

おわびを申し上げますとともに、30周年を心よりお祝いいたします。

そこで思い出をひとつ。

 

私は高校で写真部に入る前は陸上部の部員でした。

練習を終え数人の友達と校舎の中に入ろうとすると

正面玄関前の靴を磨く洗い場に、ラグビー部の部員が座り

汚れたジャージ姿で、手足を洗う姿をよく見ました。

時としてひざにできたすり傷の「かさぶた」をはがしている事があり

(「かさびた」という方もいらっしゃいます。)

私はその姿をみるのが嫌で、ラグビー部員恐怖症でした。

直りかけの傷をどうしてはがしてしまうのか?

かゆかったり、同じ傷の中に土が入ってしまったという事もあるけれど、

不気味な感じがしました。私達の話し声を聞いて、一度は顔を上げても

再び「はがしモード」になる部員。ほっとして帰ろうとする私達を待っている

玄関前の門番でした。

 

私の友人も隣の席がラグビー部員で恐怖症だったらしく

彼女が言うには「スポーツバッグの中から、砂が出てくるんだよね。」

その頃は10代の多感な少女だったので、私も友達も

きれいなスポーツや文系の少し大人っぽい部活動に

あこがれを持っていました。

難民と見間違うほど汚れた姿で、まちかまえられたラグビーが

ライフワークの被写体になるとは・・・(笑)。

 

昨年5月の門脇先生勇退試合と祝賀会は

弟が北海学園大学ラグビー部時代にお世話になった先輩や

お友達の方にも出会えて楽しかったです。

皆さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます。