土塊も襤褸も空へ昇り行く:北村虻曳

随想・定型短詩(短歌・俳句・川柳)・写真
2013/11/11開設

60余年前の吉祥寺

2015-05-15 | 随想
・・・吉祥寺駅には銀色に輝くロケットのようなものを林立させた貨車が見られた。小原爆と言われたナパーム弾である。・・・泥棒ごっこあるいは探偵ごっこでは原っぱを飛び出し、近所の家の屋敷を駆け抜けて走るのである。当時私の家の近所ではそうした子供に寛容であった。・・・自分で面白く親にも嫌がられない上等な遊びはA1ライトプレーンである。 . . . 本文を読む
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中国の喧嘩

2015-04-28 | 随想
人垣の真中で二人の男が対峙していた。一人は大きな体格の中国人らしい男。もう一人はスリムで精悍な男。 . . . 本文を読む
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辛い、辛い、長沙

2015-04-27 | 随想
・・・檳榔樹だとかで、精神に影響する少々やばいものだという認識はあった。カシコ揃いなので全員齧ってみた。いっそうまずい。それに精神に効いてこないではないか。「何も変わらんなあ」などと歩いているうちに、「俺、効いてきた」・・・ . . . 本文を読む
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リュミニーの研究会

2015-03-31 | 随想
マルセイユ近郊の Luminy の研究集会に出かけてきた。 海外の友人には広中平祐さんの影響を受けた人が多い。そのうちの有力な人たちがこの研究集会に参加していた。 . . . 本文を読む
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マルセイユ近郊の山

2015-03-28 | 随想
プロヴァンスあたりの山はすべて石灰岩でできているようだ。 . . . 本文を読む
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不条理

2015-03-05 | 随想
サルトルはマロニエの根っこに不条理を見た。 . . . 本文を読む
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研究近況

2015-02-12 | 随想
簡単に読めるオリジナルな数学論文ができあがった。 . . . 本文を読む
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中学時代

2015-02-10 | 随想
開けっぴろげと言えば、北東の窓はガラスはほとんど割れて無く、吹きさらし。床は所々破損してギザギザの穴まで空いていた。落ちれば当然大事だろうが、皆走り回っていてもそんなドジは見たことがない。 . . . 本文を読む
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寡読禄IV「裏山の奇人」小松貴著

2014-12-29 | 随想
・・・彼女たちは高踏派である。グンタイアリの列の先端につきまとってホバリングし、アリに驚いて飛び出すゴキブリに急降下して卵を産み付けるのだ。彼はスマートなハエに、ネットの二次元美少女をダブルイメージしている。 . . . 本文を読む
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シカの難儀

2014-11-08 | 随想
近年、京都周辺から、イノシシ、サル、シカによる食害などの被害を頻繁に耳にする。 . . . 本文を読む
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寡読録III 「サルなりに思い出すことなど」

2014-10-12 | 随想
ヒヒの群に入れ込んだ研究者による痛烈で諧謔精神に満ちた動物・人間に対する観察記録。同時にフィールド・ワークによって成長してゆく自己の観察記録ともなっている。 . . . 本文を読む
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赤い羊歯

2014-10-03 | 随想
「空席I」、「ポーランドの犬」、「ナイアガラの死の文字」、「カード盗難」と外国旅行で出会った難儀な出来事を綴ってきたが、いっそう物騒な経験がある。 . . . 本文を読む
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雪月花

2014-09-19 | 随想
続:故 村上直之紹介。 暮れて外に出ると、奇しくも鷹峰の遅く開いた桜の枝に雪が降り積み、十三夜の月がそれを照らしていた。おもわぬ雪月花の揃い踏み。 . . . 本文を読む
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サンパギータ  村上直之・定型短詩集『ゆきくれて』(冨岡書房)によせて

2014-09-19 | 随想
「ゆきくれて/はなふるさとの/つきあかり」  定型短詩集『ゆきくれて』上梓によせて、作者・故 村上直之 を紹介。 . . . 本文を読む
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戦後の菓子 ―― 分かちあうチューインガム

2014-09-06 | 随想
せしめたのは、体格が良くてハシカイ(すばしっこい)ワルガキ連中だった。ところが担任の先生がそれをすべてマキアゲられた。 . . . 本文を読む
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