クラシックカメラブームも既に四半世紀も前の事です。たまたま母親の看病で病院の暇潰しに買った「中古カメラGET(学研刊)」を読んでいたら巷では学生当時に普通に売っていた一眼レフやコンパクトカメラが当時現行のオートフォーカス一眼レフよりも人気があるなんて書かれていて仕事帰りに新宿界隈の中古カメラ屋巡りなどもしていました。まあブームでしたから数年後にはデジタルカメラも充実してきて、この手のカメラブームも終焉していました。
この本は当時評論家として人気のあった田中長徳氏のカメラジャーナルの出版社の編集長さんが書いたものです。ハウツー本ではなくしっかり失敗談と言いきって書かれていますので読み手によっては評価は割れると思いますよ。私は素直に面白いと思いました。著者自身のブームの発端は角川文庫(映画も)の作品らしいのですが、その辺は淡々と書かれています。
私自身の人生のブームと言えばスーパーカーブームは絶対に外せないでしょうね。それまではスポーツカーはおろかクルマ自体にも興味は殆どありませんでした。それが何時の頃だったかクラスの友人の間でランボルギーニ・ミウラとかBB(フェラーリ365GT4BBのこと)とか言い合っているのを聞いて三浦君ちのクルマ?ぐらいにしか思ってませんでした(爆)。
平成も終わって令和の時代ですがいつの間にか皆が知ってるスポーツカーもあまり見かけなくなってしまい、たまに見かけるのは平成の初め頃によく見かけたクルマたちを意外と若いにーちゃんが乗り回しているぐらいでしょうか。新車でもスポーツカーは販売されてますが何しろもの凄く価格が上がってしまいマツダのロードスターなんか初めの倍ぐらいの価格ですからね。
日産のGT-Rも当初は頑張れば買えそうな777万円でしたが今はやはり倍ぐらいの価格で販売されています。フェアレディZもメーカーのウエブサイトには掲載されていますが未だに受注を受け付けていません。型名がZ34の時はバージョンSTでも550万円ぐらいでしたが現行型は670万円ぐらいです。パワーは確かに上がっているけど120万円分の価値があるかは正直無いでしょうね。
では中古のスポーツカーなら買えるかというと、これまた新車当時の価格を遙かに上回る価格で販売されているみたいです。新車の販売台数が少ないのは当然としても販売しているのがディーラーの中古車部ではなくて普通の中古車店ですから経済の原則で希少なものは高く売れと言うこと。驚いたのは高性能エンジンを積んだモデルだけではなく廉価版のようなショボいエンジンの車種でもそこそこ値が付いているのが阿漕ですね。
クラシックカメラブームは来たけど絶版スポーツカーブームは永遠に来ないでしょうね!
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