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核汚染日本の再生-被曝による放射線症について(3.29追記)

関東地方および東北太平洋沿岸地方の福島第一原子力発電所の放射性物質降下地域にお住まいのみなさん、お身体の具合はいかがでしょうか?健康であるならば何よりですが、次のような症状が出てはいませんでしょうか?ご確認ください。様々な情報が飛び交っていますが、最後は自分の身体が感じるものが一番の真実です。どうか自分を信じて最良の判断をなされますよう、心からお願いします。

(1)だるさが残り、身体がふらつくような感じがする
(2)常に吐き気を感じる
(3)側頭部全体に内側から膨張するようなズキズキした痛みがある(図1)
(4)皮膚に腫れ物や痣(あざ)のようなものができた(写真1, 2)
(5)むやみに鼻血がでる、鼻をかむと血が混じっている
(6)顔が膨れて見える
(7)肌の色が抜け赤い小さな発疹が現れる
(8)指先が冷え、目が疲れる
(9)手の甲、指先に小さなホクロが現れる(図2)


↑図1:甲状腺肥大による内側から膨張するような痛み


↑写真1:福島の事故後、避難メンバーの一人に発症した腫れ物


↑写真2:日航機事件調査でS氏が被曝した時に現れた痣(あざ)のような斑点


↑図2:指先に現れたホクロ(イメージ)。指向性の強い放射線の影響か?

いずれも、放射線の影響により起こりうる典型的な症状です。
・(1)(3)はいわゆる甲状腺肥大によって起こる症状で、私たちが関東から避難を始めた3月16日には避難メンバー全員が訴えていました。(6)も同じく甲状腺肥大によって起こる外観的な変化です。
・(2)の症状は私が日航機事件の墜落現場調査をした時に感じたものです。フィリピン到着後、避難メンバーの一人が同じ症状を訴えました。
・(4)(7)については墜落現場調査に同行していたS氏に顕著に現れた症状です。今回の避難メンバーにも発症しました。
・(5)は私を除く他の避難メンバー全員に現れていた症状で、放射線による毛細血管の損傷によるものです。
・(8)は東京に残る知人から相談があった内容。やはり身体抹消部の毛細血管が損傷した結果として起こる症状です。そのためうっ血し、血が通いにくくなっています。
・(9)についてはちょっと特別です。これは日航機墜落現場で他の調査メンバーが発症したもので、指向性を持った強い放射線によって起きた現象だと考えられます。自然放射線や鉱物性の放射線ではあり得ない特性で、プルトニウムまたは未知の人工的な放射性物質が関与しているとしか考えられません。墜落現場に軍機が散乱している現状はこのブログでお伝えした通りですが、核兵器に使われた人工放射性物質が現地に散乱している重要証拠でもあります(残念ながら写真を撮っていません)。以上の理由から、もしも今回、同じ症状が現れたのならば、それは福島第一原発の3号機に使用されていたMOX燃料(プルトニウムを含む)の微粒子が近くにある可能性を示しています。この症状が起きたときは直ちにそこを離れるべきです!

日航機事件の現場調査に限ってお話すれば、私とS氏の二人とも何度も墜落現場を訪れ、知らず知らずの内に強い放射線源に近づいてしまっただけでなく、調査の間にかなりの線量を受けてしまった可能性があります。このままでは将来の発癌は確実ということで、私はこの1月に被曝治療を受けたばかりです(S氏はまだ受けていません)。図らずも治療後2ヶ月を経ずして、また同じ治療のお世話になることになりました。


■放射線と発病の関係は?

日航機事件の現場一番乗り民間人として、本ブログでもその貴重な証言をいただいたM氏ですが、彼が事件後に肺癌を患ったのはそれから16年後の2001年ことです。もちろん、事件との因果関係を問うには早尚かもしれませんが、私自身が現場で放射線症にかかったことから、M氏の場合も墜落現場で被曝したことが直接の発癌原因となった可能性は極めて高いと踏んでいます。

ここで私が最も危惧しているのは、日航機事件における放射線レベルで10数年後以降に発癌の可能性があるということから、今回の福島第一原発の吐き出した放射性物質で、今後どれくらいの発病の可能性があるかということです。かつて、広島に原爆が落とされ、頭髪が全部抜ける程の強度の放射線症を示した現地住民が、その後何10年も生存したことを考えれば、直ちに生死の危機に晒されることはないかと思われます。しかし、福島第一原発の場合、(原子炉が爆発した場合)1基当りから放出される放射能が広島の5~60倍、それが4基あるのですから、最悪200倍強の放射能が巻き散らかされる可能性があります。それが均等に拡散されるはずはなく、風向きによって放射能が多量に降下する地域が偏在するのは確実です。

これまで、放射線量の瞬間的な数値ばかりが議論になっていましたが、311地震から2週間が経過した現在においては、放射能の存在量、関東など危険地域の住民が自然放射線量と較べて、これまでどれくらい多量の放射線(量)を受けたのか、また受けることになるのか、それらについて正確な数値を読み取ることが重要になります。特に放射能の偏在地域に多発するだろう、癌やその他の奇病の発病数を予測するには必須となります。

残念ながら、時間単位も示されないこれまでの放射線量の発表では計算そのものが成立しません。また、時間単位付の公表値についても、私の測定経験から疑問を呈さずにはいられないものが多くあります。

ここで今一度、自然放射線についての知識を確認しましょう。一般的に日本人が受ける年間の放射線量は

 1.1 (mSv/y) 毎年1.1ミリシーベルト

と言われています。この数値は、私がこれまで測定してきた

 0.12 (μSv/h) 毎時0.12マイクロシーベルト

を毎年に換算した

 1.05 (mSv/y) = 1050 (μSv/h) = 0.12(μSv/h)×24(h)×365(day)

と数値がよく合っているので、1.1(mSv/y) は正しい数値であることが確認できます。

地球上には年間放射線量が 10(mSv/y) =日本の約10倍 の地域があるので、年間被曝量として許容できるのはせいぜいこれくらいまでとする考え方もあります。しかし、高放射線環境に慣れていない日本人の身体では、この許容量下でも一定割合で発病の可能性がないとはいえません。

私が散見する乱暴な議論の中に、「70(μSv/h)でも人は死なない」というようなものがあります。仮にこの状況が1年続いたとすれば、その放射線総量は

 70(μSv/h)×24(h)×365(day)= 613,200 (μSv/y) = 613(mSv/y)

 613 >> 10 (mSv/y)

というように、地球上のどこよりもはるかに多い放射線を受けることになります。それでも、即死するような人はいないと思いますが、同地域に数年後に重病患者が続出することは間違いないでしょう。なぜなら、自然放射線のわずか2倍程度の線量を示す群馬県上野村でも、同地で起きた日航機事件から15年経過後に死亡率が急上昇している事実を私は知っているからです。


■内部被曝と放射能、そして放射化

原発の爆発により大気中に放出された放射性物質については、特に注意が必要です。その物質の種類によりますが、放射性物質は減衰しながらも、今後何年間も放射線を出し続けます。微粒子となった放射性物質が関東一帯の河川や土壌に降り注ぎ、もはや水や食物に含まれるようになったことは最近の内外の報道からも明らかです。このような報道を「風評被害」と非難する生産団体もあるようですが、数値的な多寡は別として、原発を起源とする人工的な放射性物質が食品に含まれることは、もはや免れ得ない事実であると認めることが肝要です。

食事一回の摂取量が基準値以下であっても、このような食品を食べ続ければ、必然的に食物連鎖の頂点にいる人間に蓄積していくことは明らかです。このような体内からの内部被曝量が今後数年でどれくらいになるのか、今のところ正確なデータがないままです。環境からの被曝、そして体内からの被曝、これらの被曝量が概算できれば、今後関東地方でどれくらいの放射線原因の疾病が発生するかは予想できるし、そのための準備が間に合います。私は、放射性物質汚染地域の皆さんには、現実を無視することではなく、事実を見据えてそれにどう対処するかを真剣に考えていただきたいのです。

もう一つ、忘れてならないのが「放射化(ほうしゃか)」の問題(*)です。放射性物質でも、その放射を受けた物質を放射性同位元素に変換してしまうもの、いわゆる「放射能(ほうしゃのう)」により起こる現象です。人の身体でいうなら、放射能の作用によりその人自身の身体が放射線源になってしまう状態を表します。そして、その放射線で自己被曝もするし、周囲の人間までを被曝させてしまうのです。放射化が進むと、もはや治療行為自体が危険となり、隔離して取り扱わなくてはなりません。癌の専門医が癌に罹患し易いのは、多量の放射線検査や治療によって放射化した患者から放射線を受け、医師自身が被曝してしまうことに原因を求められます。「患者の気持ちを理解するためのカルマ(業)」などという、一部の心霊家の言葉に惑わされてはいけないのです。


*放射化:例えば、原子力発電所の2次冷却水は物理的に核燃料に接触することはないのですが、放射化により強い放射線を帯びる物質に変質していると言われています。原子力関係者に聞いた話では、冷却水が青白く燃えているのが、発電所内では当たり前に目撃されていると言います。また、日航機の墜落現場近く、神流川発電所の建設工事に携わった建築関係者に伺った話では、御巣鷹山周辺に降る雨が青白く燃えているのを何度か見たことがあるとのことです。これも墜落現場に残る放射能が何か関係しているのかもしれません。


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こういう記事を書くと「恐怖心を煽るな」という批判の声が当然ながら出てくることでしょう。しかし、文中にも書いたように、事実を冷静に見据え対処を考えることこそが、恐怖に打ち勝つ最良の手段なのです。このブログで何度も触れたように、その対処の1つ、「被曝治療」が私たちにはあります。次回はいよいよ、こちら(フィリピン)での被曝治療例を通して、その概要をご紹介したいと思います。


IN HOC COGNOSCIMUS QUONIAM DILIGIMUS NATOS DEI CUM DEUM DILIGAMUS ET MANDATA EIUS FACIAMUS
私たちが神を愛しその命令を守るなら、そのことによって、私たちが神の子供たちを愛していることがわかります。


管理者 日月土
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