goo

核汚染日本の再生-放射線報道に反論する

追記:この記事で数字の間違いがあったので訂正します。しかし、けして楽観できる状況になった訳ではありません、むしろ深刻になったのでご注意ください。

訂正内容:胸部レントゲン総量 600μSv → 60μμSv

CTスキャンの場合はこの300~600倍の放射線量になります。

---------------------

今朝6:14頃、NHKのTVニュースで、関東各地の放射線数値が次のように報道されました。

 ①東京都新宿区  0.05 μSv
 ②埼玉県さいたま市  0.06 μSv
 ③茨城県水戸市  0.2 μSv
 ③福島県福島市  12.7 μSv

フリップ上はいずれも時間単位が省略されており、一般的な時間単位の毎時(/h)として解釈することにします。これがちょと変な値になります。

まず、私は日航機事件の放射線調査で、事前にバックグラウンドの測定を何度も行いましたが、基本的に東京近郊の外気の測定値は 0.08~0.16 μSv/h 程度を示し、報道された測定値が毎時(/h)単位であるなら、①、②はいつもより少ない値であるといえます。ほとんど何もない海上レベルと同等であるといってよいでしょう。③はいつもよりやや高い程度。それならば、東京近郊で外出注意を促す必要はまるでないことになります。その一方、、④の値は通常レベル(自然放射線)の100倍程度を示し、十分外出に注意するレベルです。距離に反比例して影響度合いは減衰していることを言いたかったのでしょうか?

しかし④の値は、前の記事で書いたように、私の友人が神奈川県海老名市で測定した値と同じ数値を示しています。もちろん、風向きなどで大きく数字は変化するのですが、関東地方は既に通常の100倍レベルの放射線から逃れられないというのが私の認識です。


■「レントゲンと較べて・・」という嘘

私は、上記④の数字を「自然放射線と較べて100倍、危険」と判断しますが、TVなどの解説は決まってこう言います。

「レントゲンは60μSv なのだから、10μSvでも心配することはない」

この解説の一番の嘘は時間単位を説明していないことです。レントゲンの60μSvは放射線の総量であり、仮に照射を1秒間で行っているとすれば、単位を揃えるために時間当たりの放射線量に直すと

 60(μSv)×60(秒)×60(分)=216,000 μSv/h

これを毎時単位と仮定した100μSv/hで割れば、その値は2万倍となります。また通常の自然放射線量0.12(μSv/h)で割ると

 216,000(μSv/h) / 0.12(μSv/h) =1,800,000 

180万倍となります。このように時間単位のごまかしを取り除けば、レントゲン自体が非常に強い放射線であることがわかります。このようなものと測定値を比較することに意味がないことがお分かりになると思います。また、同時に毎年受けているレントゲンが如何に危険なものかがご認識いただけたのではないでしょうか。

以上は放射線の強度に注目した場合の考え方ですが、仮に総量という観点からレントゲンと比較してもやはり安全説は崩壊します。60(μSv)を④の12(μSv/h)で割ると

 60(μSv) / 12(μSv/h) =5(h)

5(h) は約1/5日、つまり、そこに住み続ければ1日に5回レントゲンを受けているに等しい放射線を身体に受けていることになります。このような状態が本当に安全と言えるのでしょうか?妊婦には絶対にレントゲン及び放射線検査を行わないことは、皆さんも、医師の方もよくご存知なのではないでしょうか?

私はせめて、妊婦、成長期の子供だけでも1μSv/h未満の場所に避難するよう、国は誘導するべきだと提言します。


■ではどうしたらよいのか

放射能に関しては、既に広域に影響範囲が広がっています。全員避難は物理的に困難ですので、まずは、前述したように妊婦と20歳くらいまでの子供、青少年を優先に安全な地域に避難させ、原子炉が完全封鎖され、放射線値が低レベルに落ち着いてから、被曝国民全員に対して被曝治療を提供することです。

被曝量や個人差によりますが、放射線の影響は数年後に現れます。しかし、前述したように、被曝治療はありますので、不安に思わないでください。私は今、関東地方を離れ、遠地から、微力ながらもこの治療を提供するための計画作りに取り組む予定です。そちらの情報もこのブログで提供していきますので、最後まで希望を持って、汚れてしまったこの国をどう再興させるべきか御注力いただきたく皆様にはお願いします。

* * *

NHK関係者から次のような内部リークがありました。
「幹部はほとんど逃げ出してしまった・・・」

いつものキャスターの姿が報道番組から消え、ドラマ放送に置き換わった時、それがNHKの国民に対する裏切りのサインです。彼らに少しでも良心が残っているなら、最後まで国民に寄り添い真実を伝え、勇気付け励ますべきです。救いの方策はあるのですから!


主よ、今日この命を与えられたことに感謝します。

管理者 日月土
コメント ( 32 ) | Trackback ( )