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仕組まれた戦争シナリオ

本日8月15日は終戦記念日です。

世の中には、あれは日本が反省すべき戦争だ、いやアジア解放の正義の戦争などと、太平洋戦争について様々な議論があるようですが、議論をするなら現実をもっと冷徹に見据えて欲しいと私は思っています。

以下は、東京への空襲について、米軍側が制作したプロパガンダフィルムです。


動画1:「見えざる日本の攻撃目標へB29による高高度爆弾投下空襲」より

これの爆弾投下シーン、何かおかしいと思いませんか?


画像1:B29が爆弾をリリースした直後のシーン

計算によると、B29の爆弾搭載時の翼面積荷重はジャンボジェットの85%、1平方メートル辺り444kgの重量が掛かる計算となります。

ジャンボジェットが速度300km/hで浮き上がるというなら、B29は最低でも282km/h以上のスピードを出さないと浮いてられないということになります。それも空気密度の高い地上付近での話です。動画中のB29はそんなスピードで離陸しているように見えますか?そもそもB29がジャンボジェット同様、翼で空を飛べるような代物でないことをまず指摘しておきます。

このビデオでは富士山より高い高度数千メートルの上空から、東京北部に爆弾を落とす状況を説明していますが、これだけ空気が薄い所なら300km/h程度などという遅いスピードでは到底浮いてられないはずなのです。

つまり、かなりの高速飛行で爆弾を投下する状況を強いられるはずなのに、爆弾はスルスルと

 飛行機の真下に落ちて行く

のです。

いくら高高度だとは言え、B29は自分が浮いているためにかなりの高速で飛んでいるので、B29と同じ初速を得た爆弾は投下と同時に激しい空気抵抗を受け(空気抵抗は速度の2乗に比例する)、機体後方に流されるはずなのです。

高校物理の授業では、落下運動は空気抵抗のない理想状態で議論をしますので、水平方向に飛行機と同じ初速を得た爆弾は、定速で移動している飛行機の常に真下にあることで問題ありません。


画像2:爆弾の投下軌道
   理想状態では速度慣性により爆弾の前進速度は維持されるが、
   実際は空気抵抗により投下直後から爆撃機の後方に流される

しかし、これは現実の世界なのです。この状況を説明するには

 (1)爆弾に空気抵抗をキャンセルする機構が取り付けられている
 (2)そもそも高速なんかで飛んでいない

のどちらかになると思います。私は(2)の方、それも原付と同じ数十キロ程度のスピードしか出ていないと見ています。

下の画像は鳥人間コンテストに出場した手製の飛行機ですが、低速で空気中に浮くために、機体重量を極限まで削り、翌面積荷重を減らすため強度が許す限り翼の面積を広げるのが普通なのです。

そして、その結果、飛行中は重量のある機体胴体部がぐっと沈み込み、画像の如く翼の両端が反りあがったようになる、これが本来の飛行機の飛行形状なのです。


画像3:鳥人間コンテストの出場機

(1)にしろ(2)にしろ、このB29爆弾投下シーンを説明するには、私たちが知らされていない

 ブラックテクノロジー(B-Tech)

の存在を抜きにして語れないのです。何より無視できないなのは、このB-Techは、米国だけに限らず、当時の戦争参加国に等しく供与されているという事実なのです。そうでなければ、優秀な零戦も二式大艇のような大型機も戦争に投入されることはなかったはずなのです。

要するに、

 世界大戦とは人類参加の殺し合いゲーム

すなわちある程度シナリオのある出来レースだという事です。一国だけとびきり強くてもそれでは殺し合いになりませんから。

戦争について、私たちは感情的に己の信条や国の勝敗を語ることはもう止めて、この凄惨なゲームのメインプレーヤーがいったい誰なのか、まずそれを推し量るべきなのです。

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管理人 日月土
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