いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

そして購入した懐中時計は

2012-03-11 06:19:06 | 時計
さて、昨日の続きです。
色々見せて頂いた上で
購入したのは
1922年製ハミルトンの920懐中時計です。



いくつか候補を決めていたのですが
大きさや普段の使い勝手
そしてフェースの好みなどを
検討した結果です。

まずは直ぐに時間が見れるように
オープンフェースの物を選びました。
次に大きさです。
候補の中では16サイズの鉄道時計もありましたが
これは流石に大きすぎました。
今回購入したものは12サイズ。
これならスーツのウェストコートのポケットにも
かさばらずに収納出来ます。

そして使い勝手。
時間を合わせる時に風防(ベゼル)を
開けて行う物は、初心者にはハードルが高すぎます。
今回のハミルトンは
当時では最先端技術と思われる
ペンダントセットのもの。
ペンダントセットというのは、今では当たり前の
リューズを引いて時刻を合わせるタイプです。

そしてフェース。
これは完全に好みの問題ですが
この端正な顔つきがとてもいいですね。

さて、スペックですが
パスタイムの商品説明をそのまま
掲載させていただくと下記の通りです。

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ハミルトンの12サイズの最高級機920懐中時計

23石ニッケルムーブメント
ジュエルドモーターバレル
フルゴールドトレイン
バイメタルの温度補正テンプに
ブレゲ式巻上げゼンマイのコンビネーション
スワンネック型マイクロレギュレター等
文句なしの高級仕様

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これを裏付ける資料として
写真も掲載されています。



美しいムーブメントですね。
とても1922年製とは思えないコンディションです。

裏はエングレーヴィングなどないシンプルなもの。
ケースの素材は金無垢ではなく
当時主流の金張の物です。



この懐中時計
購入から納品まで約1ヶ月かかりましたが
オーバーホールのエビデンスとして
下の写真も一緒に納品されます。
これはとても安心感があり
良心的な配慮だと思います。



そして実際に使った精度ですが
何と日差7秒位です。
時計自体の性能の高さと
調整技術の高さにはちょっと驚きました。
保証も1年付くとのことですので
安心して使えそうです。

又、色々なアンティークパーツもお持ちとの事で
今回、今は使わなくなった
ネックレスを持ち込み
懐中時計のチェーンにカスタマイズしてもらいました。



チェーン部分は18金ですから
ちょっと贅沢ですね。

さて、懐中時計
英国物も気になります。
「見に行く」と「購入する」が
セットになっている私にはとても危険なので
暫くは頭の中から
消去しておこうと思います、、、