いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

日本の常識は世界の非常識?フォーマル編

2011-06-18 06:02:41 | スーツ
実は来月初旬に結婚式があります。
とっていっても勿論私ではなく
部下の結婚式です。

しかも主賓、、、

聞けば格式のあるホテルで
12:00スタートの昼の結婚式とのこと。

う~ん、これはちゃんとした
フォーマルウェアで臨まねば、、、
と自分に都合のいい理由をつけ
フォーマルウェアをオーダーする事に。

フォーマルウェアのような
かっちりしたスーツは
やはり英国系テーラーリングのお店に
任せたいですね。

ということで
おなじみのバタクハウスカット梅田店で
オーダーをお願いしました。

式当日、両家のご両親は
モーニングを着用されるとのこと。
ならばここはやはり
略礼服ではなく準礼服で臨みたいところです。

であればこの際と思い、略礼服と準礼服の両方を
オーダーすることにしました。

そして選んだ生地はこちら



英国製のバラシャの生地です。
バラシャとは所謂モヘア混のことで
これからの季節にいいですね。

まずはこれで3Pを1着。
仕様は冒頭の写真と同じ仕様です。
拝みボタンのシングルピークドラペル
ウェストコートはダブルです。
これが略礼服になりますので
一般参列者としての結婚式や
昼間のパーティの装いに使えます。

そして準礼服としては夜なら
タキシード。
昼間はディレクターズスーツになります。
所謂コールトラウザースという縞のトラウザースと
アスコットグレーなどの
ウェストコートとの組み合わせのスーツです。

コールトラウザースの生地は
バタクだけではなく
結構色々なお店を探しましたが
バタクで出物の生地が
丁度あるとのことでしたので
早速、拝見させていただきました。

スミスウーレンの生地です。



予定していた生地より
やや暗めですが
とっても高級感がありカッコいい生地でしたので
こちらに決定。

さてウエストコートです。
順当にいけば明るめのグレー。
この季節であればリネンとかもありですね。

バタクの丸の内店では
こんなウェストコートを勧められましたが
流石にそんな勇気はなく、、、



しかし、シルクのウェストコートはありかなと思い
下のボウタイと同じ生地で
ウエストコートをお願いしました。



生地はバーナーズ、ベージュ色のシルクです。
こちらはシングル仕様で。
このウェストコートなら
普段ネイヴィーのスーツにオッドヴェストとして
合わせても良いと思います。

さて、最後にタイですね~。

以前は結婚式と言えば
ブラックスーツに白ネクタイ。
しかし、これは国際的に見ればマフィアそのもの。
それが団体でいたら、かなり外国人には
恐ろしい風景に見えます。
最近はこの「日本の常識は世界の非常識」啓蒙活動が
浸透してきたのか
白ネクタイで結婚式に参列される方は
減ってきました。
但し、ある年齢以上の方は今も白ネクタイですが、、、

下の写真のネクタイもいいかな
と思いましたが
やはりここは主賓。
主役はあくまで新郎新婦ですので
アンダーステートメントに。



いくつかタイを見ていると
何とバタクでもスピタルスフィールドの
タイを作っているのを発見。
生地はバーナーズ。
流石、定番を外しませんね。



タイはこちらで決定です。
ディレクターズスーツなら
アスコットやボウタイもありとは思いますが
あまり目立ってはいけません。

さて、装いばかりに目がいってしまいましたが
一番肝心なのは当日の挨拶の内容ですね~。

心のこもった挨拶にしたいなあ。
う~ん、暫く悩みたいと思います。


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2 コメント

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ホワイトタイ (らみい)
2011-06-19 00:05:34
かいしんさん
ディナージャケットは次の愉しみに
取っておきます。

勿論、上着は拝絹付き
トラウザースは側章付きです。

但し、日本は社交場的なカジノとかもないですし
なかなかディナージャケットを
着る機会がないですね~。

ましてホワイトタイとなると
これはもう、公式晩餐会にでも
招待されないと着る機会は
ないですね~。

まずはホワイトタイ比べれば
多少活躍の場がありそうな
ブラックタイが次のターゲットという
ところでしょうか。
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「フォーマルウェア」、素敵な響きです (かいしん)
2011-06-18 18:07:47
 「都合の良い理由」、実にうらやましいです、おめでとうございます(笑)。ついでに、ディナージャケット(拝絹付き)と側章付きのトラウザーズはご注文にならなかったのでしょうか…。そして、ゴールドの花柄、素敵なウエストコートかと存じますが…残念です。着る機会もないのに私が欲しいぐらいです。

 私は、当然ながら(?)礼服も好きですので、いつかはホワイトタイなどと考えておりますが、ノーベル賞受賞者にも指揮者にもなれそうにございません(笑)。
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