最近エレベータの方式が変わってきました。
今までは、乗る前に上に行くか下に行くかの選択ボタンを押して、エレベータが来たら、乗ってから階のボタンを押しました。
最近のエレベータは、乗る前にパネルに何階かを押します。そうするとどのエレベータが来るかが表示されます。このビルは6個のエレベータがあるのでその番号が表示されました。
そして乗るとエレベータの中には何もありません。
これは7階のエレベータ前です。ロビーよりも小さい表示板ですが、方式は同じです。
仕事であちこちのビルにお邪魔をするので、エレベータにはよく乗ります。とてもスムーズで高速のエレベータや毛布のような布が長期間貼り付けてあり修理中にしては長いなあと思うエレベータ、ガタガタガタとすごい音と揺れのあるエレベータ、お知らせをしてくれるエレベータなどいろいろです。
ランキングを付けてみようかしらと思ったことがあるほどです。因みに写真のエレベータはわたしのランキングBest 1 です。
昨年のいつ頃か忘れましたが、やはりお客さんの所に行った時、たまたまエレベータの扉が開いていたので飛び乗ったらこの新しい方式でした。
いつものようにボタンを押そうと思ったら、押しボタンがありません。「あれっ??」
びっくりしているわたしに同乗の男性が「乗る前に階を押しておかないといけないんだよ」と申し訳なさそうに教えてくれました。
同じように困っている人がいたのでしょうか、別にその男性が悪い訳ではないのに、とても同情してくれている感じでした。その後「じゃあわたしはどうすれば・・・」とそんな表情でその人を見てしまったので、その人は降りる時に「いっしょに降りて階を押したら」と言って去って行きました。
わたしは、やっと出会えたパネルに、行きたい階を押し無事にお客さんの所に行くことができました。
それが最初で、わたしらしく失敗をしました。
やれやれ。新しいことにびっくりさせられることが多いこの頃。年と共になかなか馴染めなくて、順応性が低下しているのを感じます。
あれからだいぶたちましたが、この方式は鮮烈にわたしの脳に記憶されていたので、今回得意先のエレベータ工事が始まった時には「来た来た、ここもあの方式に変わるのかな、気をつけよう」と気持ちの準備は十分でしたので、間違いなく乗る前に階を押して、ブログ用の写真も撮ることができました。
日本もこんなエレベータに移行しているのでしょうか。