徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

皇居 東御苑の梅

2007-01-14 | 日記
14日、三の丸尚蔵館から東京国立近代美術館にぬけるのに、東御苑の梅林坂をとおりががかると、写真の三脚を立てている人が。梅がもうすでに開花していました。二株に一輪、二輪と、ほんの咲き初めです。

ホームページhttp://www.kunaicho.go.jp/hanadayori/itiran.htmlによれば、ウメ(冬至梅・八重冬至)で、1月12日から咲きはじめたそうです。

例年と比べて早いのか遅いのか、そのへんは不明。
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M・ヤンソンス指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

2006-12-02 | 日記
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
2006年12月2日(土) 18:00開演
ミューザ川崎シンフォニーホール

【出演】
指揮:マリス・ヤンソンス

【曲目】
ベートーヴェン/エグモント序曲
ベートーヴェン/交響曲第8番 ヘ長調
ドヴォルザーク/交響曲第9番 ホ短調「新世界より」

アンコール
ブラームス:ハンガリー舞曲 第6番 ニ長調
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ハ長調 op.72-7


マリス・ヤンソンスの迫力ある指揮。各パーツをすみずみまで掌握し、繊細に奏でる音色は、美しい。

MUZA川崎は、ベルリンフィルハーモニーホールを原型としたワインヤード形式のコンサートホール。音響が素晴らしい。
ほとんど音楽会には出かけないが、たまたま先行予約を見つけ、抽選で当たった席は、2階左。マリス・ヤンソンスのタクトを振る迫力と繊細さそのまま伝わってくる。二時間あまり、一寸緊張しながら傾聴。

エグモント序曲は逸品。ベートーヴェンが技巧を凝らし自信作だったという交響曲第8番 ヘ長調は、繊細な指揮が光る。「新世界より」。音楽に無知で童謡「第2楽章」か軽音楽「第四楽章」に耳が慣らされてしまっていたが、これがロマン派の「新世界より」かと目覚めた。

私にとっては、4月のベルリンAlte Nationalgalerie Berlin、10月のウィーン美術アカデミー名品展にてドイツ・ロマン派の絵画にちょっと目覚めたこの一年を締めくくる12月に相応しいイベントだった。


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相国寺瑞春院

2006-08-19 | 日記
相国寺瑞春院

京都のホテルで今月の催し物を見ていたら相国寺瑞春院が特別公開になっているので訪れてみることにした。(7月22日から9月30日まで)

相国寺瑞春院は臨済宗相国寺派の塔頭寺院。
まずは方丈。今尾景年筆「孔雀の襖絵」、上田萬秋筆「雁の襖絵」などを拝見。水上勉の直木賞受賞作「雁の寺」の舞台として有名とのお話。水上勉が瑞春院にて雛僧として修行時の思い出をつづったのが「雁の寺」。彼は、あとで瑞春院を訪れ、実際は「孔雀の襖絵」しか見ていなかったはずなのに、「雁の絵」を見ていたと思い込んでいたと回想しているそうだ。修行僧の身では、「雁の絵」の部屋にははいれなかったはずだと。
庭園は,夢窓国師の作風を取り入れた室町時代風の池泉回遊式庭園。約1千坪の庭の中央に心字型の池を配し,東側には観音霊場にみたてた33個の赤石の滝組。京都の街中とは思えない静けさ。草木が綺麗に手入れしてあり、夏萩が咲いていた。5月に訪れると、珍しい花が咲くと伺ったが、樹木の名は失念。池のほとりには表千家不審庵写しの茶室「久昌庵」。この茶室への入口のつくばいが水琴窟となっている。

なお、特別拝観については京都市観光協会のホームページを調べれば掲載されていた。「京の夏の旅」定期観光バスのところ。別に定期観光バスに乗らなくても個人で拝観できる情報が書いてある。
(12日)
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京都にて

2006-08-12 | 日記
12日 京都
  • 元離宮 二条城;修学旅行以来はじめて訪問。国宝二の丸御殿の式台の間、大広間四の間は狩野探幽、黒書院は、狩野尚信(なおのぶ)の襖絵、白書院は、狩野興以(かのうこうい)または長信(ながのぶ)の作といっていましたが、すごいですね。二の丸庭園、本丸は今回始めて訪問。二の丸庭園の力強い石組みは、素晴らしいですね。本丸の現在の建物は、旧桂宮御殿の移築だそうで、菊の御紋がついていました。
  • 楽美術館
  • 茶道資料館 「茶道入門 ― 描かれた茶の風景 ―」
  • 相国寺 瑞春院(特別拝観)
  • 相国寺承天閣美術館「伝来の茶道具展」


    10日(前々日)は、名古屋(徳川美術館、国宝茶室如庵、国宝犬山城)
    11日(前日)は、京都(鞍馬、貴船、細見美術館、京博)
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    京都にて

    2006-08-11 | 日記
    11日 京都
  • 鞍馬寺
  • 鞍馬山霊宝殿「百の義経展」;義経の一生を34枚の細かいびっしりと書かれたパネルで振り返り、歴史を問うもの。読み出すと結構面白いのだが、なにしろ量が膨大、後白河法皇は大天狗と頼朝に言われたが、実際は梁塵秘抄を編纂した謡に凝った人間ではないかという件。頼朝がすべて悪くてたたられたというのが結論だったでしょうか。
      国宝毘沙門天像;左手をかざして遠くを眺める様は真に迫っています。ただし、この毘沙門天はご本尊ではなく、ご本尊は秘仏で公開されていない。
  • 鞍馬山霊宝殿を過ぎ、木の根道を歩きます。土が硬いため、木の根が地中に伸びないそうで、木の根が地表に出ています。気持ちよい山道です。天狗マーク(紋)の幔幕が奥の院魔王殿にかかっていて、鞍馬天狗の寺だと再認識。

  • 貴船神社;玉依姫が流れ着いたと言い伝えですから、上賀茂神社(風土記の玉依姫の話を思い出しました)の親戚です。和泉式部もお詣りした話が有名なようです。御神木の桂の木で、桂とは如何なる樹木かはじめて認識。下から枝が箒のように生えていて生命力を感じます。奥宮は、もともとの神社があったところだが、今はひっそりと祭られている。玉依姫が乗ってきた舟を石で隠した舟形石も、すでに苔に蒸していて由緒を感じる。それにしても、貴船神社のまわりは、川床料理の店ばかりであまりに俗化されていて残念です。排気ガスもくさいし、マイカー規制をすればいいのに。

  • 細見美術館「珠玉の日本美術 細見コレクション・リクエスト展06」
  • 京都国立博物館 「美のかけはし」常設展


    10日(前日)は、名古屋(徳川美術館、国宝茶室如庵、国宝犬山城)
    12日(翌日)は、京都(二条城、樂美術館、茶道資料館、相国寺瑞春院、承天閣美術館)
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    名古屋、犬山へ

    2006-08-10 | 日記
    10日 名古屋
  • 徳川美術館 常設展企画展「天下人たちの時代 -信長・秀吉・家康-」
  • 犬山名鉄ホテル 有楽苑内 国宝茶室如庵
  • 国宝犬山城
  • 犬山市文化史料館
       小牧・長久手合戦図屏風(正本) 6曲1隻
       黒塗菊桐蒔絵風呂桶 伝羽柴秀吉所用 1式9点
  • 犬山市からくり館(おまけ)

    38度の暑い中、犬山遊園から、国宝茶室如庵と国宝犬山城とを見て回りました。国宝茶室如庵は、織田有楽斎が1618年ごろに建てた茶室。昨秋に三井記念美術館の中にも再現されて中の造りついては拝見していました。三井が手放してこの犬山の地に今は在ります。例年春秋に数日間ずつ一般公開されるようですが、今回の訪問でも茶室の中を外部から覗くことはできましたので、とりあえず納得しました。再現されていた同じく有楽斎の茶席元庵も拝見。よくもまあ400年もこのような木造のあばら家が雨露しのいで残ったものです。1000円の入苑料はすこし高すぎる気もします。

    国宝犬山城に登城すると、長良川の向こうに岐阜の山々(山なみはまるで、池大雅のえがく湾曲した山)、そして反対側には小牧山がみえ、陣地争いには要所であったことを実感しました。

    犬山市文化史料館には、羽柴秀吉所用の蒔絵風呂桶はあまりに立派で吃驚。

    「ひつまぶし」で有名な、「あつた蓬莱軒」の支店(本店は熱田神宮にある)が栄の松坂屋名古屋本店にあることを事前に調べて、昼頃に訪れるました。20-30人の長蛇の列で断念。結局、夕食に名古屋駅のタワーズプラザ12Fの竹葉亭で江戸前のひつまぶしの賞味と相成りました。

    11日は、京都(鞍馬、貴船、細見美術館、京博)
    12日も、京都(二条城、樂美術館、茶道資料館、相国寺瑞春院、承天閣美術館)

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    奈良、京博「大絵巻展」は混雑で散々

    2006-05-05 | 日記
    元興寺、杉岡華邨書道美術館、御霊神社(牡丹が咲き乱れていました)、十輪院と周り奈良を後に。大和文華館を経て、京都へ。

    京都国立博物館によって「大絵巻展」に入場するが、混雑がひどくほとんど何もみれず、「鳥獣戯画」はまったく見ることできずに退散。「鳥獣戯画」は一時間待ちというのは、本当に一時間待たないと、展示の前に列が塒(とぐろ)を巻いているので、全く見れません。前売り券をもって一通りみたい普通の美術ファンを無視したミーハー重視の京都国立博物館です。なぜ当日券をバンバン売ってしまうのでしょうか。儲け主義です。この件は、また書きます。

    というわけで、終わり悪ければすべて失敗ということで散々でした。奈良国立博物館に行けばよかった。
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    奈良

    2006-05-04 | 日記
    吉野の山を朝降りて、奈良へ。法華寺、平城宮跡(遺溝展示館、平城宮跡資料館、東院庭園など。大極殿は工事中で2010年完成。朱雀門は回れず)を見て回りました。奈良泊。
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    吉野

    2006-05-03 | 日記
    吉野の桜は散っていると思いましたが、吉野へ出かけました。朝、東京を出発し、新幹線、近鉄、ロープウェイを乗り継いで吉野到着。竹林院庭園群芳院、西行庵、苔清水、金峰神社、源義経隠塔、高城山展望台、吉野水分(みくまり)神社、(歌舞伎「義経千本桜」で有名な)花矢倉、吉水神社(ここでは後醍醐天皇の座所、源義経潜居の間、義経の鎧、静御前の着物などの宝物を鑑賞)、金峯山寺の蔵王堂と仁王門(共に国宝)、銅の鳥居などを見て回りました。桜はちらほらと咲いてはいましたが、山を桜で染めたのは四月中旬のことのようでした。吉野泊。
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    佐倉の桜と白鳥

    2006-03-26 | 日記
    国立歴史民俗博物館で開催されている「日本の神々と祭り~神社とは何か~」が見たくて佐倉まで行ってきました。ついでに川村記念美術館で「企画展 マルク・シャガール ― ラ・フォンテーヌの『寓話 』―」を見てきました。ちょっと遠くて疲れてしまったので、その話は後日書くとして、川村記念美術館で撮った写真です。桜と白鳥です。ちょっと不思議な感じです。
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