徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

冬旅気分

2012-01-27 | 戯れ歌
東京から新大阪のへの新幹線にて詠む。
雲隠れ富士の高嶺は望めずも雪飛ぶ関みて冬旅気分
兵も雪の下に夢見るかゆるゆる走る窓の外にて

翌日、新大阪から東京への新幹線にて詠む。
魁夷のよう雪山白樹の関ヶ原、不二の雄姿にシャッター音
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吉野の奥千本にて

2006-05-03 | 戯れ歌
西行庵:奥千本に隠れる佇む庵。放浪の歌人西行が三年間幽居したという、山桜と紅葉の名所。近くに芭蕉句碑の立つ苔清水がある。


散る花を 踏み分け登る 苔清水 一句浮かばぬ もう一杯

見上げれば 花と望月 夢に見る 青葉繁れる 西行庵

願わずも 身も凍えて すぐ死ぬる 花咲く深山で 月明かり待てば


本歌「願わくば 花の下にて春死なん その如月の望月の頃」(西行法師 山歌集(上、春歌)):
この歌は、比叡山の雙林寺のホームページによれば、雙林寺にも西行堂があり、「晩年雙林寺で庵をむすび修行に明け暮れたことになっており、その庵前の桜のもとで詠まれたのではないかとも言われています。」また、雙林寺といえば、ご本尊の薬師如来天台宗開宗1200年記念 最澄と天台の国宝にて拝見しました。

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