館蔵 秋の優品展
絵画・墨跡と李朝の陶芸
2006年9月2日から10月22日
五島美術館
墨跡
蘭溪道隆墨跡「風蘭」偈 鎌倉時代・13世紀
蘭溪道隆(大覚禅師 1213―78)は、寛元四年(1246)に鎌倉幕府の執権北条時頼(1227―63)の招きで来日し、のちに鎌倉建長寺を開いた禅僧。中国宋時代の書家張即之(1186―1266)の影響を受けた強くきびきびとした筆跡が特徴。とのこと。

重要文化財 大休正念墨跡 天台石橋頌軸序 鎌倉時代・13世紀 文永甲戌初夏60歳の時の書。
大休正念(-1280)は、中国南宋の僧。1269年来日。
一山一寧墨跡「園林消暑」偈 鎌倉時代・14世紀
一山(1247―1317)は、正安元年(1299)に来朝した禅僧。儒学や詩文に秀で、五山の名僧として著名。特に草書体を得意とした。これは、晩年の草書の横幅の傑作。一山の語録に所載の詩。

重要文化財 宗峰妙超墨跡「梅溪」二大字 鎌倉時代・14世紀(展示予定期間9月2日-9月24日)
京都大徳寺の開祖宗峰妙超(大燈国師 1282―1337)が、弟子の宗智道人のために印可の証明として書き与えた道号。加賀前田家伝来。京都酬恩庵(薪寺)から、前田利常が年賦払いで購入した伝説がある。

虎関師錬墨跡 尺牘 鎌倉時代・14世紀
流暢な筆致
絶海中津墨跡 古詩 与南雄明上人;鎌倉時代・14世紀;天寧寺伝来
破庵祖先墨跡 詩偈 南宋時代・12-13世紀;草書二行書
兀庵普寧墨跡 法語 南宋時代・13世紀
重要文化財 馮子振墨跡 与無隠元晦語 元時代・14世紀
中峰明本墨跡「勧縁疏」 元時代・14世紀
中峰明本(1263―1323)は、中国元時代の禅林を代表する僧侶。住居「幻住庵」の虫喰が著しく、その復旧と台所の新築のために寄付を募る文。独特の筆跡を「笹葉中峰」と俗称する。

月江正印墨跡 送行偈 元時代・14世紀
石室祖瑛墨跡 餞別偈 元時代・至元3年(1337)書
(10日)
絵画・墨跡と李朝の陶芸
2006年9月2日から10月22日
五島美術館
墨跡
蘭溪道隆(大覚禅師 1213―78)は、寛元四年(1246)に鎌倉幕府の執権北条時頼(1227―63)の招きで来日し、のちに鎌倉建長寺を開いた禅僧。中国宋時代の書家張即之(1186―1266)の影響を受けた強くきびきびとした筆跡が特徴。とのこと。

大休正念(-1280)は、中国南宋の僧。1269年来日。
一山(1247―1317)は、正安元年(1299)に来朝した禅僧。儒学や詩文に秀で、五山の名僧として著名。特に草書体を得意とした。これは、晩年の草書の横幅の傑作。一山の語録に所載の詩。

京都大徳寺の開祖宗峰妙超(大燈国師 1282―1337)が、弟子の宗智道人のために印可の証明として書き与えた道号。加賀前田家伝来。京都酬恩庵(薪寺)から、前田利常が年賦払いで購入した伝説がある。

流暢な筆致
中峰明本(1263―1323)は、中国元時代の禅林を代表する僧侶。住居「幻住庵」の虫喰が著しく、その復旧と台所の新築のために寄付を募る文。独特の筆跡を「笹葉中峰」と俗称する。

(10日)
尚 今は表具をし直されています。