徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

1月の記録

2007-01-31 | 美術(Index)
1月の記録

展覧会(日付は鑑賞日)

  • 5日 戸方庵井上コレクション名品展 - 板橋区立美術館(終了)
  • 5日、23日 ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展 太田記念美術館 (前期1)前期2)(前期は終了)後期は 2月1日から12日、2月14日から25日
  • 7日 館蔵 花鳥画展 大倉集古館(前期は2/4まで, 後期 2/6-3/18)
  • 8日 これを見ずして江戸は語れない 特別展 江戸城 江戸東京博物館(3/4まで)

  • 13日 生誕120年 富本憲吉展 + 特別展示 富本憲吉の世田谷時代 世田谷美術館
  • 14日 福やござれ-寿ぎの美・新春に集う(前期)三の丸尚蔵館(前期は2/4まで, 後期 2/10-3/11)
  • 14日 平成18年度第4回所蔵作品展 近代日本の美術 + 特別公開 横山大観《生々流転》 東京国立近代美術館(前期 2/4まで、後期 2/6-3/4)

  • 17日 モーリス・ドニ展 パリ、オルセー美術館(終了)(2/22-5/20 Musee des Beaux-Arts de Motreal、モントリオール、6/21-9/25 Museo di Arte moderna et contemporanea di Trento et Rovereto)
  • 19日 ウッフィッツィ美術館Galleria degli Uffizi
  • 20日 サン・マルコ美術館Museo di San Marco
          アカデミア美術館Galleria dell'Accademia

  • 27日 博物館に初もうで 新春特別展示「亥と一富士二鷹三茄子」 東京国立博物館 本館
          博物館に初もうで 新春特集陳列「吉祥」 東京国立博物館 東京国立博物館 東洋館
          抵抗と恭順-明末清初の書人たち- 東京国立博物館 東洋館
          近代美術 東京国立博物館本館18室
          朝鮮の陶磁(小倉コレクションを中心に) 東京国立博物館 東洋館第10室
          宋~清時代の陶磁、中国の漆工 東京国立博物館 東洋館第5室

  • 27日 新春の寿ぎ―国宝雪松図、卯花墻を中心に― 三井記念美術館(終了)
  • 28日 都路華香展(前期) 東京国立近代美術館(前期 2/12まで、後期2/14-3/4)

    映画
  • All the King's Men(2006) @JL
  • A Beautiful Mind (2001) @JL


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    大観・観山・春草(2007)

    2007-01-30 | 美術(Index)
    大観・観山・春草(2007)

    大観・観山・春草の回顧展は頻繁に開催されるわけではないが、数点ずつは見る機会も多いので、今年は記録してみたい。期間は展示期間。


    横山大観(1868-1958)
    TNM 2007/1/2-2007/2/12
  • 横山大観 《松並木》1913
  • 横山大観 《雲中富士》

    特別公開 横山大観《生々流転》@MOMAT(2007/1/2-2/4)(記録はこちら
  • 横山大観《生々流転》(重要文化財)1923年
  • 横山大観《観音》 1912年頃
  • 横山大観《満ち来る朝潮》 1943年
  • 横山大観《南溟の夜》 1944年
  • 横山大観《或る日の太平洋》 1952年


    下村観山(1873-1930)
    TNM 2007/1/2-2007/2/12
  • 下村観山 《修羅道絵巻》1900


    菱田春草(1874-1911)
    TNM 2007/1/2-2007/2/12
  • 菱田春草 《微笑》1897 画像へのリンク

    MOMAT(2007/1/2-2/4)(記録はこちら
  • 菱田春草 《雀に鴉》1910
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    都路華香展(前期)  東京国立近代美術館

    2007-01-28 | 絵画
    都路華香展(前期)
    2007年1月19日から3月4日
    前期:2007年1月19日~2月12日
    後期:2月14日~3月4日
    東京国立近代美術館

    ちらしの《達磨図》(1917年頃、京都国立近代美術館蔵)。この絵は好みではないので、なかなかそそられず、殆どパスのつもりでいた。ところがjchzさんのBLOGを見ていて一寸気がかわってきた。京都画壇を代表する作家でありながら、「今や知る人ぞ知る存在」だという。

    そのつもりで、東京国立近代美術館のHPを見てみれば、都路華香(つじ・かこう、1871-1931)は、竹内栖鳳、菊池芳文、谷口香嶠とともに、「幸野楳嶺門下の四天王」と並び称された日本画家。門下からは冨田溪仙らを輩出。1932年の遺作展以来の本格的な回顧展。京都四条派の流れをくむ。ここまで言われててしまうと見ないわけにはいかない。

    よく見れば、前期と後期でかなり展示替えがある。ということで慌てて出かけてきた。

  • 2 秋霽 1895 絹本着色 軸装;橋本雅邦を慕って描いたという。手足や関節には漢画系統の描き方がなされている。確かに。
  • 3 大塔宮 1899 絹本着色 軸装 十念寺; 後醍醐天皇の第三皇子大塔宮護良親王は土牢に幽閉される図。ひげの柔らかい線。高貴な衣装が印象的。

  • 18 吉野の桜 1903 絹本着色 軸装 218.5x174.0 島屋史料館; 高島屋の企画した染織作品の下絵として制作されたもの。竹内栖鳳の《ベニスの月》、山本春挙《ロッキー山の雪》とあわせて三点組になる下絵の一点。「揺らぐ近代 日本画と洋画のはざまに」で見た片割れ。となる。わお。丹念に描かれて霞のような吉野の桜。

  • 33 松の月 1911 紙本墨画 軸装;題がなければ、満月を見落としそう。淡い墨色で満月の明るさをあらわす。晴れた日の樹木は、日高理恵子氏の作品(記録はこちら)の乾いた線とはちがった、朧月夜のような趣の湿った線。

  • 34 緑波 c. 1911 絹本金地着色 屏風(四曲一隻) Collection of Griffith and Patricia Way
  • 35 波千鳥 c. 1911 紙本墨画淡彩 屏風(六曲一双) Collection of Griffith and Patricia Way
    里帰り作品に二点。前者は緑のリズミカルなタッチ、後者は、墨で描かれたリズミカルな波模様の線が美しい。
  • 36 良夜 1912 紙本墨画 軸装 178.3x77.7 京都国立近代美術館
    リズミカルな波、モダンに描かれた眼鏡橋、空の筋目描、中州の墨を流したような表現など、多様な水墨技法を駆使し、それでいながら、明るい画面に仕上がっている。

  • 51 埴輪 1916 紙本着色 二曲一双 京都国立近代美術館;埴輪を制作する翁と娘。素晴らしい想像力に感服。

  • 61 春雪図 c. 1918 絹本着色 軸装 113.8x33.9
  • 63 雪中水禽図 c. 1918 絹本着色 軸装 124.5x41.0 Collection of Griffith and Patricia Way
    装飾的に水禽を描く。前者の水の深緑、後者の雪の表現が秀逸。

  • 65 好雨帰帆図 c. 1919 紙本墨画 軸装 183.0x93.6
  • 66 萬年台の夕 1920 紙本着色 額装 対 168.1x90.5 京都市美術館
  • 67 東莱里の朝 1920 紙本着色 額装 対 168.1x90.5 京都市美術館

  • 79 十牛図 c. 1927 紙本着色 軸装(十幅) (各)46.3x53.8 株式会社ボークス
    今回の最高傑作。河合忠次郎氏から霞中庵竹内栖鳳記念館の所蔵を経て、現在、ボークス社所蔵。
    前期は、前期は6図。尋牛図、見跡図、見牛図、得牛図、牧牛図、騎牛帰家図。
    鮮やかな秋の山水図の尋牛図、墨画の見跡図、橙色の背景に切り絵のように描かれた見牛図、青を背景に月夜の得牛図、緑を基調とした牧牛図、秋の収穫の頃を描いた騎牛帰家図。美しい色合いの六図にため息。見牛図については、図録で今井淳氏が、アッシジのジョットの壁画《聖フランチェスコ伝 小鳥への説法》との関連の可能性を指摘している。

  • 89 黙雷禅師肖像 1931 紙本着色 軸装 239.0x101.6 京都・霊洞院;絶筆。禅師への恩を絶筆として描いた。図録で話を読んで、涙がでてきた。

    日本画が好きな方にはMUSTの展覧会です。



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    新春の寿ぎ―国宝雪松図、卯花墻を中心に―

    2007-01-27 | 美術
    新春の寿ぎ―国宝雪松図、卯花墻を中心に―
    2006年1月4日から1月31日
    三井記念美術館

    開館記念特別展「美の伝統 三井家伝世の名宝」以来、三井記念美術館の所蔵品を、一年ぶりに拝見しに出かけた。

    「青磁浮牡丹文不遊環花入」(南宋から元)、「中興名物 玳皮盞」(南宋)、「伊賀耳付水指 銘閑居」「黒楽茶碗 銘雨雲 光悦」「国宝志野茶碗 銘卯花墻」「駿河町越後屋正月風景図 鳥居清長」「国宝 雪松図屏風 円山応挙」などが「三井家伝世の名宝」。

    「青磁浮牡丹文不遊環花入」は、一年前には見過ごしていたような気がしていたが、この一年青磁をかなり見てきて、名宝と得心。「国宝志野茶碗 銘卯花墻」は、やはり、そのひしゃげ方は、何度見ても不思議ですね。「駿河町越後屋正月風景図 鳥居清長」も得とみて、富士山が本当に三井本館と日本橋三越の間から望めたのでしょうか、などと思いながら鑑賞。

    茶道具の第一室。「珠光青磁茶碗 銘波蘭」出光美術館の珠光青磁茶碗よりも一寸大振り、いびつです。「薩摩甫十瓢茶入 銘十寸鏡」小ぶりで意匠も面白い。「色絵鱗文茶碗 野々村仁清」黒地の茶碗に色絵鱗文が口ふちに。「赤楽亀絵茶碗 三井高祐作」(1819)は、お庭焼き。

    円山応挙。「雪松図屏風 円山応挙」は何時見ても国宝の貫禄。しかし、如庵にかかっていた「福禄寿 円山応挙」(1790)、「大黒図 円山応挙」(1781)は、新春の寿ぎに床の間に掛けるならば、いいですね。やはり達筆です。

    山口素絢。「雪中松に鹿図屏風 山口素絢」は、ちょっとモダンな意匠。「百人一首歌留多 山口素絢」は、絵はイマイチだが、豪華絢爛、字が模様に埋もれて、遊ぶには大変そう。

    「女房三十六歌仙帖 土佐光起」土佐光起の描く女性とその衣装は絢爛。優品。
    「東福門院入内図屏風」昨年、重文指定となり、東京国立博物館で拝見した時には、どこに誰がいるかまではあまり確認しなかったが、今回は、東福門院の場所や、座して迎える公家の座席順等拝見して楽しむ。
    「放屁合戦絵巻」(室町時代)は、ちょっと尾籠ですね。
    「美人図」(江戸時代)は、寛政美人図に構図的には似ていますが、ちょっと時代が下るということでしょうか。

    「松島絵茶碗 永楽善五郎作」(2005)、「交趾竹水指 永楽善五郎作」(2005)、「黒地扇面絵手桶水指 永楽善五郎作」(2005)の3点。優美です。

    (27日)
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    ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展(前期)

    2007-01-23 | 絵画
    ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展(前期)(1/3-14)(1/16-26)
    L'EXPOSITION DES CHEFS-D'OEUVRE DU MUSE'E GUIMET
    2007年1月3日から2月25日
    前期 1月3日から14日、1月16日から26日
    後期 2月1日から12日、2月14日から25日
    太田記念美術館

    割引券 http://www.nhk-p.co.jp/tenran/ukiyoe/service200612.html

    前回の感想に追記して太字で記述。前期のみ作品は(緑字) 、後期のみ作品は(青字)にしました。

    いづつやさんのBLOGで混雑が予想され、さらに190点全てを拝見するには4回も足を運ばないと東京展は見切れないと判り、あわてて5日に出かけた。午後3時過ぎだったが、なんとスリッパが出払っている。こんなことははじめてだけに吃驚。土足でいれていただいた。もう1年以上前から、NHKで今回のギメ美術館展は報道されていたが(記事はこちら)漸くの開催の運びというところで、前宣伝が効きすぎというところだろうか?とはいえ、館内はそれほど混雑でもなくゆっくりと鑑賞できた。

    そして前半二回目、23日午前10時25分ぐらい、すでに長蛇の列。太田記念美術館で入場で並んだのは初めて。新日曜美術館の威力は絶大(迷惑)。とはいっても開館から5分ほどで入場できた。龍図、虎図に再度対面するのはあきらめて、版画のみ見て回る。一部展示替のために二度訪れる展覧会。料金的にも、時間的にも面白くはないが、それでも、二度目でも新たな発見のある展覧会だった。もともと発色がいい浮世絵が多数並んでいる、多数の絵師の作品がならんでいる、浮世絵はやはり細部に凝ったところがあり再発見がある、といったところが二度鑑賞しても楽しめる理由でしょうか?

    でも、この調子で混雑するとなると先が思いやられますね。




    展覧会は新発見の
  • 葛飾北斎 肉筆絹本双幅「龍図」と「虎図」(1849、後者が太田記念美術館蔵)
    から始まる。並んで掛けられている。地下1階で放映されていたビデオを先に見ればよかったのだが、それによれば、同じ九十老人卍筆、表装が同一というのが一つのポイント、もうひとつは阿吽で虎と龍が向かい合っていることなど。表装は中回し(紺地雲龍文金襴)、上下(緞子牡丹唐草文)、一文字、風帯までが同じ裂。などが決め手となり双幅の作品と判断されたとのこと。

    さらに、
  • 葛飾北斎 猿回し図 
  • 葛飾北斎 海老図扇面
  • 歌川広重 隅田川月景
  • 河鍋暁斎 釈迦如来図(2階展示室)
    が肉筆画。河鍋暁斎の作品は、ギメが暁斎からプレゼントされたものとのこと。

    版画の展示は、ほぼ時代順に多数の絵師をカバーするように構成されている。絵師ごとの説明も丁寧なので楽しめた。

  • 無款(杉村治兵衛)(和田酒盛)
  • 無款(杉村治兵衛)(静法楽の舞)
    杉村治兵衛の丹絵という類の版画。幕府の統制で古い話しか題材にとれなかったからでしょうか?闊達な画面が楽しい。

  • 鳥居清倍 (渡辺綱 羅生門)
  • 無款(鳥居清倍)(宇治川先陣 佐々木高綱)
  • 無款(鳥居清倍)(一の谷合戦 熊谷直実)

  • 奥村利信 稲荷祭礼衣笠道中 細版漆絵;赤の色が見事に残っている。

  • 二代鳥居清倍 二世市川海老蔵のういろう売り;外郎とは、建長寺開山の大覚禅師に従って唐からきた外郎というひとが小田原で作った家伝の妙薬「透頂香(とうちんこう)」のことだそうです。「初花隅田川」の粟津六郎の外郎売の場面。周囲は長台詞だそうです。外郎は薬だったのですね。
  • 鳥居清満 初世中村富十郎の比丘尼;

  • 鈴木春信 風俗四季哥仙 竹間鶯; 現在16図確認されている揃いもの。パリの宝石商Henri Vever寄贈。Henri Vever氏は、東博のコレクションを作った人物(記事はこちら)。優品の春信をたくさん有していたようで。二回目のときには、とらさんのBLOGを拝見していて、竹間鶯を目を凝らして確認
  • 鈴木春信 (蒸籠の傍らを歩く遊女)
  • 無款(鈴木春信)(花魁道中)

  • 磯田湖龍斎 近江国萩玉川;源俊頼「あすもこん 野路の玉川 はきこゑて 色なる浪に 月やとりけり」(千載和歌集)、衝立は白居易の漢詩。だそうで。教養が必要です。
  • 磯田湖龍斎 雛形若菜の初模様 竹屋内小式部
  • 雛形若菜の初模様 扇屋内からうた
  • 磯田湖龍斎 雛形若菜の初模様 四つ目屋内歌川
  • 雛形若菜の初模様 松葉屋内松人
    雛形若菜の初模様は、ファッション見本というのが良くわかります。「四つ目屋内歌川」の見栄をきったような所作がいいですね。

  • 北尾重政 浮世六玉川第六 紀伊空海
  • 北尾重政 遊女と禿
  • 北尾重政 (野葡萄を食べる兎)
    北尾重政は、最近の東博では状態のいい作品の展示が少なく、ぴんと来ていなかったが、今回のは優品。(野葡萄を食べる兎)はモダンで可愛らしい。

  • 歌川豊国 浮画雪見酒宴之図
  • 歌川豊国 浮絵駿河町呉服屋図
    遠近法の豊国。

  • 一筆斎文調 新かなや内 なゝまち
  • 一筆斎文調 二世市川雷蔵の牛若丸;牛若丸の見栄を切ったさま。カッコいい。
  • 一筆斎文調 二世市川八百蔵の奴軍助; 黒を背景にした引き締まった画面。所作がいい。
  • 一筆斎文調 二世市川門之助の小姓吉三と初世中村松江の八百屋お七
    一筆斎文調は、今回初めて着目しました。役者絵の所作が決まっています。

    役者絵と相撲絵が並ぶ
  • 勝川春章 二世市川八百蔵の半七と二世瀬川菊之丞の三勝
  • 勝川春章 西方 真鶴咲右衛門 武蔵野幸内
  • 勝川春章 東方 筆ノ海金右衛門 西方 関ノ戸八郎治 
  • 勝川春章 東方 小野川喜三郎;谷風とともに史上初の横綱免許というわりにはあまり強そうな気がしない。
  • 勝川春英 常山五郎吉 熊山庄太夫
  • 勝川春英 和田ヶ原甚四郎 鳴瀧文太夫
  • 勝川春英 陣幕嶋之助
  • 勝川春英 鹿間津滝右衛門 糸ヶ濱長治郎

  • 勝川春潮 (影向松)
  • 勝川春潮 誹風柳多留 美しひうへにも欲をたしなみて

  • 鳥居清長 武蔵棒弁慶 土佐房正順
  • 鳥居清長 睦月恋手取
  • 鳥居清長 美南見十二候 六月
  • 鳥居清長 当世遊里美人合 叉江凉
  • 鳥居清長 当世遊里美人合 (橘妓と若衆)
    清長の健康的な美人像というのが良くわかりました。

  • 喜多川歌麿 青楼尓和嘉鹿嶋踊 続 京町二丁目角かなや内 きよみ せきや たこと
  • 喜多川歌麿 (美保松原道中) 2枚続き
  • 喜多川歌麿 ひら野屋;おせよ17歳、少女らしさも漂っています。
  • 喜多川歌麿 娘日時計 午ノ刻;無線空摺の顔の輪郭が良くわかる。状態良。
  • 喜多川歌麿 娘日時計 申ノ刻
  • 喜多川歌麿 美人気量競 兵庫楼 雛琴;きせるを銜える姿が艶っぽい、歌麿らしい作品。
  • 喜多川歌麿 美人気量競 鶏舌楼 雛鶴
  • 喜多川歌麿 風俗浮世八景 閨中ノ夜雨
  • 喜多川歌麿 (浄瑠璃十二段草紙);艶やかな着物、発色もよく優品。

  • 鳥橋斎栄里 三ヶ津草嫁美人合 大坂道頓堀於兼
  • 鳥橋斎栄里 三ヶ之津草嫁美人合 京三条砂場於万
  • 鳥橋斎栄里 三ヶ之津草嫁美人合 江戸両国之於辰
    三ヶ津草嫁美人合の三枚もの、よくみれば着物が洒落ています。
  • 鳥橋斎栄里 江戸花京橋名取 (山東京伝);山東京伝がいい表情をしています。

  • 東洲斎写楽 二世坂東三津五郎の石井源蔵
  • 東洲斎写楽 二世瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木
  • 東洲斎写楽 嵐龍蔵の金貨石部金吉
  • 東洲斎写楽 三世坂東彦三郎の鷺坂左内
  • 東洲斎写楽 初世市川男女蔵の富田兵太郎と三世瀬川菊之丞の傾城かつらぎ;写楽の第2期の作品。役者を二人描く
  • 東洲斎写楽 二世瀬川雄次郎と松本米三郎
    「二世坂東三津五郎の石井源蔵」「二世瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木」「三世坂東彦三郎の鷺坂左内」の三点を見てて、髪の(生え際の)表現が細かな技術にリアリティを感じました。

  • 歌川豊国 (役者舞台之姿絵 やまとや)
  • 歌川豊国 役者舞台之姿絵 やまとや
  • 歌川豊国 風流七小町略姿絵 雨乞こまち;足をすっと出す姿が艶っぽい。吹き墨の手法。

  • 葛飾北斎 千絵の海 総州銚子
  • 葛飾北斎 千絵の海 絹川はちふせ
  • 葛飾北斎 百人一首うはか恵と起 源宗于朝臣;「やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思えば 」
  • 葛飾北斎 百人一首宇波か縁説 藤原道信朝臣:「明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな」
  • 葛飾北斎 百人一首乳母か絵とき 参議篁:「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海女の釣船」
    昨年の北斎展では疲れてしまって、ゆっくりと楽しめませんでしたが、今回は3首だけなので、歌と絵を比べて楽しみました。参議篁の海女は一寸おぼれ気味で怖いです。

  • 無款(柳々居辰斎)大橋
  • 無款(柳々居辰斎)両国
  • 無款(柳々居辰斎)真崎

  • (白梅に蟹)色紙版摺物;とてもめでたげ。細かい梅と蟹の表現。第2回目では一番魅力的だった作品。さすが摺物。
  • 岳亭五岳 (水辺に三匹の蟹)
  • 岳亭五岳 (三味線を持つ美人と猫)
    柳々居辰斎の風景画と岳亭五岳は、はじめての作家。

  • 歌川国貞 (虎)
  • 歌川国貞 花鳥風月 風;風を表現するとは。

  • 歌川貞秀 ほふじろ ざくろ

  • 歌川国芳 忠臣蔵十一段目夜討之図;2回目によく見ました。面白いです。壁を超える人物とか。
  • 歌川国芳 佃島
  • 歌川国芳 大森
  • 歌川国芳 東都富士見三十六景 佃沖晴天の不二

  • 歌川広重 近江八景之内 唐崎夜雨
  • 歌川広重 京都名所之内 祇園社雪中;2回目によく見ました。雪の表現が軟らかく風情があります。
  • 歌川広重 (雪中椿に雀)
  • 歌川広重 (雪中芦に鴨)
  • 歌川広重(花菖蒲に白鷺)
  • 歌川広重(牡丹)
  • 播州名所 高砂ノ浦真景
  • 歌川広重 六花撰之内 きくの花

    版本
  • 古代錦絵
  • 石川豊信 絵本東の森
  • 岳亭五岳 天保山勝景一覧
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    サン・マルコ美術館(フィレンツェ)

    2007-01-20 | 絵画
    サン・マルコ美術館(フィレンツェ)
    Museo di San Marco

    はじめてサン・マルコ美術館を訪れる。フラ・アンジェリコの受胎告知があるというぐらい予備知識しかなく訪れてしまった。一人でフィレンツェを鑑賞するとなると、入場料に加えてさらに入り口で公式ガイドブック9.5euroを購入しうろうろと回ることになる。

    公式ガイドブックの裏表紙によれば、
    ミケロッツォが1436年から1446年にかけて建設した修道院であったサン・マルコ美術館は、今もベアト・アンジェリコ(フラ・アンジェリコ)が描いた多くの素晴らしいフレスコ画が残り、ドメニコ修道会の記念すべき場所となっている。聖アントニーノ、ベアト・アンジェリコ、フラ・バルトロメオ、そして、ジロラマ・サヴォナローラといったドメニコ修道会の傑出した人物が生きた修道院で、今日になっても修道院の昔ながらの宗教的精神性が満ちている。

    正面玄関から入ると、修道院という雰囲気に圧倒される。繰り返すアーチの意匠の廊下が取り囲む聖アントニーノの中庭。パンジーが綺麗に植えてある。廊下の壁面はフレスコ画で飾らている。すこし歩くと「ベアト・アンジェリコ 礫刑のキリストを礼拝する聖ドメニコ」(1442)。深緑の背景が荘厳な印象をひときわ与える。聖ドメニコとその修道会の礫刑信仰を象徴。

    そして、オスピツィオの間。フィレンツェの教会、修道会のために制作したベアト・アンジェリコの数々の作品が、ここに一同に展示されている。「最後の審判(1425頃)」が印象的だった。上方中央の円内に描かれた主を中心とした構図、国際ゴシック様式で描かれ大地。

    参事会の間のフレスコ画 ベアト・アンジェリコ「キリスト礫刑と聖人たち」(1442)。これも壁の上方に描かれている。元は青地だったというから絢爛かつ荘厳であっただろう。

    そして、2階に上がれば、ベアト・アンジェリコ「受胎告知」(1442頃)が出迎えてくれる。「キリスト礫刑」ばかり描かれた修道院の中で、ここだけが天空の世界に一番近いといったところだろうか?ガイドブックに寄れば、このフレスコ画は新しい時代の到来を告げる三要素(アンジェリコ独特の光に満ちた表現、当時のフィレンツェの明快な建築様式の導入、厳格な空間配置と透視図法の適用)が集約している、とのこと。

    そして、廊下には小さな僧坊が並ぶ。一つ一つの僧坊にフレスコ画が描かれている。第一僧坊は「我に触れるな」、第二僧坊は「キリスト哀悼」、第三僧坊は「受胎告知」、第五僧坊も「受胎告知」などが続くが、後残りにはほとんどが「キリスト礫刑」。当時の修道院の生活が偲ばれ、面白い。それにしても、「キリスト礫刑」の描かれた僧坊で過ごすのと、「受胎告知」の描かれた僧坊で過ごすのでは、随分瞑想する内容も異なってくるだろうというのが実感。

    そして第一廊下の奥には、サヴォナローラの僧坊、一度に入れる人数に制限がある部屋。「シニョリーラ広場とサヴォナローラの殉教」の絵画があった。もしかして、これは数年前に来日したものか、それと同一の構図のものだろう。1498年4月23日の光景。サヴォナローラは、ロレンツォ・イル・マニフィコ(1449-92)の死後のメディチ家の没落を目論み、官能の快楽と美的情熱を非難し、絵画、楽器、詩集などをシニョリーラ広場で火の中に投ずるまでに至るが、その翌年1498年4月23日に同じ場所で殉教した。

    サン・マルコ美術館を見終わってみれば、ある意味ではベアト・アンジェリコのGalleriaであるのですが、やはり修道院の雰囲気がそのままそのまま伝わってくるMuseoであり、敬虔な気持ちになった。
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    Maurice Denis  @Muse'e d'Orsay

    2007-01-17 | 絵画
    Maurice Denis
    2006年10月31日から2007年1月21日
    Musée d'Orsay

    モーリス・ドニ展
    パリ、オルセー美術館

    オルセー美術館で開催されていたモリース・ドニ展を鑑賞してきました。各コーナーの説明は、フランス語がメインと少しだけ英語なのでピンときていないところもありますが、とりあえず。

    ナビ派のモーリス・ドニの大回顧展は、1970年のパリ、1994年のLyon以来だそうで、まだまだ研究途上とのこと。
    構成は、
    1. The decisive years
    2. Walls, Walls to decorate
    3. Passionate Intimates
    4. The Beautiful Icons
    5. The Love of Marthe
    6. Scentification of Nature(?)
    7. New Classicism
    8. The Beach and Studio
    9. The Secret memory
    10. Decorative imagination
    11. The Legend of Saint Hubert
    12. Psyche

    ナビ派とは何か?1890年の彼の有名な言葉”Remember that a painting before being a battle horse, a naked woman or any trivial detail – is essentially a flat surface covered with color in a particular, assembled order.” « Se rappeler qu'un tableau, avant d'être un cheval de bataille, une femme nue ou une quelconque anecdote, est essentiellement une surface plane recouverte de couleurs en un certain ordre assemblées. » (« Définition du Néo-traditionalisme », Revue Art et Critique, 30 août 1890)。 が、展覧会の冒頭で紹介される。そのほかにも著述が多数あるようで、引用がいたるところにある。

    まず、展覧会の構成に従って、主な作品を紹介すると
    Portratiy de l'artiste sous les arbres, ver 1891, private collection
    Marthe au piano, 1891, Musée d'Orsay
    でモーリス・ドニの自画像と最初の妻Martheの肖像画ではじまる。

    1.  The decisive yearsでは、宗教的な画題の展示
    Mystére de Pa^que, 1891, The Art Institute of Chicago
    Avril, 1892, Otterlo, Kröller-Müller Museum
    Soir d’octobre, 1891, Musée d'Orsay

    2. Walls, Walls to decorateでは、壁紙のような作品。
    Portrait de Madame Ranson au chat、vers1892, Musée départemental Maurice Denis,

    L'échelle dans le feuillage, 1893, Musée départemental Maurice Denis,


    3.  Passionate Intimatesでは、妻Martheを描いた作品。

    4. The Beautiful Iconsでは、ICONをいかに幻想的に描くかという小品。犬を描いた作品が可愛かった。

    5.The Love of Marthe
    ここでは、
    La Princesse dans la tour, 1894、private collection
    など主題はMartheではないが、主人公はMartheをモデルにした作品が並ぶ。

    6. Scentification of Nature(?)
    7. New Classicism
    この2節では、イタリア旅行などを経て、新古典主義と呼ばれる作品。

    Spring Landscape (Sacred Grove), 1897, Hermitage Museum, (エルミタージュ美術館へのリンク)
    Virginal Printemps, 1899, Private collection
    La Jeu de Volant, 1900, Musée d'Orsay
    とボッティチェリの春に触発された三美神を描いた作品などが並ぶ。

    さらに
    Homage to Cezanne. 1900. Musée d'Orsay, Paris, France

    8. The Beach and Studio
    この海岸での人物像を描いた作品は、なじみの深い主題。

    11. The Legend of Saint Hubert, 1897
    12. Psyche, 1906-1909
    この最後の2室が、室内装飾家としてデニの作品。

    The Legend of Saint Hubertは騎兵などがドラマティックに描かれる。 Baron Denys Cohinのために描かれたもの。
    Psycheは、ロシアの大コレクターIvan Morosovの寝室を飾るために描かれたもの。現在は、エルミタージュ美術館に所蔵されているが、それが始めてフランスでてんじされたというもの。7つの場面とさらに装飾のための6つ画面から構成されて、室内を飾る。
    (エルミタージュ美術館へのリンク)

    このほかにも、パリ市内の教会のフレスコ装飾として、La Pentecôte à l'église du Saint-Esprit de Paris.や、他の都市の教会の装飾も手がけていることが紹介されていた。

    ナビ派とは、モーリス・ドニの目指していたものは、装飾であり、日本人には親しみのある世界かもしれないとの感を深くしました。



    巡回予定
    2007年2月22日から5月20日 Musee des Beaux-Arts de Motreal
    2007年6月21日から9月25日 Museo di Arte moderna et contemporanea di Trento et Rovereto
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    映画 A Beautiful Mind (2001)

    2007-01-16 | Review
    A Beautiful Mind (2001)

    Directed by Ron Howard
    Starring
    Russell Crowe .... John Nash
    Ed Harris .... Parcher
    Jennifer Connelly .... Alicia Nash

    アカデミー賞でOSCARを4部門で受賞したときから見たいと思っていた映画。
    ノーベル賞を受賞した実在の天才数学者、ジョン・フォーブス・ナッシュ・ジュニアをモデルにした主人公の数奇な運命を描く。病気に負けずに、直らないままに立ち向かう人生と、それを支える妻に感動。そういう妻がいたらということで、Jennifer Connelly は、Best Actress in a Supporting Roleを受賞したのでしょうか。


    参考:
    ビューティフル・マインド(2001) - goo 映画
    imdb

    (@JL405)
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    映画 All the King's Men(2006)

    2007-01-15 | Review
    All the King's Men(2006)
     
    Directed by Steven Zaillian
    Writing credits (WGA)
    - Steven Zaillian (screenplay)
    - Robert Penn Warren (novel, Pulizter Prize 1947)

    Starring
    Sean Penn .... Willie Stark
    Jude Law .... Jack Burden

    急進派のポピュリストのルイジアナ州知事Huey Long(1893-1935)(Wikipedia Englishはこちら)の実話をもとにしたRobert Penn Warren のNOVEL"All the King's Men" が原作。原作は1947年にPulitzer Prize for the Novelを受賞。

    (ねたばれです)
    最近の洪水で貧困ぶりが日本でも有名になってしまったルイジアナの大恐慌後の政治ドラマ。Willie Stark は、ひょんなことから、急進的なポピュリストの政治家として知事に当選してしまう。程度は別にすれば、滋賀県知事とか、元長野県知事とかようなものです。彼のモットは"Every Man a King"。その民衆に訴えるSean Pennの演説の熱演がすごい。でも、彼のその政治手法は、BLACKMAILを多用して、対立する議会や有力者を黙らせるというもの。正義と思ったらば、手段を選ばない。その結果、最後には議会で暗殺されてしまう。こんなストリーです。一寸だけ甘酸っぱい初恋の話も平行して話が進みますので、少し和みます。

    あまりに正義が実現されない日本の政治状況を考えると、こういう映画が評価される米国とは政治意識が違うと考えさせられてしまいました。でも、急進的なポピュリストを生んだルイジアナは、相変わらず貧困な状況というのも、正義は役にたったのでしょうか?それとも彼が意志半ばにして暗殺されてしまったからでしょうか?

    1949年にも映画化されていて、リメイクになるわけだが、歴史になっているためか、原作の主張がキチンと再現されているとのこと。

    参考 imdb

    (@JL405)
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    所蔵作品展 近代日本の美術 東京国立近代美術館

    2007-01-15 | 絵画
    平成18年度第4回所蔵作品展 近代日本の美術
    2007年1月2日から2月4日(前期)、2月6日から3月4日
    東京国立近代美術館


    特別公開 横山大観《生々流転》(重要文化財)

    展示されていたのは、次の作品。
    横山大観《生々流転》(重要文化財)1923年
    横山大観《観音》 1912年頃
    横山大観《満ち来る朝潮》 1943年
    横山大観《南溟の夜》 1944年
    横山大観《或る日の太平洋》 1952年

    《生々流転》の40メートルを久々にゆっくりと眺めました。山、木々、流れ、霧、波、雲と流れるように丁寧に描かれています。
    《満ち来る朝潮》と《南溟の夜》の黒味を帯びた青が印象的でした。

    -4F-
  • 菱田春草 雀に鴉 1910 彩色紙本 二双の屏風;先日、散歩の途中で落葉した木々で数羽の雀がかしましく鳴いていた。そんな冬の風情を描いた大作。

  • 岸田劉生 B.L.の肖像(バーナード・リーチ像) 1913年; 富本憲吉に影響を与えたことがバーナード・リーチ。富本憲吉展で岸田劉生と富本憲吉が一緒に写真におさまっていたを思い出しました。
  • 岸田劉生 五福祥集 1928 絹本金地墨画;「揺らぐ近代 日本画と洋画のはざまに」ですね。

  • 竹内栖鳳 宿鴨宿鴉 1926 墨画紙本; 同じような構図が山種美術館で出ていましたね。

  • 伊原宇三郎 室内群像 1928-29 油彩 作者寄贈作品でした。

  • 木村荘八 永井荷風著『濹東綺譚』挿絵が展示されていた。

    -3F-
    この日本画のコーナは、本当に落ち着く作品が並びます。
  • 鏑木清方 弥生の節句 1934 彩色絹本 堀越友規子氏寄贈
  • 鏑木清方 初冬の花 1935 彩色絹本 堀越友規子氏寄贈
  • 菊池契月 涅歯(はくろめ) 1933 彩色紙本
  • 速水御舟 夜梅1930 彩色絹本;夜空を背景に梅の向こうに月明かりを描く。
  • 松岡映丘 屋島の義経 1929 彩色絹本
  • 川端龍子 金閣炎上1950 彩色紙本;炎を描くってやはり画家にとっては、魅力的な主題なのかなあ。

  • 茨木衫風 潜水艦の出撃 1942 墨画紙本 無期限貸与作品です。でもよく描けています。だから押収されてしまった。
  • 杉本、ヘンリー 我々のバス1943 油彩キャンバス 作者寄贈;こちらは米国で強制収用キャンプに収容された日系人を描いています。

  • 山辰雄 北国1966 彩色紙本 作者寄贈;黄土色の背景に女性と子。

  • ダイアン・アーバス Diane Arbusの写真、
    セントラルパークのベンチにすわる男と青年(1962)
    ハドソン街で見かけた十代のカップル(1963)
    はいはい競走の敗者(1967)など米国人の一面の真実を抉り出してしまう報道写真。

    (14日)
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