浄瑠璃物語絵巻
MOA美術館 併設展示作品
2007年10月24日まで
既報のとおり、岩佐又兵衛の浄瑠璃物語絵巻の全巻が、2年ぶりにMOA美術館で公開されていた。熱海を通る機会があったので、滞在時間1時間ということで、浄瑠璃物語絵巻を覘いてきた。
展示室6に拡げられていた。
(巻一)(三河国矢矧宿)
(巻二)笛の音、物見の段;牛若は「せみおれ」笛を吹く
(巻三)風くち;
(巻四)四季の段、姿見の段、枕問答の段、局入、忍入りの段
(巻五)やまとことばの段、精進問答の段、御座うつりの段
(巻六)別れ;
(巻七)(牛若の受難)
(巻八)(牛若の罹病)
(巻九)(牛若の死)
(巻十)(浄瑠璃の旅)
(巻十一)牛若の蘇生
(巻十二)五輪くだき;
牛若が、十五の春、秀衡を頼んで東国へ。三河国矢矧宿に泊まった夜。宿を抜け出した牛若は宿場で名高い長者の唐御所から聞こええる管弦の音に誘われる。牛若が、浄瑠璃の唐御殿の中に入り込んで浄瑠璃と契りを遂げる。牛若は東国に向かうが罹病して死んでしまう。浄瑠璃は牛若をさがしに旅に出る見つからない。浄瑠璃姫は母親に家を追い出され、身をやつし死ぬ。牛若は蘇生して、牛若は、付き人の冷泉のために冷泉寺を建立。浄瑠璃の母に復讐。浄瑠璃の墓の五輪塔が割れて、一片が義経に届き、金色の光を放ち飛び立つ。
巻二から巻五まで、唐御殿の中の様子は豪華絢爛(すべての段までは展示されていなかった.。一寸残念)。受難から死まで巻は、龍なども登場し奇譚。巻十二の、討入りは群集は見事に活写されている。
類型的な人物表現から又兵衛工房作とされているようだが、あまりに豪華絢爛な全般、奇譚、そして見事な群集表現。
山中常盤物語絵巻の全巻が展示される機会が待たれます。
(10月16日)
MOA美術館 併設展示作品
2007年10月24日まで
既報のとおり、岩佐又兵衛の浄瑠璃物語絵巻の全巻が、2年ぶりにMOA美術館で公開されていた。熱海を通る機会があったので、滞在時間1時間ということで、浄瑠璃物語絵巻を覘いてきた。
展示室6に拡げられていた。
(巻一)(三河国矢矧宿)
(巻二)笛の音、物見の段;牛若は「せみおれ」笛を吹く
(巻三)風くち;
(巻四)四季の段、姿見の段、枕問答の段、局入、忍入りの段
(巻五)やまとことばの段、精進問答の段、御座うつりの段
(巻六)別れ;
(巻七)(牛若の受難)
(巻八)(牛若の罹病)
(巻九)(牛若の死)
(巻十)(浄瑠璃の旅)
(巻十一)牛若の蘇生
(巻十二)五輪くだき;
牛若が、十五の春、秀衡を頼んで東国へ。三河国矢矧宿に泊まった夜。宿を抜け出した牛若は宿場で名高い長者の唐御所から聞こええる管弦の音に誘われる。牛若が、浄瑠璃の唐御殿の中に入り込んで浄瑠璃と契りを遂げる。牛若は東国に向かうが罹病して死んでしまう。浄瑠璃は牛若をさがしに旅に出る見つからない。浄瑠璃姫は母親に家を追い出され、身をやつし死ぬ。牛若は蘇生して、牛若は、付き人の冷泉のために冷泉寺を建立。浄瑠璃の母に復讐。浄瑠璃の墓の五輪塔が割れて、一片が義経に届き、金色の光を放ち飛び立つ。
巻二から巻五まで、唐御殿の中の様子は豪華絢爛(すべての段までは展示されていなかった.。一寸残念)。受難から死まで巻は、龍なども登場し奇譚。巻十二の、討入りは群集は見事に活写されている。
類型的な人物表現から又兵衛工房作とされているようだが、あまりに豪華絢爛な全般、奇譚、そして見事な群集表現。
山中常盤物語絵巻の全巻が展示される機会が待たれます。
(10月16日)
又兵衛の描く復讐譚はどれもこれもとても好きです。
『堀江物語』『山中常盤』『小栗判官』など…
この『浄瑠璃姫』も好きですが、なかなか見に行くチャンスがないのが残念です。
数年前千葉市美術館で回顧展がありましたが、ちょっと満足できなかったなーと思ってました。
又兵衛は浮世でなく憂き世を描いた面が強いとも思います。
彼の父・荒木村重の居城の跡地は今では公園風になっているようです。
伊丹には古い伝承もたくさんあります。
(なにしろ行基由来の池もありますから)
やっと全巻観ることができて、本当に
嬉しかったです。
山中常盤も堀江物語も順番に全巻公開
していただきたいと切に願っています。