松本竣介展

12月24日

#63 生誕100年記念　松本竣介展　＠世田谷美術館

《Y市の橋》、1943年、油彩、東京国立近代美術館
《立てる像》1942年 油彩 神奈川県立近代美術館
しか知らなかった。

《Y市の橋》1946年 油彩 京都国立近代美術館
は、戦火にあった橋。

前期のモダンなコラージュの作品は、時代の空気か、明るい作風。
《郊外》1937年 油彩 宮城県美術館
《都会》1940年 油彩 大原美術館

画家の像、三人、五人は、《立てる像》の前に描かれた作品のようだが、家族像として印象的。

肖像画は、藤田嗣治の影響か、
《黒いコート》1942年 油彩 個人蔵
など

遺作は、
《建物（青）》1948年　油彩　大川美術館
《彫刻と女》1948年　油彩　福岡市美術館

《Y市の橋》のイメージばかりだったが、多彩な手法を用いていたと見直した。

12月の記録

12月3日　

#59 マンチェスター大学ウィットワース美術館所蔵
巨匠たちの英国水彩画展　＠Bunkamuraザ・ミュージアム

トマス・ガーティン 《ピーターバラ大聖堂の西正面》
J.M.W.ターナー 《旧ウェルッシュ橋、シュロップシャー州シュルーズべリー》
J.M.W.ターナー 《アップナー城、ケント》
J.M. W.ターナー 《ルツェルン湖の月明かり、彼方にリギ山を望む》
ウィリアム・ブレイク 『ヨーロッパ』図版1、口絵、《日の老いたる者》
ジョン・エヴァレット・ミレイ 《ブラック・ブランズウィッカ―》
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 《窓辺の淑女》
他。
楽しめた。

12月15日　

#61 特別展　ZESHIN　柴田是真の漆工・漆絵・絵画＠根津美術館

約30年ぶりに、国内の優れた作品約120点を一堂に展示した展覧会。海外で収集されたコレクションとは違った日本人好みの作品だった。

12月24日　

#62 新装開館記念名品展
時代の美　五島美術館・大東急記念文庫の精華　＠
第2部　鎌倉・室町編　＠五島美術館

第二室もでき、大東急記念文庫も同時に展示されていた。

川村清雄 ２展

11月23日

#58 特別展「維新の洋画家―川村清雄」@江戸東京博物館

肖像画は、これらが、川村清雄とは。見覚えのある作品ばかり。
《勝海舟肖像》川村清雄画　明治16年(1883)頃
《天璋院像》川村清雄画　明治17年(1884)　川記念財団
《福澤諭吉肖像》川村清雄画明治34年(1901)頃慶應義塾大学

風景画は明るく西洋絵画らしい。
《巨岩海浜図》川村清雄画　大正－昭和初期　静岡県立美術館

《建国(けんこく)》（オルセー美術館蔵）は、素晴らしい。

　巨匠ティエポロの名画《聖ガエタヌスに現れる聖家族》（ヴェネツィア・アッカデミア美術館蔵）も来日。

　勝海舟(かつ かいしゅう)に捧げられた《形見の直垂(ひたたれ)（虫干）》（東京国立博物館蔵）は見そびれた。
　≪振天府≫は今度見に行かねば。

12月9日　

#60 もうひとつの川村清雄展＠目黒区美術館
（１）．川村清雄の修学時代
（２）．加島虎吉と川村清雄
《村上彦四郎（村上義光 錦御旗奪還図）》
《鸚鵡》他
（３）．青木藤作と川村清雄
（４）．『新婦人』『新小説』・装丁に見る川村の美意識
《洗心廣禄》幸田露伴　大正15年　志誠堂；装丁
《妄人妄語》（大正名著文庫１４）森鴎外　大正4年　志誠堂；装丁
この他に『新小説』（春陽堂）の表紙多数

江戸東京博物館、帰り際にいろいろ書籍を売っていたが、手に取ったのは、

	江戸城御庭番―徳川将軍の耳と目 (中公新書)
	クリエーター情報なし
	中央公論社