徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

機内にて。Connexion by Boeing

2005-09-29 | 日記
JL005便にて、ようやく日本に帰国。
Connexion by Boeingを利用して投稿。結構、快適です。
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MoMA

2005-09-26 | 美術
MoMA

ひさびさのMoMA訪問。今回は2度目。1回目は、MondiranBroadway Boogie Woogie. 1942-43やPollockなどが斬新で印象的だった。今回は、時間がなくて一寸のぞいただけだが、最近興味のあるマチス、ピカソを楽しく鑑賞。

- Paul Cézanne. The Bather. c. 1885 図版

- Vincent van Gogh. The Starry Night. Saint Rémy, June 1889 図版
Blueがいいですね。

-Pablo Picasso. Les Demoiselles d'Avignon. Paris, June-July 1907 図版
記念碑的な絵とピカソ美術館のカタログを読み、期待していた絵画。この絵は、色使いはローズPeriod(たとえばTwo Nudes. Paris, late 1906)であるが、三歩踏み出し、造形が自由になってしまったピカソの特徴がよく表れていることが、並んだ展示から納得。

-Henri Matisse. Male Model. Paris, c. 1900 図版
-Henri Matisse. Bather. Cavalière, summer 1909 図版
-Henri Matisse. Dance (I). Paris, Hôtel Biron, early 1909 図版
階段にあるので見逃すところでした。
-Henri Matisse. The Red Studio. Issy-les-Moulineaux, fall 1911. 図版
-Henri Matisse. The Moroccans. Issy-les-Moulineaux, late 1915 and fall 1916. 図版

- Henri Matisse, The Plum blossom, 1948 前の記事
キャンバスが見える状態で展示されていました。イヤホンガイドも当然ないので、まだ誰も新規購入とは気がついていません。

(9月27日)
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ピカソPicasso - グッゲンハイム美術館

2005-09-26 | 美術
ピカソPablo Picasso - グッゲンハイム美術館Guggenheim Museum

グッゲンハイム美術館には、Justin K. Thannhauser のコレクションが常設展示されている。彼はディーラの父と共にDer Blaue Reiter groupの最初の展覧会を提供し、1913年にPicassoの展覧会を実施いる。彼は、1963年にグッゲンハイム美術館に多くの絵画を寄贈し、それを記念した展示室。

その中で印象的だったのは、やはりピカソ。

The fourtheen of July, 1901
 カフェの様子を描く、暗いイメージ
Woman Ironing, 1904 図版
 (茶)褐色、必死にアイロンを押さえつける姿を描く。
Fernande with a Black Mantilla 、1905-1906 図版
 意識的に水をたらしたような技法を用いている
Still Life, 1906, FLower in Base,

Mandolin and Guitar (Mandoline et guitare), 1924.,図版

Woman with Yellow Hair (Femme aux cheveux jaunes), 1931.,図版
 Marie-Thérèseを描く。ピカソが17歳の1927年1月11日にパリのGaleries Lafayetteの前で出会ってから4年目の作品。
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カンディンスキーKandinsky - グッゲンハイム美術館

2005-09-26 | 美術
カンディンスキーKandinsky - グッゲンハイム美術館

常設展を鑑賞。ANNEX1室しかなく淋しいが、それでも下記は印象に残った。

Blue Mountain, 1908?09 図版
 青い山を背景に乗馬する女性たち
Landscape near Murnau with Locomotive, 1909
 白い雲、白い煙が印象的

Small Pleasures, June 1913 図版
 抽象の世界へ。すこし全体的に白味がかった画面

Several Circles (Einige Kreise), January- February 1926 図版
 黒地

CIrcle in Black, 1921
Blue Circle, 1922

Dominant Curve, April 1936 図版
 画面右上の生物は?


関連:カンディンスキーKandinsky - レーンバッハ美術館
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Russia ! - グッゲンハイム美術館Guggenheim Musuem

2005-09-26 | 美術
Russia - グッゲンハイム美術館Guggenheim Musuem

建築家フランク・ロイド・ライトの建物で有名なグッゲンハイム美術館Guggenheim Musuemを訪れる。

何故か、冷戦後以来最大のロシア美術展というのが開催されていた。螺旋階段は、ロシアのイコンからイデオロギー絵画を経て、現代絵画までつながっている。タイトルにも使われていた
Ivan Kramskoy, Unknown Woman, 1883. Oil on canvas, 75.6 x 99.1 cm. The State Tretyakov Gallery 図版の一部
は、確かに印象的な絵で、雪で霞のかかったロシアの風景を背景に、黒い外套をまとい馬車に乗る女性の肖像である。帽子や毛皮のつやから貴族なのであろう。印象派の影響を受けているのだろう。後は、ドイツロマン派の影響を受けた絵画などが印象的であった。

エルミタージュ美術館所蔵の展示がいくつか。

ヴァン・ダイクVan Dyckの自画像Self Portrait。
Anthony van Dyck. Self-Portrait. 1620-1621. Oil on canvas. The Hermitage, St. Petersburg, Russia. 図版
手を腰に添えタキシードを着てキリっと自信に見た表情。

エルミタージュ美術館のSergei Shchukin (b.1854–d.1936) and Ivan Morozov (b.1871–d.1921)のコレクションも展示されていて、セザンヌのLady in Blue, ca 1900, 図版。が鑑賞できた。

あとは、時間がないのに、珍しい展覧会ということでチケット購入にも時間を費やして、あわててみたので、あまり印象的な作品はなかった。

KandinskyとThe Thannhauser Collectionは別稿で。
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ラ・トゥールとフェルメール @ New York

2005-09-25 | 美術
ラ・トゥールGeorges de La TourとフェルメールJohannes Vermeerの作品がこんなにNew Yorkにあるとは思っていませんでした。

Georges de La Tour((French, 1593–1652)

メトロポリタン美術館The METに2点。両作品とも大作。

The Penitent Magdalen  闇に包まれ蝋燭の光に照らされたマグダラのマリアの横顔を描く。
The Fortune Teller, probably 1630s The Fortune Tellerに対する女性の眼差しが印象的。

フリック・コレクションThe Frick CollectionにはLa tourのレプリカまたは息子のÉtienneの作品ではと言われる作品が1点ある。

THE EDUCATION OF THE VIRGIN, Painted c. 1650.

過去のラ・トゥールのBlog: 「ラ・トゥール展始末記」@「図書」9月号

Johannes Vermeer (Dutch, 1632-1675)

メトロポリタン美術館The METにはリストによると5点あるらしい。3点ならんで展示されていた

Young Woman with a Water Pitcher, ca. 1662 女性の表情は明らかではない。壁とピッチャーの光の表現に目がいく。
Study of a Young Woman, probably ca. 1665-57 顔の表情と白い大きな襟の光と影と輝き。
Woman with a Lute, early 1660s
と別室に合った
A Maid Asleep, 1656-57
は鑑賞した。
Allegory of the Faith, ca. 1670
は見逃したので次回に鑑賞したい。

フリック・コレクションThe Frick Collectionでは3点を鑑賞。

Girl Interrupted at Her Music, c.1660
Officer and Laughing Girl, between 1655 and 1660
Mistress and Maid, probably between 1665 and 1670

1901年、1911年、1919年にそれぞれ購入したもの。Officer and Laughing Girlは、彼の作品の中で円熟期の作品の中で初期の1枚。鉛の窓枠の光の表現は、見飽きることがない。Mistress and Maidの女主人の黄色の立派な洋服と表情は、見ているものを幸せな気分にしてくれる。

過去のフェルメールのBlog:
海外美術館リスト
ドレスデン国立美術館展


  • 他のフリック・コレクション訪問のBLOGはこちら
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    マティス Matisse: The Fabric of Dreams @ The MET

    2005-09-25 | 美術
    マティス Matisse: The Fabric of Dreams His Art and His Textiles @ The MET
    June 23, 2005–September 25, 2005

    の最終日、メトロポリタン美術館The METにしては、まるで東京の展覧会のような大混雑の会場をざっと見て回りました。

    The length of Blue and White Toile de Jouy 青白の時代の模様
    -Still Life with Blue Tablecloth, 1909,The State Hermitage Museum, St. Petersburgがありました。

    Islamic Texitile イスラム模様の時代

    Odalisque
    ここが一番多く、同じような作品をマティスが何度も書いているのが分かります。
    -Seated Odalisque, 1926, MET
    -Decorative Figure on an Ornamental Ground, 1926, Musée National d'Art Moderne, Centre Georges Pompidou これと同一の構図が数枚
    -Purple Robe and Anemones, 1937, The Baltimore Museum of Art, Baltimore これと同一の構図も数枚

    Contemporary Fashion
    -Goldfish(1921/22), MoMA? MoMAの図版 金魚の4点(JuliaさんのBlogによれば)のうちの1つ。
    -Woman in Blue, 1937, Philadelphia Museum of Art, Philadelphia
    -The Young Woman in Yellow Dress and Tartan Dress, 1941, Musée National d'Art Moderne, Centre Georges Pompidou

    Romanian Blouses
    -The Green Romanian Blouse, 1939
    -The Dream, 1940, Private Collection

    African Velvets and cutouts 切り紙

    とさらに、多くのTextileが展示されていました。

    カタログは45$もしたので、流石に断念。

    作品のリンク(いつまで残っているか)

    (9月25日)
    コメント (3)
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    ロココRococo @ N.Y.

    2005-09-25 | 美術
    ホテルオークラでの展覧会:ヨーロッパと日本~きらめく女性たち~でフランソワ・ブーシェの《ラブレター》(1745)とジャン・マルク・ナティエの《ラ・フェルテ・アンボー公爵夫人》(1740)を見ていらい、ロココが見たくてたまらなかった。

    ミュンヘンのアルテピナコテークでは、ロココといえるものはMaurice Quentin de la Tour (1704 - 1788)のMademoiselle Ferrand Meditating on Newtonと Fragonardが1点など数点しか展示してなく一寸残念におもっていたのだが、今回のN.Y.のMETとFrick Collectionで何点かに出会えた。

    METでは、

    Mezzetin, probably 1718–20
    Jean Antoine Watteau (French, 1684–1721)
    図版

    The Interrupted Sleep, 1750
    François Boucher (French, 1703–1770)
    図版

    The Toilet of Venus, 1751
    François Boucher (French, 1703–1770)
    図版

    Madame Marsollier and Her Daughter, 1749
    Jean Marc Nattier (French, 1685–1766)
    図版


    Frick Collectionでは

    邸宅の壁にBoucherと Fragonardの連作をそれぞれ埋め込んだ部屋がある。どちらも夫人用の部屋だが、こんなロココの絵画で飾られた部屋にいると本当にお姫様気分になれるだろう。

    Boucher Room - Arts and Sciencesの連作, 1750-52
    the Fragonard Room - The Progress of Loveの連作,(J.P.Moraganから75万ドルで購入した。)

    そのほかにたとえば、
    Boucher - The Four Seasonsの連作, 1755
    があります。特にこの《冬》の女性の表情は非常に魅力的です。《夏》は水浴を描きFrick Collectionの唯一のヌードということ。

    Boucher, Madame Boucher, 1743

    Drouais, François-Hubert (1727-1775) The Comte and Chevalier de Choiseul as Savoyards, 1758

    図版はこちら


    上記のBoucherの作品は、Madame Boucherを除くとすべてルイXV世の愛人であったポンパドール夫人Madame de Pompadourの依頼による作品。また、FragonardのThe Progress of Loveは、同じくルイXV世の愛妾であったデュバリー夫人の注文によるもの(ただし、この絵は夫人から画家へ返却された)。

    このような作品が時を経て、米国の富豪のコレクションに加えられたのは一寸不思議な気もしたが、米国の富豪の邸宅を飾る絵画として、富豪の夫人たちが絵画の購入に意見をした結果として当然かもしれない。つまり、Boucherの描く世界は、史上はじめて女性が発注した絵画であり、女性の好みであったのかもしれない。そのような絵画を富豪の夫人が好んで不思議があろうか。

    同時期に収集されたコレクションとして、アルテ・ピナコテークの絵画のロココに力がはいっていないのも、国王ルードヴィッヒ1世やルードヴィッヒ皇太子が収集したからであり、当然かもしれない。

    ウィーンの美術史博物館でヌードが多く一寸辟易したが、やはり男性好みの絵が集められたのであろう。Frick Collectionでは、自宅の邸宅にヌードを飾ったりしないというのが20世紀はじめの富豪の道徳観であったのだろう。

    ロココの良き家庭を描いた絵画というのも、米国の富豪に好まれたもう一つのロココの分野であろう。ドールエDrouaisのショワーズール家の兄弟を描く絵画は、良き家庭の手本として、米国の富豪の宗教観にあっていたのだろう。

    ドールエの隣に、ルノワールRenoir, Pierre-Auguste (1841-1919)の Mother and Children, painted probably c.1876-1878という第二回印象派絵画展に出展された大作が飾られているが、それも、かわいらしい娘を描いた、良き家庭の象徴のような作品であり、通じるものがある。


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    マティス Matisse: The Fabric of Dreams @ The MET

    2005-09-25 | 美術
    Updateしました。
    (9月25日)
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    ブリューゲルのThe Harvesters @The MET

    2005-09-25 | 美術
    ブリューゲルのThe Harvesters - Pieter Bruegel the Elder @The MET

    メトロポリタン美術館The METでピーテル・ブリューゲル(父)Pieter Brueghel the Elder (1525-1569)の一年の季節を描いた連作の内の1つ The Harvesters, 1565, 119 x 162 cm; を鑑賞。画面いっぱいに広がる金色の収穫の様子と農民たちの空を見て休憩する姿。その色使いにほっとした気分なるとともに、生きているという実感を感じる。なぜか、昭和30年代から40年初めの高度成長期の日本映画を見ているような気分に。たとえば「キューポラの街」のような貧しいけど明るく生きる、のような。

    ウィーンの美術史博物館で3点は鑑賞したので、あとはプラハですが。。。

    過去のブリューゲルのBlog:
    ウィーンにて 美術史博物館 他
    ブリューゲル「雪中の狩人たち」と小氷河期 この連作の説明はこちらに書きましたのでご覧ください
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