2009年4月の記録
7日 「国の花,華やぐ」(第一期)(3/28から4/19)@三の丸尚蔵館
2 桜図屏風 跡見玉枝 昭和7年ネン(1932)
3 緋桜図 瀧和亭 1幅 明治初期(19世紀セイキ)
など
11日 筆墨の美―水墨画展 第一部 中国と日本の名品 @静嘉堂文庫美術館
国宝、重文が並ぶ。圧巻。秋に図録が発刊されるとのこと。
中国の水墨画
国宝 風雨山水図 伝馬遠 南宋時代 【展示期間:4月29日~5月6日】
国宝 禅機図断簡 智常禅師図 因陀羅筆 楚石梵題詩 元時代 14世紀
重文 羅漢図 牧溪筆 南宋時代 13世紀
重文 寒山図 元時代
栗鼠図 元時代 伝牧溪 葛叔英 14世紀
重美 十王図 第六変成王
重美 歳朝題詩図 李士達
重美 山水図 王思任
重美 月夜行旅図 関思
重文 松山図 張瑞図
重文 羅漢図冊 雪庵筆 元時代
日本の水墨画
重文 聴松軒図 室町時代
重文 蜀山図 室町時代
重文 三益斎図 室町時代
重文 洞山良价禅師図 丘翁蔵丘
朝暾曳馬図 英一蝶 江戸時代;馬と可愛らしい馬子の姿が水面に映る
など
11日 開館45周年記念 春季展 畠山記念館名品展―季節の書画と茶道具―(前期) @畠山記念館
清滝権現像が見たくて訪れた。
賀歌切 伝 藤原佐理筆(4/11~5/14)
重文「春景山水図」横川景三賛(4/11~5/14)
重文「清滝権現像」(4/11~4/28) 醍醐寺、田中光顕伯、原三渓旧蔵
流転の経緯は田中親美 平安朝美の蘇生に捧げた百年の生涯の名品名筆の思い出の項に書いた。
彫三島茶碗
共筒茶杓 銘 青苔 小堀遠州作
瀬戸茶入 銘 滝浪
重文 備前火襷水指 藤田家旧蔵
重美 四季草花図屏風 渡辺始興筆(4/11~5/14)
重美 蔦の細道蒔絵硯箱(4/11~5/14)
色絵絵替土器皿 尾形乾山作
など
11日 ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち @ 国立新美術館
《少女のミイラと棺》 古代エジプト美術部門 新王国、ラメセス朝時代、おそらく第19王朝(前1295-前1186年頃)
ジョシュア・レノルズ《マスター・ヘア》 1788年
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス》1517年頃
《葡萄を収穫するアモールのタピスリー》 古代エジプト美術部門 4~5世紀;大津絵のような味わい
11日 一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子 @サントリー美術館
弘化3年(1846)、薩摩藩主・27代島津斉興が始めた薩摩のガラス産業は、息子・斉彬(なりあきら)の代に飛躍的な成長。しかし文久3年(1863)、薩英戦争によってガラス工場が破壊されると、その製造は衰退の一途をたどります。薬の瓶を製造するためにはじまったようだが、江戸切子、ボヘミアガラスなどの技術を取り入れたよう。
緑や黄色の切子は珍しいようだ。献上品として用いられたことも多く、現存する器は将軍家や大名家に伝来したものも多いようだ。
11日 ジャパニーズ・ビューティ -浮世絵にみる日本女性の美- @太田記念美術館
12日 平成20年度 横浜開港資料館 第4回企画展示
開港150周年記念 横浜開港と宣教師 -翻訳聖書の誕生- @横浜開港資料館
14日 興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」 @東京国立博物館 平成館
阿修羅がライトアップされ、美として展示されていた。1300年前の彫刻としては表情が素晴らしい。それにしてもどの仏像(彫刻)もリアリズム。
橘夫人の念持仏と伝えられる阿弥陀三尊像(国宝、奈良・法隆寺蔵)もよかった。
14日 本館 特集陳列、平常展
特集陳列 酒呑童子
本館 特別1室・特別2室:2009/3/24~2009/4/19
「酒呑童子絵扇面」が展示される。
『酒呑童子(しゅてんどうじ)』は、源頼光が家来の四天王、渡辺綱・坂田公時・碓井貞光・卜部末武と藤原保昌を引き連れ、八幡・住吉・熊野の神々の加護を得て、都から娘をさらう鬼神、酒呑童子を退治する物語だというが、はじめて筋をおった。楽しめた。
平常展
国宝 花下遊楽図屏風 狩野長信筆
浮世絵は春信が6点も展示されていた。他に
重美 窪俊満 桜下喫煙二美人 A-10569-345
重美 窪俊満 夜景内外の図 A-10569-335-337;黒をベースにしたシックな作品
鳥居清長 見立浄瑠璃姫牛若丸 A-10569-795-797
鳥居清長 飛鳥山花見 A-10569-1119-1121
など
18日 日仏交流150周年記念
特別展「Story of …」
カルティエ クリエイション~めぐり逢う美の記憶 @東京国立博物館 表慶館
素晴らしいデザインと宝石が並ぶ。意外に楽しめる。女性たちが列が全然進まないのが難。
18日 TNM&TOPPANミュージアムシアター
「世界遺産クレムリン ロシア皇帝の祈りの空間」
~バーチャルリアリティで巡る、ウスペンスキー大聖堂~ 上映
教会の英語表記は、The Assumption Cathedral。
正確には、The Dormition of the Theotokosの信仰ということで、聖母が眠りに就く、ということで
Assumption(聖母昇天)とはすこし図像イコンがことなるようだ。
24日 ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画 @国立西洋美術館
25日 山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年(後期)@府中市美術館
30日 春季展示 「近代絵画、セザンヌから梅原・安井まで」@永青文庫
ポール・セザンヌ(1839~1906) 「登り道」※5/6まで 1867年
梅原龍三郎(1888~1986) 「紫禁城」 1940年
梅原龍三郎(1888~1986) 「唐美人図」 1950年;唐三彩とともに展示。
安井曾太郎(1888~1955) 「承徳の喇嘛廟」 1937年
安井曾太郎(1888~1955) 「連雲の町(一)」 1944年
藤島武二(1867~1943) 「裸婦像」 明治時代後期~昭和初期
久米民十郎(1893~1923) 「支那の踊り」 1920年頃;2007年の新発見だそうだ。久米民十郎の作品はほとんど現存しないとのこと。
30日 横山大観と木村武山 @野間記念館
木村武山 慈母観音 など
30日 平成21年新指定国宝・重要文化財 @東京国立博物館
国宝 土偶 青森県八戸市風張1遺跡出土 縄文時代・紀元前15~紀元前10世紀 青森・八戸市蔵
重要文化財 白衣観音図 室町時代・15世紀 京都・東福寺蔵
重要文化財 銅造菩薩立像 飛鳥時代・7世紀 新潟・関山神社蔵
重要文化財 二彩獅子 長次郎作 安土桃山時代・天正2年(1574) 京都・樂美術館蔵
重要文化財 春日懐紙(紙背春日本万葉集) 鎌倉時代・13世紀 石川県立歴史博物館蔵
重要文化財 越中国射水郡鳴戸村墾田図(麻布) 奈良時代・天平宝字3年(759) 奈良国立博物館蔵
重要文化財 映画フィルム「紅葉狩」 撮影=明治32年(1899)・フィルム=昭和2年(1927)
重要文化財 弄玉仙図 岩佐勝以筆 千葉・摘水軒記念文化振興財団蔵
重要文化財 菜蟲譜 伊藤若冲筆 栃木・佐野市立吉澤記念美術館
重要文化財 顕季集 1帖 東京・大東急記念文庫蔵
重要文化財 興風集 1帖 兵庫・大阪青山歴史文学博物館蔵 定家筆
など
30日 平常展 浮世絵 @東京国立博物館
重文 鳥居清倍筆 市川団十郎の竹抜き五郎 江戸時代・元禄10年(1697) A-10569-419 大々判 丹絵
ほか
30日 浮世絵ベルギーロイヤルコレクション @日本橋高島屋
春信のほかに
84.-94. 喜多川歌麿 青楼十二時 続 ;ベルギー王立美術歴史博物館
236.-246.喜多川歌麿 高名美人見立て忠臣蔵 十二段つゞき 初だんから第十一だんめ;ベルギー王立図書館
など
京都に行かなくとも一応全点見れた(?)
これだけみれて18:00以降ならば500円なのだからお得です。
2 桜図屏風 跡見玉枝 昭和7年ネン(1932)
3 緋桜図 瀧和亭 1幅 明治初期(19世紀セイキ)
など
国宝、重文が並ぶ。圧巻。秋に図録が発刊されるとのこと。
中国の水墨画
国宝 風雨山水図 伝馬遠 南宋時代 【展示期間:4月29日~5月6日】
国宝 禅機図断簡 智常禅師図 因陀羅筆 楚石梵題詩 元時代 14世紀
重文 羅漢図 牧溪筆 南宋時代 13世紀
重文 寒山図 元時代
栗鼠図 元時代 伝牧溪 葛叔英 14世紀
重美 十王図 第六変成王
重美 歳朝題詩図 李士達
重美 山水図 王思任
重美 月夜行旅図 関思
重文 松山図 張瑞図
重文 羅漢図冊 雪庵筆 元時代
日本の水墨画
重文 聴松軒図 室町時代
重文 蜀山図 室町時代
重文 三益斎図 室町時代
重文 洞山良价禅師図 丘翁蔵丘
朝暾曳馬図 英一蝶 江戸時代;馬と可愛らしい馬子の姿が水面に映る
など
清滝権現像が見たくて訪れた。
賀歌切 伝 藤原佐理筆(4/11~5/14)
重文「春景山水図」横川景三賛(4/11~5/14)
重文「清滝権現像」(4/11~4/28) 醍醐寺、田中光顕伯、原三渓旧蔵
流転の経緯は田中親美 平安朝美の蘇生に捧げた百年の生涯の名品名筆の思い出の項に書いた。
彫三島茶碗
共筒茶杓 銘 青苔 小堀遠州作
瀬戸茶入 銘 滝浪
重文 備前火襷水指 藤田家旧蔵
重美 四季草花図屏風 渡辺始興筆(4/11~5/14)
重美 蔦の細道蒔絵硯箱(4/11~5/14)
色絵絵替土器皿 尾形乾山作
など
《少女のミイラと棺》 古代エジプト美術部門 新王国、ラメセス朝時代、おそらく第19王朝(前1295-前1186年頃)
ジョシュア・レノルズ《マスター・ヘア》 1788年
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス》1517年頃
《葡萄を収穫するアモールのタピスリー》 古代エジプト美術部門 4~5世紀;大津絵のような味わい
弘化3年(1846)、薩摩藩主・27代島津斉興が始めた薩摩のガラス産業は、息子・斉彬(なりあきら)の代に飛躍的な成長。しかし文久3年(1863)、薩英戦争によってガラス工場が破壊されると、その製造は衰退の一途をたどります。薬の瓶を製造するためにはじまったようだが、江戸切子、ボヘミアガラスなどの技術を取り入れたよう。
緑や黄色の切子は珍しいようだ。献上品として用いられたことも多く、現存する器は将軍家や大名家に伝来したものも多いようだ。
開港150周年記念 横浜開港と宣教師 -翻訳聖書の誕生- @横浜開港資料館
阿修羅がライトアップされ、美として展示されていた。1300年前の彫刻としては表情が素晴らしい。それにしてもどの仏像(彫刻)もリアリズム。
橘夫人の念持仏と伝えられる阿弥陀三尊像(国宝、奈良・法隆寺蔵)もよかった。
特集陳列 酒呑童子
本館 特別1室・特別2室:2009/3/24~2009/4/19
「酒呑童子絵扇面」が展示される。
『酒呑童子(しゅてんどうじ)』は、源頼光が家来の四天王、渡辺綱・坂田公時・碓井貞光・卜部末武と藤原保昌を引き連れ、八幡・住吉・熊野の神々の加護を得て、都から娘をさらう鬼神、酒呑童子を退治する物語だというが、はじめて筋をおった。楽しめた。
平常展
国宝 花下遊楽図屏風 狩野長信筆
浮世絵は春信が6点も展示されていた。他に
重美 窪俊満 桜下喫煙二美人 A-10569-345
重美 窪俊満 夜景内外の図 A-10569-335-337;黒をベースにしたシックな作品
鳥居清長 見立浄瑠璃姫牛若丸 A-10569-795-797
鳥居清長 飛鳥山花見 A-10569-1119-1121
など
特別展「Story of …」
カルティエ クリエイション~めぐり逢う美の記憶 @東京国立博物館 表慶館
素晴らしいデザインと宝石が並ぶ。意外に楽しめる。女性たちが列が全然進まないのが難。
「世界遺産クレムリン ロシア皇帝の祈りの空間」
~バーチャルリアリティで巡る、ウスペンスキー大聖堂~ 上映
教会の英語表記は、The Assumption Cathedral。
正確には、The Dormition of the Theotokosの信仰ということで、聖母が眠りに就く、ということで
Assumption(聖母昇天)とはすこし図像イコンがことなるようだ。
ポール・セザンヌ(1839~1906) 「登り道」※5/6まで 1867年
梅原龍三郎(1888~1986) 「紫禁城」 1940年
梅原龍三郎(1888~1986) 「唐美人図」 1950年;唐三彩とともに展示。
安井曾太郎(1888~1955) 「承徳の喇嘛廟」 1937年
安井曾太郎(1888~1955) 「連雲の町(一)」 1944年
藤島武二(1867~1943) 「裸婦像」 明治時代後期~昭和初期
久米民十郎(1893~1923) 「支那の踊り」 1920年頃;2007年の新発見だそうだ。久米民十郎の作品はほとんど現存しないとのこと。
木村武山 慈母観音 など
国宝 土偶 青森県八戸市風張1遺跡出土 縄文時代・紀元前15~紀元前10世紀 青森・八戸市蔵
重要文化財 白衣観音図 室町時代・15世紀 京都・東福寺蔵
重要文化財 銅造菩薩立像 飛鳥時代・7世紀 新潟・関山神社蔵
重要文化財 二彩獅子 長次郎作 安土桃山時代・天正2年(1574) 京都・樂美術館蔵
重要文化財 春日懐紙(紙背春日本万葉集) 鎌倉時代・13世紀 石川県立歴史博物館蔵
重要文化財 越中国射水郡鳴戸村墾田図(麻布) 奈良時代・天平宝字3年(759) 奈良国立博物館蔵
重要文化財 映画フィルム「紅葉狩」 撮影=明治32年(1899)・フィルム=昭和2年(1927)
重要文化財 弄玉仙図 岩佐勝以筆 千葉・摘水軒記念文化振興財団蔵
重要文化財 菜蟲譜 伊藤若冲筆 栃木・佐野市立吉澤記念美術館
重要文化財 顕季集 1帖 東京・大東急記念文庫蔵
重要文化財 興風集 1帖 兵庫・大阪青山歴史文学博物館蔵 定家筆
など
重文 鳥居清倍筆 市川団十郎の竹抜き五郎 江戸時代・元禄10年(1697) A-10569-419 大々判 丹絵
ほか
春信のほかに
84.-94. 喜多川歌麿 青楼十二時 続 ;ベルギー王立美術歴史博物館
236.-246.喜多川歌麿 高名美人見立て忠臣蔵 十二段つゞき 初だんから第十一だんめ;ベルギー王立図書館
など
京都に行かなくとも一応全点見れた(?)
これだけみれて18:00以降ならば500円なのだからお得です。