プラド美術館展は、何度開催されているので、今回はどうしようかとは思いながらも、あまり期待しないで訪れた。小品ばかりだが、見ごたえのある作品が並んでいた。帰ってWEBで見てみると、展示リストの冒頭に、「本展覧会は、2013 年に国立プラド美術館で開催され、2014 年にバルセロナに巡回した、 プラド美術館所蔵品による展覧会 La belleza encerrada (Captive Beauty) を再構成 したものである。」プラド美術館自体の企画した展覧会だから、それもそのはず。有名な画家の優品が目白押し。
5 ヒエロニムス・ボス [1450年頃-1516年] 《愚者の石の除去》 1500-10年頃
油彩、板 48.5×34.5 cm キャビネット・ペインティング 王室コレクション
Hieronymous Bosch Extraction of the Stone of Madness
42 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ[1617年-1682年] 《ロザリオの聖母》 1650-55年
油彩、カンヴァス 166×112 cm 礼拝画 王室コレクション
Bartolomé Esteban Murillo, The Virgin of the Rosary
24
ディエゴ・ベラスケス[1599年-1660年] 《ローマ、ヴィラ・メディチの庭園》 1629-30年
油彩、カンヴァス 48.5×43 cm 王室コレクション
Diego Velázquez, View of the Gardens at the Villa Medici, Rome
88 フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス[1746年-1828年] 《トビアスと天使》 1787年頃
油彩、カンヴァス 63.5×51.5 cm 礼拝画 2003年に購入
Francisco de Goya y Lucientes, Tobias and the Angel
が見どころガイドに掲載されているが、
Gerard David, The Virgin and Child with Angels
Titian, Christ bearing the Cross
Jan Brueghel “the Elder”, Mule Train and Gypsies in a Forest
Jan Brueghel “the Younger", Abundance
などなど。
こちらも、ウィーン美術史美術館の所蔵品。やはりすごかった。ルネサンスからバロック中心に作品が並んでいる。レアンドロ・バッサーノの月暦画には吃驚。
ホーホストラーテンの画家《聖母子と聖カタリナと聖バルバラ》1510年頃 油彩・板
ダーフィット・テニールス(子)《レオポルト・ヴィルヘルム大公のギャラリー》に描かれている次の2点。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《タンバリンを演奏する子ども》1510–15年頃 油彩・キャンヴァス
ドッソ・ドッシ(通称) 《聖ヒエロニムス》1517-19年頃 油彩・キャンヴァス
南ネーデルラントの画家《東方三博士の礼拝》1520年頃 油彩・板
ヨアヒム・パティニール《聖カタリナの車輪の奇跡》1515年以前 油彩・板
ルーカス・ファン・ファルケンボルフ《夏の風景(7月または8月)》1585年 油彩・キャンヴァス
レアンドロ・バッサーノ(通称)《5月》1580–85年頃 油彩・キャンヴァス
アールト・ファン・デル・ネール《月明かりの下の船のある川の風景》1665–70年頃 油彩・キャンヴァス