5月16日(月)は祝日だった。パリで、観光するには最悪の日。店舗の半分は休み。美術館のほとんどが休みである。
アンバリッド廃兵院へ。MUSEE DE L'ARMEEは、ドゴール将軍から第二次世界大戦の展示は、英語の説明もあったが、気合がはいらず、見飛ばす。フランスでは、第二次世界大戦をどう教えているのか興味があるところ。第三帝国の範図の広かったこと、U-BOATが大西洋の覇権に大きな影響があったこと、ドゴールの1940年6月18日のBBCの放送、VICHYの政府、ノルマンディー作戦、パリ解放、5月8日がドイツがベルリンで無条件降伏をした日、ガダルカナル戦、というような展示がある(というより、そこまでしか理解できず)。MAY8という日は重要性は、EUの日という旗が街中でなびいていたが、日本人の知らない日ではある。
WESTWINGは、改装中。EASTWINGは、1650からナポレオンまでを展示する。フランス語の展示ばかりで退屈。ナポレオンのデスマスク、Nのマークの馬の剥製、キャンプなどが印象的。また、19世紀半ばのコスチュームは、クリミア戦争のナイチンゲールを思い出すような現代的な印象。
ナポレオンの墓は、不思議な感じがする。なぜこんなに立派なのか。1840年とはそういう時代だったのか。
コンコルド広場からASSEMBLEE NATIONALEの前を通り、ひたすら歩いて、アンバリッド廃兵院に到着したわけだが、コンコルド広場も、フランス革命のギロチンの処刑がされた現場。疲れたのも、血なまぐさいところを今日は歩いたせいか。
P.S. 2006年になり
「ナポレオンとヴェルサイユ展」 江戸東京博物館でナポレオンの墓がなぜ立派か分かりました。