中国・青磁のきらめき ―水色から青、緑色の世界―
2007年6月16日から7月29日
静嘉堂文庫美術館
静嘉堂文庫美術館。一寸交通が不便だが、慣れてくるといい散歩道である。二子玉川の駅を降りて、玉川高島屋の脇を通り、砧線の廃線跡の遊歩道を歩く、暫く歩いて左にまがり住宅街を抜けて、旧玉川まで歩けば、もう静嘉堂文庫の入り口だ。静嘉堂文庫の敷地内の青く繁った樹木では鶯が啼いていた。二十分弱だ。
さて今回の展示は中国青磁。なかなか見ごたえのある展覧会でした。
越州窯(北宋)は2点。
耀州窯
耀州窯「青磁刻花花喰鳥文枕」北宋時代(11-12世紀);こちらは世界的に有名ということで自慢の一品。実は、中国陶磁 美を鑑るこころ(泉屋博古館分館)で拝見したときのほうが、感動しました。展示の方法が良かったのか、照明の具合か、良かったのか。
鈞窯
鈞窯「澱青釉紫紅班双耳香炉」元時代(14世紀);中央のガラスケージに展示されていた。一寸大き目の香炉、澱青釉に紫紅班がおしゃれ。
鈞窯「澱青釉鉢」金から元時代(12世紀から13世紀);F.プリンクリー旧蔵。大振りの鉢。
鈞窯「澱青釉紫紅班鉢」元時代(13世紀)
鈞窯「紫紅釉盤」;F.プリンクリー旧蔵。紫紅釉の発色が美しい。
南宋官窯
南宋官窯「青磁香炉」;中央のガラスケージに展示されていた。二重貫入が見事。修内司官窯の可能性が高いとのこと。
龍泉窯
重文 龍泉窯「青磁牡丹唐草文深鉢」(青磁浮牡丹文太鼓胴水指); 南宋から元時代(13世紀)鴻池家伝来;胴の浮牡丹文が見事。内面の青磁釉も美しい。青磁の蓋も付いている。
龍泉窯「青磁鯱耳花入」(千利休から伊達家伝来)(南宋時代 13世紀)
龍泉窯「青磁刻花”金巵玉露”花果文壺(水屋甕)」元から明時代初期(14から15世紀);彫りが深い。
龍泉窯「青磁刻花桃文盤」明時代初期(15世紀);60センチをこす大きな盤。周縁には16の花卉、見込みには桃の枝が透かし彫りされている。見事。
龍泉窯「青磁刻花花卉文鉢(水指)」明時代初期(15世紀);鉄鉢形のフォルムが美しい。唐草文の下に牡丹文を刻む。
龍泉窯「青磁刻花菱門香炉」明時代(15から16世紀)
龍泉窯「青磁筍形双耳瓶」明時代(15から16世紀);軽やかな色合いの筍形双耳瓶。
龍泉窯「青磁鉄班文香炉(飛青磁香炉)明時代(15から16世紀);不昧公夫人 せい(青に彡)楽院遺愛品
茶碗
同安窯系「青磁刻花文碗(珠光青磁茶碗)」南宋時代(12から13世紀)
龍泉窯「青磁線刻文碗(醤手(ひしおで)茶碗)銘「楓暮」明時代16世紀;銘は表千家九世了了斎
龍泉窯「青磁印花人物文茶碗(人形手茶碗)」明時代15から16世紀
景徳鎮窯
清になり完成された技術の青磁が並ぶ。微妙な色合い、美しいフォルム。
景徳鎮窯「青磁六角四耳瓶」雍正年間
景徳鎮窯「青磁管耳方瓶」雍正年間
景徳鎮窯「青磁罍形象耳瓶」雍正年間;明るい青緑色
景徳鎮窯「青磁罍形象耳瓶」雍正年間;淡青色(天藍釉)
景徳鎮窯「青磁盤」雍正年間
景徳鎮窯「青磁盤」雍正年間;南宋官窯の「天青」と呼ばれる釉色にせまる。貫入も見事。
景徳鎮窯「青磁柑子口瓶」乾隆年間:口造りが見事。
景徳鎮窯「青磁刻花牡丹唐草文扁壺」清時代(18世紀);透かし彫りが美しい。
景徳鎮窯「青磁刻花花卉文瓶」清時代(18世紀)
2007年6月16日から7月29日
静嘉堂文庫美術館
静嘉堂文庫美術館。一寸交通が不便だが、慣れてくるといい散歩道である。二子玉川の駅を降りて、玉川高島屋の脇を通り、砧線の廃線跡の遊歩道を歩く、暫く歩いて左にまがり住宅街を抜けて、旧玉川まで歩けば、もう静嘉堂文庫の入り口だ。静嘉堂文庫の敷地内の青く繁った樹木では鶯が啼いていた。二十分弱だ。
さて今回の展示は中国青磁。なかなか見ごたえのある展覧会でした。
越州窯(北宋)は2点。
耀州窯
耀州窯「青磁刻花花喰鳥文枕」北宋時代(11-12世紀);こちらは世界的に有名ということで自慢の一品。実は、中国陶磁 美を鑑るこころ(泉屋博古館分館)で拝見したときのほうが、感動しました。展示の方法が良かったのか、照明の具合か、良かったのか。
鈞窯
鈞窯「澱青釉紫紅班双耳香炉」元時代(14世紀);中央のガラスケージに展示されていた。一寸大き目の香炉、澱青釉に紫紅班がおしゃれ。
鈞窯「澱青釉鉢」金から元時代(12世紀から13世紀);F.プリンクリー旧蔵。大振りの鉢。
鈞窯「澱青釉紫紅班鉢」元時代(13世紀)
鈞窯「紫紅釉盤」;F.プリンクリー旧蔵。紫紅釉の発色が美しい。
南宋官窯
南宋官窯「青磁香炉」;中央のガラスケージに展示されていた。二重貫入が見事。修内司官窯の可能性が高いとのこと。
龍泉窯
重文 龍泉窯「青磁牡丹唐草文深鉢」(青磁浮牡丹文太鼓胴水指); 南宋から元時代(13世紀)鴻池家伝来;胴の浮牡丹文が見事。内面の青磁釉も美しい。青磁の蓋も付いている。
龍泉窯「青磁鯱耳花入」(千利休から伊達家伝来)(南宋時代 13世紀)
龍泉窯「青磁刻花”金巵玉露”花果文壺(水屋甕)」元から明時代初期(14から15世紀);彫りが深い。
龍泉窯「青磁刻花桃文盤」明時代初期(15世紀);60センチをこす大きな盤。周縁には16の花卉、見込みには桃の枝が透かし彫りされている。見事。
龍泉窯「青磁刻花花卉文鉢(水指)」明時代初期(15世紀);鉄鉢形のフォルムが美しい。唐草文の下に牡丹文を刻む。
龍泉窯「青磁刻花菱門香炉」明時代(15から16世紀)
龍泉窯「青磁筍形双耳瓶」明時代(15から16世紀);軽やかな色合いの筍形双耳瓶。
龍泉窯「青磁鉄班文香炉(飛青磁香炉)明時代(15から16世紀);不昧公夫人 せい(青に彡)楽院遺愛品
茶碗
同安窯系「青磁刻花文碗(珠光青磁茶碗)」南宋時代(12から13世紀)
龍泉窯「青磁線刻文碗(醤手(ひしおで)茶碗)銘「楓暮」明時代16世紀;銘は表千家九世了了斎
龍泉窯「青磁印花人物文茶碗(人形手茶碗)」明時代15から16世紀
景徳鎮窯
清になり完成された技術の青磁が並ぶ。微妙な色合い、美しいフォルム。
景徳鎮窯「青磁六角四耳瓶」雍正年間
景徳鎮窯「青磁管耳方瓶」雍正年間
景徳鎮窯「青磁罍形象耳瓶」雍正年間;明るい青緑色
景徳鎮窯「青磁罍形象耳瓶」雍正年間;淡青色(天藍釉)
景徳鎮窯「青磁盤」雍正年間
景徳鎮窯「青磁盤」雍正年間;南宋官窯の「天青」と呼ばれる釉色にせまる。貫入も見事。
景徳鎮窯「青磁柑子口瓶」乾隆年間:口造りが見事。
景徳鎮窯「青磁刻花牡丹唐草文扁壺」清時代(18世紀);透かし彫りが美しい。
景徳鎮窯「青磁刻花花卉文瓶」清時代(18世紀)