今年も無事完走出来ました。
出発当日の朝、食料のザバスを2本減らし
ザックの重さは何とか10㎏以内に収める事に成功。
当初の目標であった「2日目に瑞牆山を越える」を果たし
完走タイムも47時間57分
昨年の51時間55分を大きく上回る事が出来た。
初日、2日目とも雨にたたられ、
コンディションは最高とは言えないなかのでの
この完走には十分満足。
しかし、何故こんなに過酷なレースに出るのだろうか?
雨に打たれながら
夜中の山道をヘロヘロになりながらよじ登り
数時間の仮眠だけでまた、次の日の行動に移る。
余計な体への負担を少しでも少なくするため
背負う荷物すべてをなるべく軽くする。
そのため美味しさよりもカロリーを
快適さよりも最低限の機能性を重視する。
簡単に言えば
金払って(参加費)
雨に打たれながら寒い思いして
不味いものを食べながら
辛い事をする。
実際、行動中の殆どは
「今、すごく 楽しい~!!」
と言うより
「くっそ~! 今、すご~く 辛い~!!」
なのだ。
それなのに終わってみれば「楽しかった!」である。
人それぞれだとは思うが
私の中には「日常ではなかなか体験出来ない大変な事」に
満足を感じるのかもしれない。
いや、多分それだけではない。
実は行動中の辛い時間にも
「ちょっぴり楽しい事」が
いくつか隠されている。
それは
レース前の準備や試走でイメージしたものが
レース中で生かされる時の嬉しさ。
ここでしか出会えないような景色、山の香り、鳥や風の囁きなども
心にほんの少しの余裕さえあれば感じる事は出来る。
これらをどんどん増やしてゆけばもっと楽しめる!
そのためにはどうするれば良いのか?
今回の反省を含め、次回に考察して行こうと思う。