睡眠とカフェイン

寝る前に暖かいコーヒーや紅茶をのんでほっこりする時間帯って

良いですよねえ～

でもね、コーヒーや紅茶にはカフェインが入っているので睡眠には良くないのですよねえ～

「何故、カフェインを飲むと眠くなくなるのか？」

脳の中には“ヒスタミン”という物質があります。

これは覚醒を促す物質です。

花粉症や風邪薬などで「抗ヒスタミン」というのを見たことはありませんか？

あの薬を飲むと眠くなりますよね。　

覚醒する物質“ヒスタミン”働きを抑えるからです。　

眠くなる時にもこのヒスタミンの動きを抑える“アデノシン”と言う物質が出てきます。

しかし、カフェインはこの“アデノシン”の活動を邪魔する特徴があるのです。

カフェインがアデノシンの働きを抑えるために

アデノシンは覚醒させる神経伝達物質の一つである

ヒスタミンの放出を抑えることが出来ない

＝

眠くならない

このカフェインの半減期は約4時間とされ
摂取してから5〜8時間は体内にいて効果が続くため
寝る8時間前に門限が理想です。

例えば、夜の24時にいつも寝ている方は
コーヒーやエナジードリンクを飲むのを
午後4時までとするだけで眠りの質は高まります。

ちなみに、”ジャスミンティーは～眠り誘う薬～”

って曲がありましたけど

ジャスミンティーにもカフェインが入っているので要注意！

（最後にカフェインの含有量を書いておきますね）

人間が本来持っている眠りを誘う薬“アデノシン”を

邪魔させないためにも

夕方からのカフェインはなるべく避けましょう！

こちらに動画もアップしています。

https://youtu.be/wKoSVoa-MiM

主なカフェイン含有製品とカフェイン含有量

レギュラーコーヒー抽出液    約60mg 100mL当たり

インスタントコーヒー 約60mg 同上（粉末2gを溶かす）

ピュアココア（無糖） 約10mg 同上（粉末5gを溶かす）

ミルクココア（加糖） 微量   同上（粉末20gを溶かす）

玉露   約160mg       同上

煎茶   約20mg 同上

紅茶   約30mg 同上

ウーロン茶    約20mg 同上

コーラ 10～19mg      同上

ミルクチョコレート   25～36mg      100gあたり

高カカオチョコレート 68～120mg     同上

燃焼系サプリメント   100mg/日      国産品

缶コーヒー    100～150mg/本 ショート缶

エナジードリンク     22～142mg/本  

栄養ドリンク  30～50mg/本   ほとんどが50mg/本

眠気覚ましドリンク   100～150mg/本 

（社団法人全日本コーヒー協会、五訂増補日本食品標準成分表、飲料会社、国民生活センター、製薬会社などが提供している情報に基づく）