コラム(357):破壊願望の強い朝日新聞
私事ですが新聞の購読をやめました。事実をありのまま報道しない新聞を購読しても意味がないからです。長年にわたる購読習慣が無くなってもまったく不便は感じません。
ところが、新聞販売店にとっては死活問題らしく、この一週間で四回も訪問や電話で再購読を要請されました。一回目はお礼と称して野球の帽子を渡され玄関を閉めるまで延々と粘られました。二回目は、持っていたリストに20名以上の住所と名前が書かれていたので他にもやめる人が大量に出ているようでした。
三回目は電話で「内緒で毎月1000円値引きしますから」とまで言われました。今日もまた訪問されました。私はお金の問題ではなく新聞を読みたくないから断っているわけですが、新聞販売店としてはそこまで追い詰められているのでしょう。
我が家は読売新聞でしたが、朝日新聞はもっと悲惨だと思います。
朝日新聞社の社員たちの心理状態は新聞記事に投影されているように思います。つまり、自社が破綻するだけでなく日本自体が破滅すればよいという破壊願望の強い記事が多くなりました。
14日に政府が緊急事態宣言の当初案に北海道・岡山・広島を追加したことに対して、翌朝の朝日新聞は、立憲民主党の安住淳国対委員長の「朝令暮改ならぬ『暮令朝改』だ。こういうことをやっていると国民から不信感を招く」との意見を一面で大きく取り上げました。
この問題に対して、友人からコメントをいただきました。
朝日新聞は政府の方針変更を「朝令暮改」と一面記事にして騒いでいます。同様に立憲民主党と共産党が菅総理の午前中の決定を夕方に一変させたとして猛反発して騒いでいます。
しかし、現状を見れば変更は当然だと思います。日々刻々と状況が変わるわけだからむしろ柔軟に対応すべきです。菅総理の判断は良かったと思います。
それを見て一貫性がないとか朝令暮改だと言うほうが異常事態です。このタイプの指導者では間違いなく戦争には負けて国民が悲惨なことになります。朝は攻撃しても夕方に状況が変われば軍を撤退させるのです。それを攻撃すると決めたら死ぬのがわかっていても前進行軍させて日本陸軍は負けたわけです。
まさしく自己破滅願望です。戦争の是非はともかく、緊急時の判断には朝令暮改どころか素早い柔軟性が求められます。そうしなければ多くの人命が失われ悲惨で不幸な状況になるからです。
5月17日の朝刊では「菅内閣支持、急落33%」と書いています。デスクが印象操作するためにつくりだした数字ですが、朝日新聞社には、これが自分たちの期待する現実と一致して見えて、菅政権の崩壊が目前かのような幻想を膨らませているようです。
同日付のAERA dot.でも「ワクチン大規模接種東京センターの予約システムに重大欠陥」と題する記事を掲載しています。この記事は事実の指摘とは別に、政府の方針そのものを否定してしているだけでなく、架空予約のやり方まで明らかにした悪意ある記事に仕立てています。
朝日新聞は、自分たちの期待感情で作り出した虚構の世界が現実の世界に見えているようです。実はその幻想と事実の乖離が新聞の購読者減の最大の理由なのです。朝日新聞社は国民の多くが新聞の誘導記事に騙されなくなっていることさえ気づいていないようです。
コロナ禍で起きる様々な問題を、自分たちの破壊思想や政権打倒のための道具として利用するのではなく、国民の安心安全を構築するための議論として取り上げるべきです。
特に朝日新聞を例に出して論じましたが、メディア各社はその基本精神に「国民を幸せに導きたい」という思いを込めて報道していただきたいと思います。
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