サンリツ服部美術館からの帰り、町田で途中下車。
泰巌歴史美術館に行った。
今月のはじめ、朝刊をめくっていて段下の広告に目がいった。
この春にオープンしたらしい。(でも、コロナで最近まで休館してたよね、きっと)
「へぇ~」と思って、「次に横浜線に乗る機会があったら、寄ってみよー」ということに。
で、先日の上諏訪からの帰りに町田で途中下車。肌にあたる日差しが痛いくらいの猛暑の中をテクテク。
JRの駅からでも10分かからなかったと思う。かなり、目立つ外観の建物が見えてきた。
入館料1,500円したけど、これは致し方ない。
1階と2階は撮影OK。
安土城の上層部の再現。
この春、安土を訪れ「信長の館」でこれと同じものを見たけど、まぁ、同じ感じ。(当たり前だけど)
「泰巌」が織田信長の戒名の一部からとったというだけあって、信長LOVEな展示の数々。
ちなみに、肖像画は大徳寺所蔵のものをアレンジしたもの?
最近、あの肖像画の衣装はもとはもっと華やかに描かれていたけれど、
豊臣秀吉が上から地味な文様に描き直させたということがわかったというニュースが流れていた。
それを踏まえて、派手な衣装に描き直したバージョンにしたらしい。
(実際に元の衣装の色合いが判明しているかどうかは知らないけど、派手すぎない?)
なんてことを思いつつ、2階にあがると映像コーナーがあった。
NHKの再現映像も交えた一生ビデオも20分くらいあって、見応えあった。
片隅には熱田神宮の信長塀の再現とかもあった。
3階は文書関係。肖像画とか朱印状や書状。
信長のみならず、関係者~柴田勝家、丹羽長秀、豊臣秀吉、武田信玄~といった豪華メンバー。
こんな貴重な史料の数々が今になって公開されるなんて!(ホンモノか?と疑い深くなってしまった)
4階は合戦関係。屏風とか武具、鎧甲に陣羽織。
中でも見応えがあったのは火縄銃の数々。国産だけでも、こんなに種類があったの!とびっくり。
まぁ、遺るところには遺るだろうし、(てか、よく戦時中に供出されなかったナ)コレクターがいても不思議ではないから
こういう形でまとめて展示されることは、とてもいいと思った。
5階は茶道具。
モノはそんなにすごいものはないけど、まぁそれなりに。
千利休が建てた待庵の原寸大再現茶室があった。
中をのぞいて、「あ、これは山崎にある国宝『待庵』だ」。床の間の幅が狭い。
ちなみに、展示物はすべて「太陽コレクション」とのこと。
今後、テーマ展示とか展示替えとかするのかなぁ。
それにしても、見学者が後から後からポロポロと入館していて、これもちょっとビックリ。
信長ファンは多いからねぇ。
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