Akatsuki庵

日々と向き合って

真之炭手前

2010年06月13日 06時02分32秒 | 稽古の備忘録
土曜日は“本来の”社中稽古。
当番じゃなかったけれど、正午には早退したかったので、10時に稽古場到着。
当番で早く来ていた相弟子さんと一緒に、真台子の準備。
(真塗りの台子と組み立てたり、道具を荘ったり)


※広間は後から炉を切ったので、床の間の位置が正式な茶室とは異なります。あしからず。

本来なら当番が炭手前を稽古するんだけど、相談の上で交替する。
相弟子さんは昨秋の真台子稽古の時も当番だったし、今回はワタシが灰形を作ったし。

あ、そうか この手があったか。
ここ2日間、真之行台子のノートめくってても、なんか身が入らなくて。
本能的に真之炭手前がやりたかったのかも。
と思いつつ、先生がお出ましになるまでの間に、真之炭のノートに目を通す。

で、本番。
考えてみれば、自分の作った灰形で炭を継げるなんて、めったにないチャンス
(しかも、眉風炉だし)
手前の方は灰器を両手で持つのが、なかなかスムーズにいかなくて

で、肝心の炭。
三炭が通常とは逆になり、胴炭も上側に入れなきゃ~、あれ? ス、スペースが
横からムリに押し込む
懐の間隔が狭いよ~。ぎっちょと割ぎっちょが横にはみ出し気味に。
さらに、管炭が胴炭の上に載らない。(五徳の上になっちゃう)
当然、枝炭なんて置けない

あぁ。そうだった。
前の日に灰形を作った時に「小さいなぁ」と感じたのだった。
なのに、その小ささに合わせて、小さく作っちゃった
見た目のバランスだけしか考えずに、ネ

実際に炭を継いだ時にどーなるかなんて、考えなかった、かも
そっか、前は五徳のツメに対して、もっとギリギリのラインから切るべきだった。
「灰を多く入れすぎちゃったなぁ」と思いつつ、出す量を控えちゃってた。
だから、底が浅くなってた。
さらに、向こう側に胴炭が入ることを失念していた

と、反省ばかり。
風炉を前にして「あ、そうかぁ。だから、ダメなんだぁ」と反省会。
(とーぜん、手前はストップしちゃってる

先生曰く「やってみなきゃ、わからないわヨ。いい勉強したネ」。
確かに
結局、管炭と枝炭は継がずに、次へ。
前の壁切るのは、位置的に大丈夫だった。ホッ
続いて、霰釜を風炉に戻す。
先生曰く「釜合わせはちゃんとなってるわヨ」
よかった~
(去年が滅茶苦茶だったしなぁ 炭は入らん、釜合わせもダメなら立つ瀬ないもんね

まぁ、今回はいい勉強になった。
(次の灰形稽古では眉風炉にチャレンジして、気をつける点を教えてもらおう

次は相弟子さんの真之行台子点前を見学。
あ、その前に主菓子を食べた。
朝、太市さんから配達されたばかりのお菓子。

「あじさいきんとん」と「落とし文」。
落とし文をいただいた。
「虫がのってないですねぇ」と言ったら、みんなから妙な顔されちゃった

真之行台子の点前、見ている分にはよくわかる。
でも、自分が点前座にいたら、しっちゃかめっちゃかなんだろうなぁ

で、終わった段階でが来たので、辞去した。
午後は金沢文庫へ
(その話はまた後日

帰宅後に自宅の道安風炉で再度、灰形作り直し、水屋火箸で炭を真に継いでみた。
(感覚として、水屋火箸と荘り火箸の重さが同じだったので)

なんとか、入る。
やっぱ、失敗は懐の幅が狭かったのと、底が浅かっただけかなぁ。
向こうの壁の角度にも配慮した方がいいのだろうか。。。
この辺りは灰形教室で教えてもらわないとネ。

とまぁ、稽古はこんな感じでした。
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2 コメント

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 (CJ)
2010-06-13 13:52:18
落とし文、京都でもお店によって白い卵が乗ってる物とそうでない物があります。

虫ではなくて卵ですよね(笑)
返信する
 (akatsuki)
2010-06-13 19:19:11
CJさん
あれ、卵なんですかぁ
昔、調べた事あるのに忘れちゃってました
確かに、虫は衛生的にも紛らわしいですねぇ
卵つきの落とし文、食べたことないです。
返信する

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