この一週間、眉風炉の灰形をどう作るかを考えた。
このblogから去年の記事を検索して復習。
↑本来の目的はコレ
道庵風炉で二文字押切を(火曜夜から)毎晩作った。
一回り小さい風炉を想定して、幅を広くするようにした。
先週、眉風炉と灰を見て「灰が少なめ」と感じたので、対応策を考えて練習もした。
で、週末。
稽古は正午開始だけど、10時半到着を目指して出発。
「一人だけ早く行って、先生の御負担にならないかしら」の心配も杞憂。
駅前のパン屋で姉弟子さんとバッタリ
(いつも早くから行って、準備してくださってたんだ)
正午に炭手前を始められないと洒落にならないので、着いてすぐ風炉に向かう。
10:35
背後で姉弟子さん方が準備してくださる中、練習してきた手順と対策を考えながらの灰形。
台所から三炭を熾すパチパチの音も聞こえる。
焦る気持ちがなくもないが、比較的冷静
以前は環境が変わっただけで、気が散っていた。
三年前、お茶会の灰形作らせていただいた時も緊張とプレッシャーで震えながらやってたなぁ
だけど、最近は釜合わせ必須とタイムトライアルで鍛えられたこともあり、
精神的に強くなったみたい
半ば力付くでなんとか仕上げて時計をみたら、なんと11:05。
30分で出来ちゃった。
少なさ対策で前をわざと低めにしたら、底が浅くなっちゃった。
中の幅対策で五徳の爪手前から切ったけど、やり過ぎた?
本当は「真」だから、鱗灰に作らないといけないんだけど
まだ習ってないから、まったく出来ないもーん
だから、これで御勘弁を~
三炭もおこって入れ頃だし、とっとと台子に据え、三炭を入れる。
つづいて、沸かした湯を入れた真形釜を据える。
ん?
火窓から覗き込む
なんか、三炭の上が今にも釜底に触れそう。
ギリギリだぁ
心配しながらも姉弟子さんたちとパパッと昼食を済まして、炭を組む。
正午には充分に間に合った
ただ、灰形の事ばかり考えて、肝心の真之炭手前は~
なんとなく順番は頭に入っていたもの膝行からして、たどたどしい
釜を上げて、三炭の向こう側を手前に変えて、胴炭も、入った
ぎっちょと割ぎっちょも大丈夫だったけど、
やはり管炭がネック
ちゃんと載せると五徳より上になっちゃう~
そこで昨年、灰形の先生に教えていただいた“秘策”を使ってで切り抜ける。
しかし、枝炭はムリ
そうだ
枝炭はコスト高だからと稽古では“継いだフリ”をして、入れない場合がある。
よし、それでいこう
と、“エア手前”をしたら、先生が「ちゃんと枝炭も継いでいいのヨ」
仕方なく「実は~」と白状する羽目に
で、「どれどれ~」と姉弟子さんが後ろから覗き込まれて、“秘策”がバレちゃった
先生も「それは~ダメよ。火付きが悪くなるわ~」って(←だから“秘策”なんだって)
仕方ないから最終的には管炭を置き換えて、なんとか枝炭も入れた。
手前を中断して炭の入れ方を考えていたら、炉の時にようにギャラリーが
先生が「灰形も難しいのよ~」と他のお弟子さん方に仰ってくださり、
姉弟子さんも「30分くらいで作ってたよねー」
あ、時間チェックされてたんだ
炭を入れて、釜を風炉に戻したところで、「あれ?」
釜の羽根が五徳のラインより下がってる~
え? 釜合わせの時にちゃんと合わせたハズなのに
釜のお湯を注いだら、その重みで沈んじゃったノダ
姉弟子さん曰く「それも考慮に入れて合わせないとね」
さいです
とにかく、どうにかこうにか炭手前を終えた。
やっぱ、頭で考えるのと実際は違うねぇ
ホント、いい勉強になった。
また機会を作って、社中の灰形も作ってみよー。
あ、そうそう。
姉弟子さんからの指摘。
灰匙で前の壁を切る時、お香を継ぐ時、ついつい左に傾いじゃってるって
(自分で作った灰形だから、中を覗き込みたくなっちゃうのが所作に出ちゃうんだね)
後は真台子のお点前を見学。
見取り稽古も大事。(でも、緊張感がとれてゆるゆるだったけどねー)
夕方から帝劇でお芝居見る予定だったので、早めに上がらせていただいた。
時間潰しも兼ねて、根津美術館へ寄ったら、ちょうどよい時間だった)
そういえば、『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラを演じてる米倉涼子も茶道習ってるんだよね~
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↑本来の目的はコレ
道庵風炉で二文字押切を(火曜夜から)毎晩作った。
一回り小さい風炉を想定して、幅を広くするようにした。
先週、眉風炉と灰を見て「灰が少なめ」と感じたので、対応策を考えて練習もした。
で、週末。
稽古は正午開始だけど、10時半到着を目指して出発。
「一人だけ早く行って、先生の御負担にならないかしら」の心配も杞憂。
駅前のパン屋で姉弟子さんとバッタリ
(いつも早くから行って、準備してくださってたんだ)
正午に炭手前を始められないと洒落にならないので、着いてすぐ風炉に向かう。
10:35
背後で姉弟子さん方が準備してくださる中、練習してきた手順と対策を考えながらの灰形。
台所から三炭を熾すパチパチの音も聞こえる。
焦る気持ちがなくもないが、比較的冷静
以前は環境が変わっただけで、気が散っていた。
三年前、お茶会の灰形作らせていただいた時も緊張とプレッシャーで震えながらやってたなぁ
だけど、最近は釜合わせ必須とタイムトライアルで鍛えられたこともあり、
精神的に強くなったみたい
半ば力付くでなんとか仕上げて時計をみたら、なんと11:05。
30分で出来ちゃった。
少なさ対策で前をわざと低めにしたら、底が浅くなっちゃった。
中の幅対策で五徳の爪手前から切ったけど、やり過ぎた?
本当は「真」だから、鱗灰に作らないといけないんだけど
まだ習ってないから、まったく出来ないもーん
だから、これで御勘弁を~
三炭もおこって入れ頃だし、とっとと台子に据え、三炭を入れる。
つづいて、沸かした湯を入れた真形釜を据える。
ん?
火窓から覗き込む
なんか、三炭の上が今にも釜底に触れそう。
ギリギリだぁ
心配しながらも姉弟子さんたちとパパッと昼食を済まして、炭を組む。
正午には充分に間に合った
ただ、灰形の事ばかり考えて、肝心の真之炭手前は~
なんとなく順番は頭に入っていたもの膝行からして、たどたどしい
釜を上げて、三炭の向こう側を手前に変えて、胴炭も、入った
ぎっちょと割ぎっちょも大丈夫だったけど、
やはり管炭がネック
ちゃんと載せると五徳より上になっちゃう~
そこで昨年、灰形の先生に教えていただいた“秘策”を使ってで切り抜ける。
しかし、枝炭はムリ
そうだ
枝炭はコスト高だからと稽古では“継いだフリ”をして、入れない場合がある。
よし、それでいこう
と、“エア手前”をしたら、先生が「ちゃんと枝炭も継いでいいのヨ」
仕方なく「実は~」と白状する羽目に
で、「どれどれ~」と姉弟子さんが後ろから覗き込まれて、“秘策”がバレちゃった
先生も「それは~ダメよ。火付きが悪くなるわ~」って(←だから“秘策”なんだって)
仕方ないから最終的には管炭を置き換えて、なんとか枝炭も入れた。
手前を中断して炭の入れ方を考えていたら、炉の時にようにギャラリーが
先生が「灰形も難しいのよ~」と他のお弟子さん方に仰ってくださり、
姉弟子さんも「30分くらいで作ってたよねー」
あ、時間チェックされてたんだ
炭を入れて、釜を風炉に戻したところで、「あれ?」
釜の羽根が五徳のラインより下がってる~
え? 釜合わせの時にちゃんと合わせたハズなのに
釜のお湯を注いだら、その重みで沈んじゃったノダ
姉弟子さん曰く「それも考慮に入れて合わせないとね」
さいです
とにかく、どうにかこうにか炭手前を終えた。
やっぱ、頭で考えるのと実際は違うねぇ
ホント、いい勉強になった。
また機会を作って、社中の灰形も作ってみよー。
あ、そうそう。
姉弟子さんからの指摘。
灰匙で前の壁を切る時、お香を継ぐ時、ついつい左に傾いじゃってるって
(自分で作った灰形だから、中を覗き込みたくなっちゃうのが所作に出ちゃうんだね)
後は真台子のお点前を見学。
見取り稽古も大事。(でも、緊張感がとれてゆるゆるだったけどねー)
夕方から帝劇でお芝居見る予定だったので、早めに上がらせていただいた。
時間潰しも兼ねて、根津美術館へ寄ったら、ちょうどよい時間だった)
そういえば、『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラを演じてる米倉涼子も茶道習ってるんだよね~
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先日ご紹介のあった武者小路千家・千宗屋さんの著書あと数ページで読み終わります。
この方のお茶への取り組み方にとても新鮮さと無理のないお茶の世界のご紹介が気に入りました。
文化庁のお役目だった時のブログもおもしろいですね。
別途、他の1冊も購入しました。
楽しみです。
もう読了されたでしょうねぇ。
どちらも「千利休」がタイトルについていることに改めて気がつきました。
ワタシも去年出た方の新書を合間に再読しています。
もし下がったら 灰にヒビが入ってしまうのでは? 釜の高さは五徳の下に
高さ調整の陶器が販売されています。
自分はアルミホイルを畳んで五徳と底土器の間に入れて微調整(釜と風炉、五徳は本来セットでそれように合わせて五徳が出来ている。) それでも間に合わない高さの時には、お茶の缶の蓋を利用します。 灰で調整するのには底の部分の灰をパンパンに固めなければ五徳が据えられない。底の灰を固くすると炭を置いたとき炭が沈んで倒れないようにする。そのためには、底の部分の灰は柔らかくつくらないといけない。胴炭が転がったりしないように底の部分の灰は柔らかくてはいけない。