大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

月讀神社

2021-07-15 06:01:00 | 神社仏閣

かぐや姫といえば、月。私は数年前初めて伊勢の月夜見宮に言った時に妹に撮ってもらった写真を今でも大切にしています。伊勢には、月夜見宮と月讀宮、両方あります。どちらも雰囲氣がとても好き。

また、様々な漢字が当てられていますが、月讀は新月、月弓は三日月、月夜見は満月とか言われているみたいですね。


アマテラスオオミカミやスサノオ尊を祀る神社は数万も数十万もあるのにツキヨミ尊を祀った神社は全国でわずか八十社しかないとのこと。三貴神の中で圧倒的に少ないらしいです。しかし、調べてみると昔、妹と一緒に住んでいた川崎の麻生区にありました。


ホームページでも、川崎市麻生区の月讀神社は非常に珍しい・貴重な存在だと紹介されていました。


行くしかないと電車に乗って行ってきました。最寄駅柿生から25分くらい歩きます。ここの辺りは緩やかな坂道が続きます。梅雨の合間のかなりの炎天下の日でしたので、汗がしたたり落ちます。


スマホのグーグルマップを片手に人に聞きながら何とか辿りつきました。月讀宮。かぐや姫を思わせる暗い竹藪が参道には続きます。









鳥居をくぐると狛犬が、ひとつは輝山と書かれた石の上にいました。



月は暗闇でも山を照らし輝く、カグヤマ!?ん??あっかぐや姫だ!と結びつきました。

かぐや姫は、大山祇神の娘、木花咲耶姫がモデルとも言われています。また、木花咲耶姫は火の中でも無事出産したことから火の神様とも。火を噴く不死の山、富士山の御祭神です。


次に、もうひとつの狛犬は潤海と書かれた石の上にいました。



巡回、潤回、純海。月は海の水の干満を司り、水は汚いものまで純化して、潤いを与え巡り回る。なんだか、感動。

火と水もふたつの狛犬でさり気なく顕す。なるほどなぁと月の神様ありがとうございます!

お宮で1人だから祝詞を唱えてきました。

参拝後暑かったし、暫くすわっていると、近くの幼稚園が何か行事をやっているようで子供たちの声がきこえます。月読神が優しく園児を見守り続けているのかなと思いました。






お宮にはわたし以外誰もいなかったです。静寂の中、沢山の蚊が久しぶりにきた人を狙いうち?するかのように沢山さされました。


さて、こちらのお宮


御祭神 月讀尊

相殿   伊弉諾尊、伊弉冉尊、大日孁貴尊、白山姫


とのことです。


なかなか駅からも離れて、竹藪の細い参道も結構暗く1人参拝は心細かったですが、誰もいない神社の静寂は貴重でした。家にいても、音は聞こえてきますから。目を瞑ると本当に心地よかったです。


さて、神社を後にして参道の竹藪を降りて行く途中にとても綺麗なアオスジアゲハがヒラヒラと見送ってくれました。


写真を撮らせて、とお願いするととまってくれました。




黒と水色。月と海をイメージさせる蝶に、暑くてクタクタ、真っ赤なゆでだこになりかけた私に、水をかけてくれるような美しい水色の蝶だと思いませんか?


母と話したくなりラインしました。そしたら、父の介護を手伝うため姉が帰省しているとのこと。妹もお風呂をいれたり、仕事の後は父の介護を沢山しています。


母が私の顔を見たいと言うので電話に切り替えて顔をみせると、ユデダコになった私の顔をみて、母も姉も大笑い。お笑いはお祓い!


姉が機転を利かせて父の姿もみせてくれました。


母が家を少し出た間に、父が骨折してしまい、入院します。ギリギリでいつも介護していた母でしたが、母が家で介護する限界を超えてしまいました。


老老介護という超高齢化社会で直面する問題。離れて暮らす私は、その電話の画面で寝たきりになった父の姿を見て、少し話しました。

コロナなせいで入院したら絶対面会謝絶。帰省しても会えない。


目からも汗がでてきました。。。



育ててくれてありがとう。