大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

南無大師遍照金剛

2022-01-26 05:38:00 | 神仏について

南無大師遍照金剛


これは、滝行を生まれてはじめてした際に、唱えなさいといわれました。南無大師は、偉大なる空海様の意味だと言われました。その時、南無八大龍王も同時に言われるがまま唱えました。


この時は、私のメンタルを滝にでも打たれて洗い流したい時でした。


メンタルが滝に流されるはずはなく、寒かったです。経験のひとつとして良いとは思いますが、危険もありますから、ひとりは禁物です。



ところで、滝行の際唱えた南無大師遍照金剛ですが、


南無というのは、偉大なる。

ナムは、ナン、難、とか、ヌン、にも音の響きがにています。ヌンは、エジプトの神様で、エジプトの始まりの神でした。

捉えることは難しい全ての根源始まりの神。

宇宙の真っ暗な中で、鏡もなく、でも存在している意識はあり、自分を見てみたいと思っているけど、それすらも解らない、あるとも無いともいえる超意識のような存在が、南無かなぁと思います。


最初の神。これは、手塚治虫さんの火の鳥、未来編に重なります。この未来編は泣けます。感動です。




火の鳥みたい(お伊勢参り途中にて)


地球に生命を待ち続け、何億年の孤独をへての諦観。たったひとり宇宙の中、孤独の中、話し相手を渇望しても、それは儚く消えてしまう。そして、自然に全てを委ね、悠久の時を経て縄文人のような姿の人の誕生に嗚咽するマサト。泣けます。。。




火の鳥 未来編


話しを戻します。


大師は、弘法大師様、空海です。



遍照は、遍く照らすわけですから、天照大神様のようなイメージです。


金剛は、金は堅いし剛も固いから、迷いがない、壊されないということですね。



真言宗の祖、空海は、本当の自分を確かめるため、親の反対にあっても自分革命に精進されて、天才的な素養も重なり、迷わない神=光へ到達され、自分だけでなく周りまで遍く照らした御方だと思いました。


多分ですが、光に出会う方はいつの世もいるんだと思います。自己完結せず、その光を得たなら、周りを照らすことが、神様への恩返しかもですね。


どんな場所でも、家庭でも、職場でも、学校でも出来る事を精一杯することが恩返し。凄い事をする必要はなく、自分の出来る範囲でする。



また、南無八大龍王は、偉大なる、八大龍王様の意味です。




龍みたい



この地球を何億年もかけて練り固めてくださり、時に火を使い火山活動をなし山を創り、時に、火を水で制し、火と水を和し、水の恵を与え続ける目には見えない龍王様が働いておられるということ、大地や水、全ての自然の恵みへの感謝だと思いました。


南無大師遍照金剛

南無八大龍王


お大師様へ感謝。

八大龍王様へ感謝。



自宅より 








凄く大きな龍のような雲が風に泳いでました!


















エジプトの神様 4 ヌンの神

2022-01-25 04:51:00 | 神仏について

エジプト神話の神様の続きです。



エジプト神アトムから鉄話アトムを思います。原作では、鉄腕アトムは次の7つの力を持っているようですね。



善悪を見分けられる電子頭脳。

超記憶

60か国語を話せる人工声帯

聴力1千倍

涙も出るサーチライトの目

空、宇宙を飛ぶすごく速い足

鼻が伸びて送信アンテナになる


セブンセンシズ。鉄腕アトムはまるで、神様みたいです。は、水と火を必要とします。相反する力を合わせて生み出されるのが鉄、火水(かみ)。ネーミングにも手塚治虫さんの天才さを感じます。まさに、世界に誇るアニメ界の神様です。




神奈川県にある超レア鉄腕アトム信号!

一方、核兵器を意味するアトムには、破壊のイメージがついてきます。核兵器保有国は赤信号守るよう、唯一被爆国であり、原発事故をおこした日本には、痛みを知っているからこそ、核兵器を廃絶することを世界に伝える使命もあると思います。


再生、破壊のエジプト神アトムに、鉄腕アトムと核兵器を想像します。


そのアトムatom=核ですが、英語ではnucleusです。そこで興味深いのは、nuの音です。


エジプト神話の始まりは、水で満たされた何も無い状態のような、ただお一人ヌンの神様がおり、ヌンの神様がおおもとで、そこから太陽神アトム、つまりラーが生まれるんです。




ヌンの神、エジプトの始まり


ヌンから生まれた創造神 アトム

ナイル川がエジプト文明の発祥の要ですから、水をイメージさせる神が最初なのかもです。


ヌン。はnun


英語のnoとも近い響き。否定の意味もありますが、noは名詞の前につくと、その名詞(物や人)が無いこと。


しかし、なにも無い状態から太陽が生まれるわけはなく、超意識が存在したと考え、ナイル川の恵みと結びつけて、エジプト神話では水色の神様ヌンとして形に表しているのかもしれません。


全ての基。最初の一滴。これが、エジプト神話のヌンかもと想像が膨らみます。



日本神話には太陽神、天照大御神様、(まてラぁす神様、)がおられます。エジプト神話の太陽神、唯一のa ラーの神と響きが似ていますね。ヌン神から、ラー神が生まれます。



国を超えて響きが似るのは、基が同じだからかもですね。


天照大御神、太陽神は地球の世界人類を皆、我が子のような気持ちで愛して下さっていると思います。


だから世界人類皆兄弟姉妹のように地球人🌏は仲良く、平和で、いさかいの無い世界にいたいですね。







エジプトの神様はどんどん枝分かれして続きますが、、ここら辺でおわりにします!


長らく、エジプト神話の神様のマニア話にお付き合いいただきありがとうございました!








【画像は全てエジプトの神様からお借りしました。】
















世界のトイレ事情

2022-01-24 05:33:00 | ひとりごと
昨日の続きです。

フンコロガシはエジプト神話では日の出の神様でした。下働きを黙々とやってくださる神様でした。その流れから、今日は世界のトイレ事情について書いてみます。

格差社会って言葉があります。親の収入による教育格差、正規、非正規労働者などの労働格差、などなど日本でもニュースとかで聞ます。

しかし、そういう差よりも深刻な差が、日本と世界の特に水や、トイレ事情にはあります。

私の子供の頃は水洗トイレがない家もありました。しかし、トイレのない家はなかったです。


田舎なんかは、かなり水洗トイレの普及は遅かったですね。夜のボットン便所は怖かったです。


そんな時代を過ごしたからか、トイレのウォシュレットを見ると、日本って贅沢な国だなぁと思います。


トイレを綺麗に使うことはトイレの神様、金勝要の神様への敬意を表しますね。良い事ですね!


先日、とある団体から送られてきたパンフレットを読むと、スーダンでは自宅にトイレを持っている人の割合は32% 人口の3割は屋外で用を足しているようです。


女性は耐えらない気もしますが、現実のようで驚きです。娘はアフリカに行って水の事情は目の当たりにしました。トイレは幸いある家でした。


かつて、日本にも不衛生からくる疫病がありました。トイレを外でする国では今なお実際に多くが水や不衛生が原因の疫病にかかり、命が奪われているようです。


また、1日の大半を水汲みに費やす少女達がいます。その水は泥の混じった茶色い水です。朝、日の出前に「さあ、水を汲みに行きましょう。」と起こされ、茶色い水を汲み、日が沈む頃にようやくその

汲んできた濁り水を沸かして食事をするようです。


日本は、便座でお尻まで綺麗に洗うワォシュレットトイレの普及がある一方で、世界を見回しても、トイレ事情の差だけみても、同じ人間なのにこの格差があります。


水を1日かけて汲んでいる少女が日本に来てトイレをみたらどんな思いになるんだろう。私が反対の立場なら、用を流す水だけでなく、ワォシュレットの水に複雑な思いを感じるかもと思いました。


当たり前に水があるわけではなく全て神の恵です。水はより低い方へ低い方へと向かって流れ全てを潤した後大海に注ぎます。


日本は、戦後ボロボロの状態からここまで豊かな国へとなりました。日本人の勤勉さ、きめ細やかさ、真面目さの賜物です。トイレにおいては、世界ナンバーワンだと思います。水の豊かさと自然の豊かさのお陰ですね。



アフリカが同じように支援したらなるのか、それは、水が循環し下水道を含め安全な水を持続可能に出来るシステムを構築する必要があります。


しかし、日本のように自然豊かな恵まれた国で実現するよりもはるかに難しい様々な困難が、川や緑の少ない国々にはあるんだろうなとも思います。


水にさえ恵まれない国のトイレ事情を知るとは、日本に生まれた事は本当に有り難いことだと感じながらも、少し複雑な気持ちもわいてきます。


先進国の物質社会が、本当に困っている国をすくい分かち合う社会へ変わっていくといいなとスーダンの話を読み思いました。


恵を沢山与えられた日本は優しい国となって、世界の困っている人達に沢山の事を伝えたり支援していけたらいいなと思いました。




エジプトの神様 3 フンコロガシ

2022-01-23 04:44:00 | 神仏について

エジプトの日の出の神スカラベはフンコロガシの形をしています。


実は数年前、仕事で使った絵にフンコロガシがいました。右下です。





土地をどんどんお金のため開発する人間vs動物達。


世界経済の地球儀をさして女性がいいます。


これらの種族はお金にならないから、辞めてもらうわ。


すると、

右下の虫が、

全てがお金ではかられているのかねぇ?とたずねます。


すると、フンコロガシは、

うーむ、、、そうだね。。もし、フンコロガシの我々がいなかったら、世界は糞まみれになるんだけどねぇ。。。と。




皮肉な、辛辣な笑いをさそう、環境破壊を風刺する絵ですね。


エジプトの日の出の神様がフンコロガシを象っているのを見て、ふとその絵を思い出しました。


動物の排泄物を食べるフンコロガシは、実は地球の生態系を維持する重要な役割を担っています。





しかし環境の変動などで徐々に数を減らしていて、なかには絶滅してしまっている種もいるようです。


縁の下の力持ち。トイレが無ければと考えるだけでも、どうでしょう。フンコロガシはそういうお役目をしています。


どう思われようが、笑われようが、自分のお役目が皆んなの出した汚いものを丸め、運び、地球を綺麗にすることだと光に向かい生態系の下層でせっせと頑張っています。



エジプトの古代人は何を思ってフンコロガシを日の出の神だと考えたのでしょうか。


フンコロガシには、昼行性と夜行性のものがあり、どちらも太陽と月の光を頼りに働きます。夜行性のものは、さらに、月が出ない夜にさえ、天の川の光を利用しているようです。


フンコロガシの神経細胞の研究では今はそんな事がわかっていますが、古代エジプト人は、知る由もないです。


ただ、砂漠でせっせと光を頼りにフンを丸めて健気に昼夜運ぶフンコロガシの姿に感動し、神に感応した人が日の出の神としたのかもしれませんね。



太陽神スカラベ(フンコロガシ)

縄文人は純朴だったと言われていますが、自然の大地の中に生かされているのを強く感じることができた古代人って、純粋で、小さな虫の命の尊さや働きを見逃さず、そこに神を見いだしたんだと感動しました。



フンコロガシ万歳!






エジプトの神様 2 太陽神ラーは創造神アトム

2022-01-22 05:31:00 | 神仏について

昨日の続きです。


エジプト神話のトト神は万能の神様だから異名が沢山ありました。トト神は太陽神「ラー」の補佐を務めたことから、「ラーの心臓」ともよばれたようです。



太陽神ラーの心臓とも言われるトト神は、エジプトだけでなく古代ローマ帝国でも信仰されていました。


世界を創ったとする「創造神」の1柱でもあり、トト神は言葉を使って世界を創造したと言われています。


ところで、トト神が補佐をした太陽神ラーについて今日は書いてみます。


古代エジプトは、多神教で神話には、日の出あたりの太陽をフンコロガシの神様として、日中燃え盛る太陽をラー神として、日の入りの太陽をアトム神としました。





太陽にも3つ名前をつけるわけです。実際、様々な神様が何千とおり、まさに、エジプト版ヤオロズの神!


しかし、とても多い神様を、実は基は同じ神様が姿かたちを変えているだけという考えを生み出しています。そして基の神様を1つの神様としてまとめたのが、


創造神アトゥム=太陽神ラーなんだそうです。


フンコロガシの神(日の出の神)はどこいった?



フンコロガシの神

フンコロガシ

(日本神話でも、日の出の神様、ヒルコ様は葦船で流されます。ということで、明日はフンコロガシの神様にします!)

ところで、太陽神ラーは創造神アトゥムと同じです。アトムは核ですね。


私のもつアトムのイメージは、アニメ界巨匠、手塚治虫さんの鉄腕アトム。

そして、唯一の被爆国ですから核兵器のイメージもあります。


大好きな手塚治虫さん作品と核兵器のもつ言葉の響きが共通することにも複雑な気持ちになります。




核兵器廃絶頑張って!



エジプト神話では、アトゥムはエジプト人が最も原初に近い生物と考えていた蛇の形をいます。太陽の形にも、蛇が象られています。





神が日光を運ぶという考えがあったようです。蛇は脱皮により無限に死と再生を繰り返すので、生命を象徴する存在としてエジプトでは崇められてもいました。ツタンカーメンも蛇を頭につけてますね!






蛇の信仰は、日本の古代龍蛇信仰にも繋がります。


創造神アトゥムは世界を生み出しては滅ぼす、生と死、再生と破壊を繰り返していたと考えられています。


インドのヨガの教典では、個の根源のことをアートマと呼んでいるようです。インドにも、再生、維持、破壊の神を信じるヒンズー教がありますね。


アートマン、アトゥム、アトム。そして、日本語ではあとむ、(ひらがなのはじまり音)阿 十 無。無の響きは、ひらがな最後の音、「ん」とも感じます。阿吽にも。



世界に広がる信仰の中で、再生や破壊、始まりと終わりをイメージできる神に、核や根源を表すアトムと同じ音の響きをもつのは不思議だなと感じました。




つづく