大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

エジプトの神様 トト神

2022-01-21 05:50:00 | 神仏について
猿神様について色々調べていると、この画像に出会いました。




この姿、驚きました。




猿が坐をしています。




ちなみに、中国にいる大仏も坐をしています。


中国、楽山大仏  写真はお借りしました!

(私も坐の初心者です。)


坐する猿に釘付けになり調べると、エジプトの猿神様でトト神という神様でした。

トト神とはエジプト神話に登場する神様で、知恵を司るスーパースターの神です。さっそく、エジプト神話の本を買って読みました。


あの感動の名作、宮崎駿監督のトトロはもしや。。トト神から来てるのかも。





古代エジプトは多神教で、自然や天体に神(精霊)が宿るという考えから始まったといわれています。

日本の神道に通じる考えです。


川では魚や水の恩恵に感謝し、川には神様が住んでいる、森では木々や森にすむ動物がもたらす恩恵に感謝し森には神様がいる、そういう考えです。


もう、私の頭では、日本神話とエジプト神話がオーバーラップし楽しくなります。


「トト神」はヒヒ(猿)だけでなくトキ(朱鷺)の姿でも描かれます。トト神には色んな別名があります。



トト神

「知恵の神」

「月の神」


昨日の月
ということは、日本の月読尊にあたる方


「創造神」

「書記の守護者」

「時の管理者」

「ラーの心臓」  

などと呼ばれていました。


「書記の守護者」はトト神が文字を人に伝えたことから付けられた異名です。

また、トト神は時計をつくった神と言われており、暦をつけていたことから「時の管理者」とも呼ばれるようになりました。

水の満ち引きは月が担当することを古代エジプトの人は知っていたのかと驚きです。


また、トト神の絵は、写真のようなエジプトのヒヒ(猿)の姿だけでなく「キツツキ」のようなくちばしをもつトキ(朱鷺)の姿で描かれることが多く、しかも、「の管理者」や「ツキの神」の異名を持つのに驚きました。


何故なら、日本語の言霊の響きと重なるからです。時、と、鳥のトキ(朱鷺)、ツキ(月)。


「時」を司るエジプトの神様トト神が、「朱鷺(トキ)」の姿で古代エジプトで現れる不思議。しかも、文字も司る神!


古代エジプトは木の皮に象形文字を書いていましたから、トキのくちばしの様な先の尖った物が必要だったと推測します。



トキ(朱鷺)


響きの似ているキツツキ


エジプト神話の神の名前と何故日本の言霊が繋がるのか!?


日本語って凄い。





ワールドワイ





ジャパンだぜ🇯🇵



はじめに言葉ありき。ですね。。。



つづく




【画像は、トト神、トトロ、トキ、スギちやん検索画像より】


昔の思い出 2 神様のバス

2022-01-20 04:12:00 | ひとりごと
昨日の続きです。


しばらく荒野を歩いていました。行けるとこまで行こうと。2人とも無言でした。不安しか思い出せない。


すると、30分くらい経ったころ、車の音が後方からしてきました。振り返るとバスではないですか。


驚きました。



猫バス!!?





と思ったかどうかはさておき、


ヒッチハイクです!2人で、道路で手を降りました。敷くわけにはいかないから?か、幸い止まってくれました。


そのバスは、イスラム教の女子校生達の乗るスクールバスでした。バスの中は女の子達だけで、サリーを女子学生達は皆身につけていました。


私と友人は、伝わったかどうかわからない英語で、運転手さんに帰る場所を伝え、帰りのバスを逃して困っていると告げました。そのバスは、私たちの帰る宿近くを通るようで、快く乗せてくれました。


女子学生達は、私達が始めてみる日本人なのか、凄い興味深々で、トルコ語でワイワイ楽しそうに、恥ずかしそうにこっちを見ながら話していました。


私は本当に救われたと思いました。あの時の不思議な光景を今でも思い出します。決められたツアー旅行では絶対に経験出来ない経験をしたのでした。

2週間トルコを周遊しましたが、友達も旅の一番の思い出と言っていました。


若気のいたり、時間の確認ミスからおこった危機でしたから、反省もあります。


今思い返しても、大学生の時勉強した記憶はあまりなく、バイトしては貧乏旅行を楽しんでいました。かなり、サバイバルで男の子のような旅をする女子学生でした。


しかし、大学生の時の思い出は、真っ先にそれを思い出します。今でも、旅行はなるだけ自分で作ります。決められたツアーは安心もありますが、自分で作る旅行はツアーにはない醍醐味があります。



今はコロナ禍で学生は気の毒です。私は大学生と話す時に、勉強よりもっと色んな経験をした方がいいよって話します。(勉強好きなら勉強もいいですけど。)


にっくきコロ助が早く退散して、皆が色んな経験を楽しめる時がきますように。


経験って、自分の血や肉となり、どんな経験も良くも悪くも大切だなぁと感じます。

人は経験したくて、いろんな場所に行くし、実は、経験したくて、この世に誕生しているとさえ今は思えるのでした。



振り返れば全て思い出。いつかは、時間かもしれないし、何だかはわからないけど目には見えない猫バスが目的地に届けてくれる気がしてます。


だからどんなことも、辛い事や不安な事なら尚更に、経験値を上げる思い出として、いつの日かしっかりと、旅行の思い出のように心に刻まれるのだとも思っています。









昔の思い出 トロイの木馬

2022-01-19 04:45:00 | ひとりごと
昨日の白馬の話からふと随分昔に旅行したトルコの木馬を思い出しました。写真は有名なトロイの木馬の前。色褪せた写真が時代を物語る。


私が大学生のころ、友達と2人で最初の宿と行き帰りのチケットだけとってあとは無計画の弾丸トルコ旅行をしました。お金が無かったですから、チケットはHIS!


登山でも行くのか?というほどのバックパックを背負って、女2人で。トルコは高校生の時からの憧れの地でした。


トロイの木馬の神話を高校生の時に知って、神話が現実だと疑わず遺跡を長年ほり続けたハインリッヒシュリーマンの話にロマンを感じたからでした。



トロイアの行進 Wikipediaより


日本神話も神話ではあるけれど、どこか現実だったと強く思う自分がいて、神話には沢山学べる事があると思っています。


シュリーマンは、発掘調査のプロでもなんでもなくて、神話を信じ宝が埋まっていると信じて、何年も発掘を続けました。


しかし、プロでないわけですから、土に覆われた遺跡を発掘した時は、沢山の貴重な遺跡をボロボロにしてしまったと大好きな世界史の先生は言いました。


私は、ボロボロにはしたけど見つけて欲しかったから、信念のあるシュリーマンに神話の神々が託したんだと思ったのでした。






当時、学生で貧乏旅行でした。宿泊も何泊かは夜行バスの中。地球の歩き方を片手に安い宿を交渉しながら行き当たりばったりで探す旅行でした。


貧乏旅行なのでツアーには入らず、友達とバスに乗ってトロイの木馬のレプリカがある所に行きました。そのそばにシュリーマンの発掘遺跡がありました。


私も友達も、シュリーマンの遺跡に興奮して帰りの時間を気にせず、わー凄い!、凄い!とはしゃいでいました。







ふと、2人で我にかえり、私たち帰れる?とバスの時間を見に行くと、最終バスはとっくに行ってしまっていました。バスの本数が少な過ぎたのです。


現実に戻され、荒野を若い女の子2人で、野宿かなぁ、どうする?と泣きそうになりました。

今はどうかわかりませんが、当時は何もなく、荒野にポツンと何もない場所でした。


友達とその後何を話したかも覚えていません。夕方4時くらいでした。


こんな所にポツンと一軒家でなく、こんな所にポツンとお二人様。


夕陽が強くなるにつれ不安になったのでした。


つづく





猿と白馬 歴史上の偉人

2022-01-18 05:08:00 | 神仏について

猿の彫刻と白馬について昨日書きました。またまた、その続きです。


「絵本太閤記」によれば、豊臣秀吉のお母さんが男子を授かるよう日吉神に願ったところ、懐中に太陽が入る夢を見て秀吉を身ごもった、とあるようです。

秀吉がサルとあだ名されたことは近江の日吉信仰や猿神信仰に関係しているとの説もあるみたいですね。


中世から近世にかけて流行した山王信仰においてもサルは山神様としても尊ばれていましたし、お山の神様の総本山日吉大社には、猿の絵馬があります。





その後、時は流れ徳川家康が関ヶ原の戦いで乗ったのは白馬だったそうです。だから、日光東照宮の神厩舎では雄の白馬がいるようです。


馬は、昔は今の車のようなお役目があったのです。馬力は燃料(火)のようなエネルギーがなくては出ません。

東照宮では神馬(火のエネルギー)を水のエネルギーをもつ猿の彫刻のある厩で休めています。

江戸時代は、それまで続く火のような戦乱の世から、泰平の世にかわり約250年続きました。


天下統一を果たした猿と呼ばれた秀吉。


そのあとが、白馬に乗って天下分け目の戦いを勝利した家康。


この猿と白馬の歴史の流れも興味深いです。


そういえば、昨年末行った箱根の元宮に「馬降石」と称される磐座がありました。2400年前にここで仙人が祭祀を始めたときに白馬に跨った神が降臨した神石だと箱根神社の社伝は伝えていました。


神社の動物や、神々のヒモロギである磐座は興味深いですね。



白馬の王子様には子供の頃、女の子は憧れるものですが、実際、それは夢や絵本の世界で終わる事も多いのが人間の世界の現実かもです。笑。






しかし、神聖な地には実際に白馬に乗った神が降り立つ雰囲気があります。



箱根元宮  馬降石


富士山と箱根元宮





テレビの世界で白馬の王子様といえばこの人!






白馬のマツケン


時は流れて



今のマツケン
白光してる!?



どっちもいいね。笑





【画像は秀吉家康、白馬の王子様、マツケン検索画像より】



猿神様と神馬

2022-01-17 06:04:00 | 神仏について
昨日の続きになります。

日光東照宮の神馬をつなぐ厩、「神厩舎(しんきゅうしゃ)」には、神馬(雄の白馬に限られる)を午前10時から午後2時まで見ることができるみたいです。




写真はお借りしました!



初代の神馬は、徳川家康が関ヶ原の戦いで乗った白馬だったそうです。


その厩の長押(なげし)の上に彫られているのが見ざる聞かざる言わざるを含む猿の彫刻です。


陰陽五行思想では、馬=火の中心であるのに対して、猿=水の初めようです。『神経質な馬の火を猿の水で抑制しよう』『火が燃え広がる前に水で消す』という厩猿(まやざる)信仰が古くからあったとされています。


神社には神馬がいたり、馬の銅像がある神社がありますね。私が訪れた神社にも馬と縁がある所がありました。


伊勢の外宮




香川の金刀比羅宮



貴船神社



住吉大社


写真はお借りしました


相馬中村神社←馬尽くしの神社!

狛犬ではなく、二頭の馬の像が神社をお護りします。

丹生川上神社←妹が参拝


妹の写真より

その他、まだあるようですが、神馬がいたり、馬の像が神社にはあります。


馬の属性が火とは、納得です。福島県の相馬中村神社は、平将門様が祖で、相馬野馬追の神事が行われるわけですが、あれはまさに、火のような燃える男のおまつりでした。迫力がすさまじい。


法螺貝を吹くところが早朝の神事にあるんですが、それは、まさに修験道や天狗をイメージさせます。赤い、火のイメージが私にはしました。


貴船神社や住吉大社は、水の属性が強い神社です。近くを流れる貴船川には、優しい玄天の黒龍神様がいらっしゃるようですね。見たことはありませんが、いると教えて貰ってから、何だかいると思えます。貴船川の傍には、鞍馬山。鞍馬といえば義経と天狗。火の属性がこの山は強いようですね。



住吉大社は、源氏物語でも明石の姫君の所にでてきますが、昔はあの場所は大海でしたし、住吉神は海の神様ですから水の属性が強いですね。



水と火の和を神社が動物で象るんだと、今改めて感心しています。


東照宮なんかは、華厳の滝とか近くにありますけれど、山の中だから猿(水の属性)を彫刻で彫って馬(火)を守り休ませ、和合させているのかもですね。


水と火は陰と陽のようですから、人体も頭が「火」照ってカッカしてきたり、怒りとかで腹がたったりしたら、撒き散らす前に、冷静にお腹の下でぐっと堪えて「水」で冷やす必要あります。


身体で輪のように自在に自らの火と水を和合できるようになったら、丁度良い塩梅で人生を生きる事ができそうです。