大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

日光東照宮の猿の彫刻

2022-01-16 06:01:00 | 神社仏閣

庚申信仰を調べていくと、庚申の塔に、3匹の猿が彫られているものがありました。申(さる)は猿。







そこから三尺の三は、もしや、見ざる聞かざる言わざるの3匹の猿?と調べてみると、繋がりがありました!今はネットの情報に感謝。昔なら図書館にGOですから。


日光東照宮の三猿は実は8面あり、16匹の猿が彫刻されているらしいです。日光東照宮に昔行った時は気付かなかった!8面はそれぞれ人間の生き様に置き換えられるみたいなんです。


1赤ん坊時代

2 幼年期←三猿(見ざる言わざる聞かざる)



3 独り立ち直前

4 青年期

5 挫折と慰め

6 恋に悩む

7 夫婦と荒波


8 妊婦



三猿は、「世の中や人の悪いところは見ないように」「人の悪口を言ったりしない、余計なことを言わないよう」「人の悪口を聞かないよう、また悪い噂を聞いたとしても聞き流す」という智慧のようです。


8(妊娠)にいくとまた1(誕生)にかえります。


生まれてからの一生を、三猿のように色んな外界(外海)の悪口、失恋、挫折なんかの荒波に晒されながらも、智慧をつけ、最後はまた神様の子宮、宮に還るということでしょうか。


仏教伝来以前の日本では,神社の社殿のような建物は存在していなくて、磐座(巨岩)や大木などを神が降り立つ依り代としていました。その一定のエリアをミヤ(あるいはニワ。後の「宮」と「庭」)と呼んで聖域とし祭祀していました。


1の赤ん坊時代、母の子「宮」から誕生し、8の妊娠は、神の「宮」(ミヤ、ニワ)に還る。1は夫婦和合で人は生まれ、8は神の愛と和合するイメージにも見えます。


日光東照宮の彫刻の猿は誰が彫ったかはわからないけれど、深い示唆があったんですね! 


日光猿軍団の猿回しとかも、なんだか猿が廻る輪廻みたい。猿が気になってきました。






三猿が有名なのは、特に幼年期時代に象徴される事に苦しめられる人が多いからかもです。人の悪口を言ったり言われたり、見てはイケナイものを見てしまったり、見せられたり、聞きたくないことを聞いたり、聞かされたり。。


ところで、日光東照宮はどこか完成させないように作られていると聞いたことがあります。


完成したら、行き着いたら、陽に極まったら陰に向かう法則を、徳川家は知っていたから、繁栄を託し、初代徳川家康を祀る東照宮に、煌びやかだけれど、どこか欠けた部分を敢えて残したようです。


欠点は、何においても、成長し続けなさいと自分を守るために神様が与えた所だとも考えることもできます。


東照宮は、妊娠中に参拝しました。その時は家康陵だくらいしか知りませんでした。随分前ですね。世界遺産ですし、彫刻が綺麗になったようですし、また機会があれば訪れてみたいです。




【日光東照宮 猿 検索画像より】


庚申信仰

2022-01-15 05:09:00 | 神仏について

道教は仏教、儒教と並ぶ中国の三大宗教です。タオは道。私は無為自然をとなえる老子の本を昔から愛読していて、数十回は読んでいます。


庚申信仰は道教を元にする信仰といわれいて、十干(じっかん:甲・乙・丙・丁・戊・己・・辛・壬・癸の総称)と、十二支(じゅうにし:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・・酉・戌の称)の組み合わせで、六十日ごと、6やってくる庚申(かのえさる)の日に、庚申さまをまつる行事をします。



庚申信仰で興味深いのは、人の罪についての考えです。


人間の腹の中には「三尸(さんし)」と呼ぶ三匹の虫がいて、少しの過ちも見逃すことはないようです。その三尸は、庚申の夜、人が眠っているすきに人の体内から脱け出て天上に上り、その罪悪を天帝様(宇宙を司る神)に告げる役目をもっています。







天帝様のところには、それぞれの人の罪科を記録した台帳があって、あまり記録が増えると人間は命を奪われます。


そのため三尸が体内から抜け出ないように、庚申の夜は寝ないで酒宴などを催しながら夜を明かします。こうした行事は、初め貴族社会で行われていましたが、中世末から近世にかけて一般庶民の間にも拡がりました。




あちらの世界に行ってから、閻魔様が台帳により厳しくチェックするまえに、生きているうちに自分の三尸が告げ口するとは興味深いです。


仏教では、庚申の夜は帝釈天や青面金剛をまつります。


神道では、青面金剛が猿の形をしていることから、神道では猿田彦と結びついて、道祖神信仰と混合しているようです。


この三尸を自分の誠の心としたらどうでしょう?


自分の誠の心が自分の進む道を知っているのにも関わらず、それに反いた時に青筋立てて、仁王立ちになって、青面金剛のような青鬼のような憤怒の形相で自分の心の悪を阻止しようとすると考えてみます。


もしくは、お前は嘘を言ってないか?とピノキオの鼻ではないですが、鼻の大きな猿田彦様が赤い鬼のような形相で問うてくる。


そう考えると、青鬼も赤鬼も自分の心にいてくれる存在で、節分なんかに豆をぶつけて追い払うべきは鬼ではなく、鬼に睨まれる自分の心の悪かもしれません。







庚申の日は、人は60日くらいで良くもなれば悪くもなる要素があるから、振り返りの目安期間かもです。

自分の罪を知るのは自分が一番。自分の中の監視人(三尺)が言挙げする。


他人の罪は、その人が自分で言挙げすれば良いだけで、他人の悪口とかは言わず、ここは自分の罪だけを見つめるという所がいいですね。


お地蔵様が全国にありますね。


そういうのを昔の人はみながら、

あー酒呑みすぎたぁ、農作業サボってしまったぁ、妻がいながらとなりの若い女の子にチョッカイ出してしまったぁ、チョッカイだされたぁ、家族と喧嘩したぁ、とか反省したのかもですね。笑。悩みは太古の昔からあまり変わらないのかも。


2ヶ月毎くらいで確かに自分を反省するって大切かなぁと思います。軌道修正っていつでも出来るけれど、早ければ早いほど傷も浅い。


死ぬまで反省できなかったら、閻魔様の台帳が広辞苑くらい分厚くなって、もう、閻魔様が目玉を飛び出して睨んでくるから、あちらの世界にいった時に消え入りたくなるかもです。







三尸には感謝して、自分の誠の心に言挙げされても恥ずかしくないように、青鬼も赤鬼も我が友にして、自分も2ヶ月くらいで一旦自分を振り返る庚申信仰を取り入れてみたいと思いました。


最後はを貰いたいな。




俺たちひょうきん族 懺悔室より



【画像は庚申信仰、赤鬼青鬼検索画像より】




性と心の違う子供達

2022-01-14 04:51:00 | ひとりごと

先日夕方テレビで報道番組を観ていると性と心の違う子供達というドキュメンタリーを以前やっていました。

ツツの話を知ったあとだったから見入ってしまいました。

その番組をみて、大学生が以前発表してくれたトランスジェンダーの話も思い出しました。


同性婚カップルのもとにホームステイした彼女は、スーパーで可愛い赤ちゃんのお母さんに性別を聞いたのでした。


返答は、性別を決めるのはこの子なのよという答えでした。


テレビの取材を受けたのは、母親でした。そして、その方のお子さんは未就園児の時から自分の性別への違和感を訴えていました。


スカートをはいていくと、幼稚園で虐められ円形脱毛症になり、行けなくなりました。どうして自分を間違って生んだんだ、死んで生まれ変わりたいと泣いて言ったようです。そして、お母さんも、どうしてこの子を女の子で生んであげられなかったのかと嘆いていました。


自分の子供がそういうときには、親はどうすればよいんだと苦しみ悩み一生懸命に調べて本を読んだりします。


性と心が違う子供達に対して、小学校からは、理解するようにパンフレットなどがあったり配慮がなされている一方、園児に対しては何もなされていないのが現状でした。


その子は、ピンクのランドセルを希望しました。しかし、ピンクのランドセルを背負うリスクを説明し、お母さんはその子にグレーのランドセルを選んだようです。


その子に笑顔は無く、入学式の写真は椅子の上に置かれた帽子だけでした。お母さんの苦しかった思いと、その子の悲しみに胸が痛くなりました。


精子と卵子が受精した瞬間に性別が決まります。心はその後にこの母親の元に生まれたいという意思と納得のもとその肉体に入り受肉すると私は思っています。


そこに男の子「らしさ」や、女の子「らしさ」が性別と適合しなかったらトランスジェンダーとなるのかもしれません。


そもそも、「らしさ」を求めることが適当ではないようにも思えます。


生まれてから女の子や男の子「らしく」なるのではなく、生まれることを決めた瞬間に性別をその子の心は決めているんだと改めてテレビを観て思いました。


アメリカで統計をとったトランスジェンダーの自殺の割合を、テレビでお母さんが涙ながらに述べていました。


8割が自殺を試み、その半分がそうなってしまうと。


衝撃でした。心と性別の違和感を持つ苦悩が、その割合に現れていることが苦悩の大きさを明らかにしていました。


自己肯定をしようとしても、ハードルが高く未就園児の無邪気な時から、その違いにより虐めを経験したりしているのですから。


どうして、スカートなの?変なの!?そんな言葉や、トイレを好奇な目でみられたり無理やりだったり。そんな行為が幼稚園で起こっていたのでした。


何気ない幼子からの言葉や行動に深く傷つけられる園児がいるということです。その子は幼稚園に行けなくなったのです。


幸いお母さんが我が子を守るお母さんで良かったとも思いました。


そして、啓蒙のために行動を起こしてテレビで訴える事により、その苦悩を知らない自分も、想像できる限り、感じとる事ができました。全く至らないとは思いますが。


トランスジェンダーとして、テレビで活躍されている芸能人の方も、同じ苦悩を乗り越えた方々だと思います。はるな愛さんも、ラジオで希死想念がずっとあり、自分は自分で良いと認められるようになったのは随分経ってからだと言っていました。


自分が知らない苦悩を抱えた人がこの世には沢山います。しかし、その苦悩を理解しようとする人がいるのも事実です。


声を上げて変えられるものは変えていく。沢山の苦悩と涙の後の勇気は、同じ苦悩を持つ人に、同じ轍を踏ませないことに繋がり、将来笑顔を増やす事につながる思います。


こういう取材に応じて、愛する我が子を守り、社会を変えていくお母さんの姿は、とても尊く感じました。




睨めっこは負けて笑う^ - ^

2022-01-13 04:32:00 | ひとりごと
睨めっこしましょう笑うと負けよあっぷっぷ。変顔されると笑ってしまいます。負けじと変顔します。なんだか笑いを電波させる幸せゲームですね。

片方が笑ってしまって勝ち負けが決まったら、勝った方も堪えていた笑いをはじめます。


笑いも、怒りも、悲しみも、我慢出来ないと出てしまいます。すると近い人、特に家族には伝わります。


良い思い、笑いなら良いけれど、伝わるものが良くない時も影響されがちです。

伝わるのなら良い気持ちや、笑いの方が後味がよく気持ちいい。


自分の部屋の電気は自分で管理します。まわりが機嫌悪いと、波のように伝わってきますし、自分の機嫌が悪いと、これもまた伝わります。


家の中で、誰かが暗くなると、家中の電気がいっぺんに消えてしまうことがあります。怒りが爆発した人がいると、電球が火花を散らしてショートします。


その気持ちが電波してしまうのは、その本人と近くて、その人を大切に思うからこそです。


ただ、ずっとショートした電球を変えなかったり、自分の電気までずっと消してしまうと、だんだんと家中の明かりを点けるスイッチが見つけられなくなります。


それなら、子供部屋は今日は暗くても、リビングだけは明るくして、明るさの光を電波させよう。反対もしかり。そうして、電気を点け合う。たまには、自分が暖炉に変わる。






暗いという漢字にも日は2つ隠れています。日と音でもあります。暗い中でも、音(言葉)で日(光)を取り戻す。


天照大御神様でさえ、天岩戸にお隠れになりました。世の中は真っ暗に。大変です。太陽の恵が途絶えたら、生き物は育たなくなります。


悲しみに打ちひしがれた多くの心が世界に与える影響はそれ程になる事もある気がします。戦争の写真は何故か現代でさえモノクロに見えます。


悲しい気持ちのひとが部屋から暗い顔をしてでてきたら、ただ明るい部屋を少なくともひとつは用意して、明るい部屋で温かいスープでものませてあげて、こちらは普段通りにいる。




普段通りでは無いですね。。



睨めっこだけど、暗さに負けない、明るさを。堪える忍耐の時でさえ、どこか、自分が楽しくなる事は続ける。ワカメな空想して1人でも笑う。笑うといいですね。それを電波させれば、もっといい。


あっぷっぷっの睨めっこも、真っ暗くては良くも悪くも見えませんし、最後はみんなが自分の心の電気を自分で点けて、幸せは自分でなるもんだと思えるまで、自分は自分で守る。




あっぷっぷっでなく、ぷっぷっぷっ。



笑うと少しは明るくなる。


明るい方がやっぱりいいなと思わせることができたら、あっぷっぷっの対戦で負けながらも笑いをぷっぷっぷっとどんどん電波出来たら、なんだかどんどんシアワセな気持ちになりますからね。









天照大御神様

2022-01-12 05:31:00 | 神仏について

今日は撮りためた太陽の写真をご覧ください。自宅からも沢山ありますけど。。

箱根

箱根



自宅から

津野山


白山



自宅


龍王の滝(高知県)








自宅 朝日

娘撮影 遊園地観覧車より


自宅 夕日


自宅 夕日

白山平泉神社

白山

戸隠神社


戸隠神社

娘撮影

自宅 朝日


江ノ島神社


大国魂神社



靖國神社




香取神宮



自宅 朝日


自宅 朝日


カーテンを開けて太陽をみるとありがとうございますと手を合わせ言ってしまいます。十と早いと月と日で朝日。
また朝は、明るいに、クロス2つ。朝は坐、そして祈りからスタートです。
太陽は朝からエネルギーを与えてくれますね。




太陽を浴びて、規則正しい生活から。


永平寺にて



天照大御神様、感謝。





【画像はLINEスタンプより】