私は、8月15日という日を日本国民及びアジア諸国民が天皇制軍国主義・ファシズムのから開放されたことを祝す日だと考えています。
明治維新以降、日本は、日清戦争を契機に帝国主義国家への道を歩んでいきます。日露戦争以降において日本の帝国主義化はいっそうあらわになり朝鮮半島や中国大陸、そしてアジア諸国への戦争と侵略の道を歩んでいきました。1910年には朝鮮半島を併合して日本の植民地としました。1941年には大東亜共栄圏なる欺瞞的スローガンを支配層が掲げてアジア全域に対して侵略を進めていきました。国内的には、国民は天皇の絶対的支配体制のもとにおいて無権利状態に置かれ貧しい生活を強いられていました。当時の日本の情況は、日本共産党綱領に端的に記されています。
『当時の日本は、世界の主要な独占資本主義国の一つになってはいたが、国を統治する全権限を天皇が握る専制政治(絶対主義的天皇制)がしかれ、国民から権利と自由を奪うとともに、農村では重い小作料で耕作農民をしめつける半封建的な地主制度が支配し、独占資本主義も労働者の無権利と過酷な搾取を特徴としていた。この体制のもと、日本は、アジアで唯一の帝国主義国として、アジア諸国にたいする侵略と戦争の道を進んでいた。』(日本共産党綱領)
日本共産党は、1922年に日本の進歩的な伝統を受け継ぎながら創立されました。創立当初より日本共産党は、民主主義と反戦平和と唱えてきました。日本共産党は、戦前の日本において日本人民の苦難の根源には、絶対主義的天皇制や半封建的な地主制度及び独占資本(財閥)の労働者に対する過酷な搾取にあるとしました。そして、日本共産党は、戦前の日本において絶対主義的天皇制を打倒して主権在民と地主制度を解体して農民に土地を与えて自作農を創設することや独占資本による労働者への過酷な搾取・横暴を打破する、民主主義革命の革命路線を掲げていました。また、日本共産党は、戦争と侵略に反対して朝鮮半島の独立をはじめとして天皇制軍国主義によるアジアに対する植民地支配を終わらせることを主張していました。このために、日本共産党は、非合法政党おしてしか存在できず、創立当初より天皇制政府から弾圧されてきました。それでも日本共産党は、民主主義及び反戦平和の旗を下ろすことなく戦い続けました。
1945年8月15日に天皇制軍国主義・ファシズムは、敗北してポツダム宣言を受け入れる形で連合国に無条件降伏ました。その後、天皇制軍国主義・ファシズムを打破するためにGHQの占領下でとはいえ日本は、一定の民主化が図られました。日本国憲法には、天皇条項という民主主義に反する条項が存在していますが、主権者が大日本帝国憲法の天皇主権から国民へ変わり、天皇から一切の権能がなくなりました。GHQの占領政策により半封建的地主制度が解体され、不徹底ながらも財閥の解体が行われました。戦後の日本における民主化の動きは、日本共産党の革命路線の正しさを裏付けました。
現在、軍国主義の亡霊が具現化のしたかのような自公・安部内閣が日本国憲法の平和と民主主義の原則を破壊しようと企んでいます。このような、支配勢力に対する日本共産党の最も明確な対決姿勢は、戦前にまで遡ります。現在、国会に議席を持っている政党の多くが大政翼賛会に合流して戦争と侵略に加担した勢力の後継勢力です(公明党は戦前には存在していません)。彼らは、第2次世界大戦後に名前を変えただけで戦争と侵略への道に加担したことに対して真剣な反省を欠いています。
私は、日本共産党の党員として、天皇制軍国主義・ファシズムからの日本国民及びアジア諸国民解放を祝すとともに軍国主義復活を許さない決意をいっそう強めていきます。
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