2010年 元旦

　あけましておめでとうございます。
　この１年、みなさまが健康で幸せに満ちた日々をお過ごしになられますように。

　お正月の飾り付けはしたものの、いつも通りに仕事があると、新年を迎えるという気持ちにはなりませんでした。でも日付は変わり、年は変わり、２０１０年が始まりました。
　昨年は、「神様は、今度はどんな試練を与えて下さっているのだろうか。」と考えることの多い年でした。それでも舞台に立ち続けられたのは、心から応援して下さっているみなさんのお蔭であります。
　遠くラスベガスまで、たくさんの方にも訪れて頂きました。KAが始まり、5年経った今もなお、こうしてたくさんの方が訪れて下さることは、本当にありがたいことであり、嬉しいことで、幸せに思います。
　また１年、ここラスベガスで舞台に立つことになりました。みなさまに頂くエネルギーに私のエネルギーを足して、幸せにあふれる舞台、そして１年となりますように。
　今年もどうぞよろしくお願いいたします。

　お正月はお雑煮です。厚削り節でだしをとる間に、おいしい煮干があったので田作りを作ってみました。小布施の栗かのこを栗きんとんに、ニシンの酢漬けがあったのでこはだの代わりに、煮豆は先日両親が送ってくれました。そこに田作りとお雑煮を並べれば、ほらお正月。友人がきれいに盛った煮物を分けて下さったので、明日はもっと賑やかになります。

　最近、ラスベガスに来た頃にたくさんの友達にお世話になったことをよく思い出します。その中でも一番お世話になったのがバイグー。今日は、新年のカードに改めてのお礼の言葉を添えて彼に渡しました。
　一日空いたキャプティビティはとても緊張をしました。昨日からの脚の痛みもありましたが、ほかの部位は良く動くので注意をしなくてはなりませんでした。何とか一回目は無事に終了しました。今年初めてのお客様を迎えた二回目は、自分の状態がおかしくなっているのが分かっていたので、注意を払っていましたが、上手くいかないところがありました。だいたい抜けるところは決まっているのに、未だに注意が行き届きません。いつもはショーが終わる頃にはこの状態は治っているので、過緊張から来る症状なのかと思っていましたが、今日はショーが終わってもおかしい感じが続いていました。そしてふと、これは貧血なのかと思いました。一人で暮らしていると、どうしても同じものばかり食べることになります。五年もそんな暮らしをしていたら、足らないところが顕著に出てくるかもしれません。さらに気を付けて暮らしていこうと思いました。
　お客様にお会いすると、今日も素敵な着物をお召しになられていました。出演者が出てくるたびに「お疲れ様でした。」と深く頭を下げながら声を掛けて下さいました。衣装部屋の一人の方はロサンジェルスの美術館で根付に興味を持ったそうで、話し掛けてきました。彼は丁寧に説明して下さいました。本当に気持ちの良い方々です。