のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

祈るのみ

2010-01-28 | KA
 ショーの始まりに地下で待機していると、なんとなく様子が違います。それでも、あまり遅れずにクリフデッキに乗り込みました。そして、そこでも何か様子が違うことを感じていると、いつもより長く待つことになりました。私は、ステージマネージメントからの指示を聞くことが出来る小さな機械を付けていないので、隣に居る人に訊いてみると、事故があったようです。どうやら大事故のようです。
 そのうちに拍手が聞こえました。救出されたのでしょうか。アーティストは大丈夫なのでしょうか。ショーは始まることになるのでしょうか。そしてまた拍手が聞こえ、しばらくするとショーは始まりました。
 クリフデッキから降り、アーティスト達の様子から、その事故は大変なものであったことを感じました。しかし傍らでは、笑いながらビリヤードなどで遊んでいる、何が起きたのか分かっていないと思われるアーティスト達の姿が見られました。私のように、指示の聞こえる機械を付けていない人達は、大きな舞台で起きていることを把握できないことがありますが、この様子を感じられないとは信じられないことでした。そして、見たくない光景でした。
 ショーが終わるとすぐにアーティスト達が集められ、ミーティングが行われました。ミーティングでは彼の今の様子が伝えられました。私達は祈ることしかできません。
 今日はお客様をお迎えしていました。大変なショーをご覧頂くことになってしまいました。一人の方が、ポストカードを預かってきて下さいました。正司くんと私のキャラクターをモチーフにしたダルマと、ダイアナ弁当。びっくりしました。
 今日は少し脚の付け根が痛みました。しかし、事故に遭った彼の痛みに比べれば何もないと同じ事です。今日の事故は小さなことが重なって起きてしまったようです。判断すること、確認すること、責任を持ってしなければなりません。彼の一日も早い回復を祈るのみです。