のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ポーク・ジンジャー・ステーキ

2007-10-21 | 日記
 ランチデートの約束は、予想通りどこかへいってしまいました。連絡はなく、連絡も取れず。
 4時半まで待ったので、お腹はペコペコ。外食せずに済み、念願の豚肉の生姜焼きを作れました。豚肉を食べたいとは、疲れているのかしら。
 近くのスーパーには、普通生姜焼きにする肉の厚さの3倍ぐらいのものが、一番薄切りの肉として置いてあります。食べたいと想像していたものと少々形は変わりましたが、おいしく頂きました。

 コンピューターの調子が悪く、動きがとても遅く、これでは9月までさかのぼらなくてはならないメールの返信に相当時間が掛かりそうです。

銛でも槍でも降ってこい!

2007-10-20 | KA
 「バン!」と音がしたのは、双子の男の子と見つめ合っているとき。

 何かが落ちてきた?

 私の5メートル位後ろ。二人で一瞬ハッと。
 何か分からないまま、安全を確認できないまま、私はフルートを持って踊り始めなくてはなりませんでした。そして、踊り始めてすぐ、フルートが私の顔の近くにあるとき、何かが今度はフルートに当たりました。フルートを持っている手の7センチぐらい先。

 また?何かが落ちてきた。

 5センチ位のものに見えました。当たってからの行き先は分かりませんでした。
 舞台の右と左に何かがある…。足元は安全なのだろうか。動揺しました。何かがまた降ってくるかもしれない。
 動揺は静まらぬまま踊り終え、ケイジから出るとすぐに一つ目の音がしたほうに向かいました。そこで目にしたのは10センチ以上もある釘。二つ目のほうは大きく弾かれてしまったのか、何も見つけられませんでした。
 リフト5を降り、大きな釘をリフト4にいるステージマネージメントへ持って行くと、彼女はビックリ。
 ショーが終わってから説明がありました。釘は、6階の壁に張ってある金網を止めてあるものだとか。ゆるくなって抜けたものがキャットウォークに落ちていて、私が踊っている間、森のシーンの準備をしている誰かが蹴ってしまったのだろうと。その後、ステージテクニシャンからも同じような説明をされ、いま全部調べていると報告されました。それからまた、ステージマネージメントのトップのステーシィからもう一度説明されました。そして、二度とこのようなことがないように、ゆくゆくは6階の壁の金網を全部覆って、釘が表に出ないようにするとのことでした。
 大事になっている…。
 私はかなりの動揺はあっても怪我をしたわけではなかったので「怖かったです。」と言うぐらいでしたが、人によっては憤慨するでしょう。確かにあの釘が身体に当たっていたら大変なことですから。
 2回目のショーは何も落ちてくることなく、無事に終わりました。そしてその後聞いたこと、落ちてきた釘の出所が分かり、他にゆるんでいるものはないか調べたところ、スルッと抜けてしまうものが19本見付かった、と。ゾッとしました。

 ショーの後にレギュラーバトンとフルートを持ってトレーニングルームへ行きました。明日はお休みですし、ちょっと遊んでみましょうか。
 いろいろと回しているとジャックさん登場。昨日話していたことなど、あれやこれや試してみました。私が以前に考えていたケイジを使った動き、危険だからと止められていたものも、今日のショーをご覧になりながら、いい解決策を考えていて下さっていました。
 彼からは次々とアイディアが出てきてそれを形にする面白さ。
 「はい、じゃあ、火曜日のショーでこれとこれとこれをやってみてね。ハハハ、今週末は一日しか休めないかな。」
 と。3つは無理でもひとつぐらいは思い切って試してみたいものです。
 更衣室に戻ると1時。長い時間お付き合いありがとうございました。

何度か観て

2007-10-19 | KA
 2回目のショーの前に身体を温めていると、ジャックさんがいらっしゃいまいた。何度か観ていたら、改善できるところが見えてきたようです。私のことも気に掛けて頂いて、ありがたいなと思いました。
 私が試していることなども話しながら、可能性を膨らませました。
 森のシーンが落ち着かないと難しいと思いますが、この滞在中に彼との時間が持てるように願っています。

良かったね

2007-10-18 | KA
 新しいコーティング材料を使ったフルートを、早くデビューさせなければ、とは思っていました。でも、私は小心者です。撮影があったり、友達が観に来てくれたり、新しい手甲に急に変えなくてはならなかったり、ジャックさんがいらしたり…と思い切ることがなかなか出来ませんでした。
 プロップスの方は優しく、「急がないでいいから。」とおっしゃってくれていましたが、いつかは思い切らなくてはいけないのです。 
 そして今日は思い切る日。まずは、2本目のフルートとして半分だけ使いました。
 舞台が降りていくとき、いつものように「ありがとうございました。」と言ってから「良かったね。」と言いました。

ミニクリエイション開始

2007-10-17 | メディア
 クリエイター、振付家のジャック・ハイム氏をお迎えしてのミニクリエイションが、本格的に始まりました。森シーンが十月末までに大きく変わる予定です。
 彼は一回目のショーをご覧になりました。終わってからお会いすると、珍しく「良かったよ。」とだけ。今回は近めの席でご覧頂いたようなので、そのためかしらとも思いました。ただ、少し上手く流れなかった一ヶ所は指摘され、「では、5ドル?」と言って、二人で笑いました。
 「二回目も、そこができなかったら天皇陛下に電話をするからね。日本に連れて帰ってもらうから。」と、いつもおかしなジャックさん。楽しい一週間になりそうです。


 放映日が決定しました。
『情熱大陸』11月4日(日)23:00~23:30 毎日放送 TBS
 …母まで登場しなければならないようになってしまったようで、申し訳ないです…。

響く一行

2007-10-16 | 日記
 映像が手元に届いたというメールを、今朝見ました。先輩である、テレビ朝日のアナウンサーからです。私は彼女が作る特集が大好きで、在学中に良く観ておりましたが、そのときは先輩であることは知りませんでした。後にそのことを知り、誇らしく思ったものです。
 母校再編統合前、最後の文化祭でシンポジュウムの司会進行をすることになった彼女が、私の参加も依頼して欲しいと母校に頼んで下さっていたそうです。私が帰国できないと分かり、それならと、映像の送付を彼女から直々に頼まれました。
 いろいろとあり、差し迫っての撮影で、上手くまとめられないまま、見直すこともせず送ってしまったテープ。それでも頂いたメールには嬉しいことが書いてありました。その中の一行が繰り返し思い出され、今日一日、その嬉しさで幸せに活動することが出来ました。

栗ご飯

2007-10-15 | 日記
 昨日本屋さんに行ったついでに、隣の品揃え豊富な高級スーパーを覘いてみると、生栗がありました。ラスベガスで生栗を見るのは初めてです。値段が付いていないので、恐る恐る両手にのるほどを買うと6.34ドル。帰って数えてみると13粒でした。半分は茹でて昨日食べました。日本にいたとき、よく母が栗を茹でて、帰宅を待っていてくれたことを思い出しました。残りの半分で今日は栗ご飯。頂いた秋刀魚のお惣菜を開け、デザートに柿を剥き、秋の味覚を揃えました。
 やることがたくさんあったのに、あまりにも良いお天気に我慢が出来ず、自転車を走らせました。こんなに気持ちの良い季節はここでは短く貴重です。やらなくてはならないことを仕事の前に毎日少しずつ終えて、来週末はどこかへ行きたいです。

二週間ぶりの休日

2007-10-14 | 日記
 取材があったので、二週間ぶりの“休日”となりました。今日はいつもの日曜日の行動、ピラーティスに向かいました。
 脳震盪もあったので、ピラーティスは三週間お休みしていました。久しぶりにインストラクターにお会いしましたが、彼女の反応はそう変わらず。そして彼女に撮影のお願いをしていて、そのままでしたので、来なかったことを謝ると、いつもの力の抜けた感じで、「そういうことはありがちなことだから。」と。
 そういう彼女も、ピラーティスの話になるととても熱いのです。今日は最近発見したという、足底筋膜炎の治し方を嬉しそうに教えてくれました。チェアーという機器を使った運動のバリエーションも、たくさん教わることが出来ました。身体もたくさん動かせて、気持ちの良い休日スタートとなりました。

ミニ記者会見

2007-10-13 | KA
 日本の新聞社、三社のインタビューの予定が4時にありました。待ち合わせの部屋に一番に行くと、あとからゾロゾロと。テレビで観る記者会見ミニ版のよう。
 インタビュアーそれぞれの興味が違うところにあるので、それぞれの方と少しずつお話できたらもう少し深められて、私自身もいろいろな発見が出来たことでしょう。
 あとから聞くと新聞社の方のほかに演劇界の重要な方もいらしていたとか。なるほど、演技のことをたくさん訊かれた訳です。
 みなさんで月曜日にはモントリオールの本社に向かうそうです。
 
 今日のインタビューがどういう風に使われるのかは不明です。どこかで記事を発見されたら教えてください。

ペーパーウエディング

2007-10-12 | 日記
「お願いがあるのだけど…折り紙できる?何か折ってくれるかしら。」
 とステージマネージメントのジュリ。
 何かって何がいいのだろうと思いながら続きを聞くと、彼女達は今週末に結婚一周年を向かえ、英語ではペーパーウエディングと言うと。だから折り紙の作品を彼にあげたいと。
 それなら、と早速私はファックスしたばかりのいらない紙を折り紙にして、サンプルを持って行きました。キスをしている鶴。見せながら、ジュリのことだから、羽がくっついている鶴のほうが良かったかと思い、それも出来ると言うと、やはり、手をつないで一緒に飛んでいくほうがいいとの事でした。
 今日は、どんな紙が良いかと探しながらいくつか折りました。単色の折り紙で折るのはおもしろくない気がして、取っておいた、日本のきれいな包装紙の素敵な部分を切り取ることにしました。
 “さくらパイ”は、淡いピンクのぼかしに濃いピンクの花びらが。
 “さくらSENBEI”は、渋めのピンクのぼかしに墨絵と文字。
 “源氏あられ”には、源氏物語絵巻がついています。
 “とらや”、彼女、寅年だったらおもしろいかな。
 “神宗”は上手く切り取ると片方に花模様、もう片方に松が出そうです。
 “柿安”は、柿色に金箔も入り、柿色と柄とおもしろく出そうです。
 などなどいくつか折って持って行きました。
 単色の折り紙も見せながら、「どれが良いかしら。」というと、たくさん折ってきたことに彼女はビックリ。そこから彼女はチャチャチャと選び始め、あと二つの選択になりました。
 虎の文字の入った鶴が残っていたので、試しに干支を訊いてみました。調べると寅年。そして、なんと彼もひとまわり違いで寅年。
 虎の文字は大きいので、小さな鶴に折ってしまうと完全に模様にしか見えません。その模様にちょっとした意味があることになり、彼女はそれを選びました。
 最後の作業は彼女自身ができるように残しておきましたが、「あなたのほうが上手に折れると思うから。」と結局私が折ることに。これで彼らの進む方向も決まりました。
 素敵な結婚一周年をお迎えください。