陽だまりのねごと

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ノラや

2006-08-17 01:05:00 | 
ノラや

中央公論社

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昨日出会った友がラジオで朗読を聞いたと言う。
日記風で毎日、毎日出て行った猫を案じている姿に傾倒してしまって
自分ちの元野良が出て行ってしまう夢まで見たと言う。

 なんだっけ?作家は?本の題名は?うぅ~ん記憶にない…

友にない記憶が微かに私にはあるような?
月刊猫雑誌に紹介してあって本屋に走った記憶がある。
確かウチにあった。
たぶん読んでいるはずのあれに似ている。

 なんたら百聞のノラやのような気がするけど?

 そうそう!そんな感じだった。
 ノラは帰ってきたの?

 確か娼家の女が盗んだんじゃなかったかな?

 話が違うみたい???

読んだはずなんだけど…内容の記憶がないよう…
まだら記憶年齢の同級生の会話はどうも閉まらない。

オシム氏が監督になって
急にサッカーファンになったらしい息子が
アジアカップ戦を観ている横で、
気になる『ノラや』の本をめくってみた。

百聞さん、おそるべし猫バカ。
飼わないつもりのノラにすっかり心を奪われるまでの
心理状態が克明に描かれて、
居なくなってからの、あの心配も手にとるように判る。
淡々と綴られた筆致がたまらない。
もぅ~猫好きには判り過ぎてしまう。

友が朗読を聞いて、
わが猫の家出の夢をみた気持が
なるほどと納得。
彼女は相当な猫バカだもんね。

『ノラや』結末を気にしていた友に、
結末だけメールしても、
推理小説の犯人を教えるようなものだから

 次に会う時
    お返し候

と、本を郵送しよう。

しかし、
明日は仕事だから、早く寝たのに…
枕元に暑苦しい猫が二匹熟睡しおって…

寝汗をぴっしょり、おでこにアセモがカイカイ。
やっと顔面帯状疱疹が消えかかっているのに、
また、顔に難

明日は、いや、もう今日は
台風が接近しているらしい。
出勤したら夕方まで家に居ない。
いつもは猫のために窓を開けて出勤するんだけど、
これから強まるに違いない風が心配。
閉めると猫が茹だる
猫はクーラー嫌いでクーラーを付けて出てもその部屋には入らない。
さぁ~どうしよう?

充分、私も猫バカ