陽だまりのねごと

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案外正しい福祉サービス第三者評価

2006-08-22 06:13:25 | Weblog

特養入居者に性的暴言 東京・東大和 (朝日新聞)

別の職員も侮辱発言 東京・東大和の特養ホーム

特別養護老人ホームで職員による性的暴行があったさくら苑のHPに
今年から義務つけられた第三者機関による評価がごていねいに載っていた。

特に改善すべき点として

 ・人材育成
    職員の向上心が今ひとつ発揮されていない状況…
    主任クラスでの運営を主とする傾向が強く…

 ・職員間のコミュニケーションの強化
    職員の満足度(ES)がアンケート調査から低い状況にあります。
    ESの低下は、モラル低下を招来することになり、
    ひいては顧客満足度(CS)の低下にもつながります。

事件が予見されるような評価がされている。

私の事業所にも評価のための調査が先日入った。
評価されるための費用も事業所持ち。
弱者に負担で凌ぐ福祉の構図はこんな所にも健在。
1時間強の短時間で何が分かるのかなと
正当性について半信半疑だったけれど、案外妥当な線が出るものらしい。

さくら苑は上意下達で回っていた様子が伺える。
下の職員は不満を上に言えない。
溜まったものが、
訴えても認知ありと事実と認めてもらえにくい
バレない弱い利用者に向いたと思われる。

へルパー2級は各地で講座が開かれ、ちょっと失業中の人も
ついでに採る資格、役に立てば幸いの風潮もある。
生活のために安直な気持で職を得た職員も少なからず居る。
そして、現場は結構安い給与で激務なのだ。
講師についても、介護福祉士の資格を持っているだけで
施設職員として不適切ドロップアウト者も中にはある。

実際、私が受けた時に人間性を疑う講師に出会ってしまった。
あまりのひどさに講座を運営している会社に抗議をした。

 (中に居る少数派のために、
  全受講者や講師の資質を疑っている誤解のないように、
  ほとんどの人は福祉を志す暖かな心の持ち主であると
  蛇足ながら付け加えます。)

入所と言う全生活お任せの施設は
特にじっくり検討して決めた方が良さそうだ。
職員がモノ言えない民主的でない雰囲気を感じる施設は要注意。 
昨年まではグループホームのみが義務化されていたが、
今年度から第三者評価がすべての福祉サービスに適応になった。
ワムネットの開示情報から検索して誰でも見る事が出来る。