陽だまりのねごと

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カールじいさんの空飛ぶ家

2010-01-02 06:26:41 | 映画(DVD)
だらだら虎の親戚の猫と動かないで口を動かしていると年賀状が届いた。

  そうそう今年はプリンターの調子が悪かったのよね。
  ボロいの買ったし壊れたかな?

  おかぁさま  なんたらクリーンというのした事ある?

なんじゃそれ?
だいたい、いつもは『かぁさん』という娘が『おかぁさま』と言う時は決まって苦言。
前の機種ではやっていた覚えが確かある。
買って2年?経過。そういえば1回もやっていないような?
母が出来ないとこをするのも帰省の目的らしい娘がさっそくちゃっちゃとしてくれた。

  インクも切れてるよ。

そう言えば微妙な量だった。
買いに行く?外に出る?面倒くさい。
1日だね。映画1000円だね。行く?
お正月映画ってあんまりおもしろくないねぇ~
何やってるの?


  カールじいさんの空飛ぶ家

二人で意見があった。
混んでいるかも?座席はネット予約しておこう。
この時間だったら14時?

とたんに、こたつむりになって動きたくなくなった。
娘が言う。

  こういうだらだらに気合いを入れるのが予約だからね。
  いくっきゃないよ。
  インクも買うんでしょ?

だらだら着替えて3分間メーキング。
狭い玄関で二人して交代でブーツを履いていたらモコがお出かけの気配を察して出口に転ぶ。
そうよね。久々人口密度の高い我が家だった。
ちょっとお出かけしてくるね。寒いのに人間はバカだねぇ~

前振りが長い
さて、本題。
カールじいさんは奇想天外な物語だから、どうよ?と言う突っ込み場所はいっぱいあったけど
全体に明るいトーンでハッピーエンド。めでたしめでたしがお正月っぽくって良い。
ひとつ気になったのは
全部、全部、ご都合主義でうまい具合に助かるのに
元ヒーローじいさんの悪役だけが助からないまま。
その辺りがアメリカっぽいのかな?

登場する子供の家庭崩壊がディズニー時代反映を感じた。
要介護状態になった時の独居老人の処遇はいづこもおなじか?

しっかり手にしていたカールじいさんの四点杖。
これ介護保険の福祉用具貸与品だ。なんてチラッと思うとこが職業意識。
やだねぇ~
冒険の最後にはその杖なしでじいさんは歩きだす。
どんなリハビリメニューよりケアプランより本人のやる気、生きる意欲が優る。

観ているのは子供たちとその親が多かったけど、
高齢者、離婚家庭の子供たちと社会が抱えている問題点がちゃんとアニメに踏んであった。
人の孤独や尊厳やこうでなくちゃ生きて行けないねって深いとこ分かるのは大人かな?

わんこたちのおバカぶりが物語に花を添えている。
名前なんていったっけ?もう忘れた。
「じいさんの飼い犬になったわんこのコロコロぶりがモコ似ているね」
と、話ながら娘と帰路についた。
そういえば、カールじいさん妻ルイーザの幼少時は
くるくる動く目でよくおしゃべりしていた娘の幼い頃とよく似ていた。
こう言うのは娘に言わないでおく。