陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

クローズアップ現代 ほめる力

2010-01-26 22:26:07 | Weblog
1月26日(火)放送NHKクローズアップ現代

辞めてゆく人が多い企業が
『ほめる』ことでやる気を引き出して職場の定着してもらおうという試みをやっていた。

職場でついこの前、私の紹介で入った人が1ヶ月半で辞めていった。
その人は
疎外感と全人格否定の中で、委縮してしまって次から次にドジってしまうし
口の利き方から手足の動かし方までどうしていいか分からなくなったと言った。
誰も責めないで『私がバカだから』を繰り返した。
何一つほめられる事がなかったのだろう。

新入者のマイナスの方が不思議と目に止まる。
そこを直してわが社カラーに変えてもらおうとやっきになって
せっかくやる気で入った人の実力を引き出すことなく、潰してしまった。

私が入ってから後のちょうど1年で採用が4名。退職6名。
退職者の中で在職期間が半年未満が3名。
欠員を補う募集を年中出している。

こういう試みはうちの職場にも本当のところ必要な気がする。
年功序列が厳しいから1年しか経過していない私に発言権ないが、気がついて欲しい。
長く居る人が偉いという空気の個々を認めるという素地を生まない素因だろうとも思う。

ほめる事は一人一人をじっくりと知らなければ出来ないと番組で言っていた。
知ると言う事はしっかり関わる事でもあると。

三面記事小説  角田 光代

2010-01-26 21:04:56 | 
三面記事小説
角田 光代
文藝春秋

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たった何百字の新聞の三面記事から
ひょとするとこれが事件の裏事情だったのかと
うっかり納得させられてしまう。
ほんの普通の家庭時間から徐々にいつの間にか異常の世界へと移行させている。
原因はちょっとしたボタンの掛け違いか?
ものすごく自然の流れの結末に最初の記事に落ち着く。
上手いなぁ~角田光代さん。
短編6編の中でついつい職業柄、
最後の介護疲れで母殺人を描いた『光の川』が気になった。
この種の事件はい今だってなくなっていない。
追い詰められる人は今も居る。
事件に至る前に介護保険の利用はあっただろうか?
もし利用していたとしたら担当ケアマネージャーはどんな手を尽くしていたのか?
その辺りがすごく気になる。
正直、他人事ではない。

取り上げてある三面記事はH16~8年ではあるけれど決して古びていなかった。