陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

日頃決別 たった二億の宝くじ

2010-09-06 20:59:01 | Weblog
くじ運が抜群に良い人が職場に居る。
昼休み、今日も「当った話」に花が咲いた。
たった1回、通りすがりのガソリンスタンドで満タンにしてもらう間に
併設のソフトクリームを買ったら、レシートを貼って応募するハガキ貰った。
投函した事も忘れていたら、当選のお知らせが届いたと言う。
キャスター付きのあの海外旅行用トランクか?北海道海産物か?etc
5種の中から賞品を選ぶんだそう。
この前も某ホテルお食事券を持っていた。
それからそれから
○○温泉1泊旅行が当った、日帰りバス旅行が当たったからと有給休暇を取ったばかり。

この幸運は我々にも分けてもらおうと
今から年末ジャンボ宝くじを彼女へ買ってもらう相談が持ちあがっている。
もしも、もしも前後賞で三億当ったら、6人で分けて一人5000万づつ。

  「当ったら、絶対に仕事を辞める」

全員で辞表を出して、理由は内緒にしておこうと息巻く。
部長が真っ青になるよねぇ~隠微な笑い。
考えたら5000万程度、お金持ちにしてみれば端金。

  「はぁ~」

とため息を付き、
お隣のソフトクリーム屋の今日から季節限定ぶどうソフトも揃って舐め終わり
さびしい貧民の我ら、解放の時終わり午後の仕事に就きましたとさ。

今度の川柳会のお題に「日頃」があった。
ピッカーンと閃いたので仕事に入る前に
隣席のくじ運の強い彼女にタイトルの川柳をメモ紙に書きつけて、
こっそりみせたら
日頃、真面目にクソが付くお顔が笑いを必死で堪えてくちゃくしゃ。
そうそう眉間にシワよりこの顔よ。
ふたりだけ、しばし休憩時間モードから戻れない。

川柳の方はイマイチ推敲が足らない気もするけれど、
川柳会までにはまた考えるとして
彼女にむちゃくちゃ受けたので、ちょっとここに置きたくなった。

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朝焼けと虹 散歩道

2010-09-06 05:55:43 | Weblog
不気味なくらい空が赤い。
月曜日。
なぁ~に。稼働5日じやないの?
疲れは取れたかな?
自問自答の朝散歩。
よそのお宅から麦茶が香る。
まだ、また暑い1週間か?

ぶつくさ思いつつ歩いていたら
わぁ~虹


    つかの間の多幸感くれ虹消える

どうしてこう素直にいいなぁ~と喜ばない川柳が浮かぶかな?

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かあちゃん  重松清

2010-09-06 04:24:25 | 
かあちゃん
重松 清
講談社


夫の死から完全に生まれ変わった厳しいかあちゃん。
専業主婦だった女がこれから子連れで生きてゆこうとした時、
『甘えてはいけない』
という覚悟にビリビリと幸せそうな親子3人の写真を細かく引き裂さくシーンから始まった。
思い出す事すら封じてしまうのは、同じ覚悟の時を経験した者からしても、
いささか度が過ぎると思ったけれど、それには理由があった。
死因は交通事故でハンドルを握っていたのが夫で助手席の人も一緒に亡くなったのだ。
交通事故においては双方に過失ありと保険屋は過失の割合を話し合って決めてくれる。
100%どちらかが悪いというのは動いている車同士ではない。
過失車遺族としての償いもこの日から始まったのだ。

離婚再婚と複雑化する家族、親の介護と個々の家族や教師と大人の心情にスポットをあてながら
中学校でのいじめ自殺未遂のいじめた側の罪の償い方を考えさせる。
いじめはいじめる側のおそらく遊びでしかない。
いじめられた方は一生それを忘れない。いじめた側の記憶から消え去ったとしても。

重松清に登場する人物はだれも悪人が居ない。
心の襞に弱さ持った性善説裏付けされた人物ばかり。
最後に光と希望を見せて話が終わる。
きれいごとばかり並べてあるわけではないのに、読後感はすっきりする。

題名は『かあちゃん』
子供の母親もその母から見れば子供。私も親であり子の立場。
いろいろ思うところがあった。

話の紡ぎ方が上手いのか一気に読めてしまった。


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