この秋の流行色

急に寒くなった。
コートで凍えるまでは、ちょっとおしゃれの出来る季節だと嬉しくもある。
仕事の移動時間はカーラジオでリフレッシュする。
流れてきた話題はこの秋の流行色話。

今年はキャメル。上質なベージュだそうな。
それからモノトーンのグラデーション。
まだあるエコ。モダン・エコ。
なんでしょ？それは？
たどえばモスグリーン、エンジ、だって。
昔から秋に出て来るシックな暗色だとおもったら良いらしいのだろうと私の解釈。
さらに続く。
小物への挿し色として、レインボーカラー。
ビビットなオレンジ、赤、ブルーなどがあると
全体が引き締まるとラジオはおっしゃって居られましたとさ。
なんのこっちゃ？？？
まるでイメージが湧かない。
むかし、むかし30～20年前みたいに、
今年の流行はグレーって具合に単純に言って欲しい。
多様化の時代。なんでも良いってこと？

考えたら何色が流行ろうと、気にして選んだ事は皆無。
店員さんの営業トークでそれを聞く。
決め手はいつも自分に顔映りが良くて、太ってみえない色柄に自然と溜まっている。

重たい腰をあげて、
秋らしい色合いの服を明日は引っ張り出してみよう。
早目に出しておくと、あるあると安心して、無駄買いの予防になる。
と、思うたぶん…

いきなり さぶっ！

いきなり秋が来た。
散歩は長袖にした。
暑さ寒さも彼岸までだったか？
またまたのドカッと猛暑かえりを疑っている。

仕事も長袖の方がいい？
中を取って七分か五分袖にしよう。
薄手カーディガンか上着あったっけ？
はて？どこに仕舞った？
散歩している場合じゃないかも？



昨夜の月はきれいだったか？
なにもかも後手後手。
笑って下さい朝の名月さん。

五七五漬け 前頭葉がハレーション

週末に川柳の県大会がある。
事前に会の参加者有志で投句を持ち寄って勉強会をしようと誘われた。
句が出来ていないと渋っていたら、
「必ず句を持ち寄る事」と迫らられ不承不承の参加。
昼は会場宅で豚汁とむすびを用意し各自、足らないを思う飲食品も持参とのこと。
発案者はアルコールとつまみを抱えてくていた。
なんだ半分飲みたかったのかと思ったら大間違い。

顔がそろったら乾杯でなく、さっそくに句評が始まった。
しかも各人が自作句をみんなにプリント配布の用意までしてきている。
ノートに書き付けが少々の私は、「そこですぐに作れ」と命ぜられ、
他者の句を評する前にまず自作句を急いだ。

11時に始まって、びっちり１５時まで。
昼食中も休みなし。
ああでもないこうでもない。
たった五七五しか使えない言葉の助詞を変えたり言葉並びを入れ替えたり
いっそ全部をもう一考することになったり。

私の句は花丸句は２、３句で後は全部、発想倒れ。後一考と宿題で返された。
即詠の悲しさだ。
みんな自由人と言うわけではない。仕事持ちも私だけでない。
勉強会を閉じてから、いつ作るのかと言う話になった。
机に座ってさぁ～川柳と始めないと出来ない人。
車運転中に浮かぶ人。
お風呂の中で閃く人。
家にいつも書き付ける紙を置いてある人。
手帳持ち歩く人。
私は紙がない時はケータイメール保存。
仕事中に浮かぶと言う猛者も居た。
私には仕事している時に、そんなゆとりはまるでないから、いつもいつも締め切り寸前に慌てる事になる。
それで止めておけばいいものを、誘われてはうかうか大会参加を申し込んでしまっている。
通常の句会と、こうなれば余計な川柳マガジン投句まで、頭はパンク。

文化の秋。
大小の川柳大会が目白押し。
この勉強会の発案者は
今週末を皮きりに１１月始めまでに５つの大会に参加を決めている。
一大会に課題が６から８に対して２句ほどの、句がない事には参加が出来ない。
まさに川柳漬け。
選者に我が句を選んでもらく快感がたまらないのかもしれない。
年中、上位入賞を浚ってゆく。

勉強会は一緒に入賞しようとという熱意伝播なのだ。
ありがたいが草臥れた。
「もう川柳は充分過ぎ」と言って別れた。
だけど、自句に触れた他者の目は刺激になった。
もうたくさんと言った癖に、
昨夜は知らず知らずに川柳推敲をやっていた。
ありがたき仲間たちに出会ったようだ。