桜もまた一期一会

亡夫と観た最後の桜スポットへやっぱり行ってみた。
空は晴れていたが、風は冷たかった。

あの日はほんとうにお花見日和だった。
もう会社には行けなくなっていて、末期がん宣告の前だった？
だんだん記憶が危なくなる。
しっかり覚えているのは、
時折吹く風に散る花びらを飽かずに見ていた事。
ちょうちょが舞い降りる花びらを仲間と思ってか追って一緒に舞っていた。

毎年、毎年、
ちょうちょの舞いが見られるような気がしてやって来るけれど
あれっきり見たことがない。



もう泣かなかった。
余所の桜は見事だったけれど、ここの桜はだんだん貧相になってゆく。
八幡様の裏奥で、ここまではあまり人も来ないし、誰にも手入れもされないらしい。



　


明日は、海峡ウォーク２８キロを歩いてくるよ。
私、元気です。
スタートの東行庵も桜は満開だろうか？

夢にも現れてこないとこをみると、
天国は居心地がいいんでしょうね。きっと。
８つも違っていたあなたの歳を３つ越えました。








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