進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

米寿

2011-02-01 23:37:05 | Weblog
口から食べることも飲むこともできない
病院着の毎日
寝たきりの父にしてあげられること


それは、家族揃って行ってあげることくらい…



先日、家族全員揃うことができました!!!

母・兄・主人・娘・娘夫婦・私
総勢7名で、テカテカツルツルの雪道を父のところへ行きました。
こんな天気じゃなかったらもっとゆっくり病院におれたのに。
みんなが仕事のやりくりをしてこの日に集まることができました。



還暦って、赤いちゃんちゃんこですよね
米寿って、黄色のちゃんちゃんこなの。


娘が準備してくれました。


この日は体調の加減でベッドに座ることはできなかったけど、
かけてあげることはできました。


そして、父が大好きだった焼酎も…
先生のお許しをもらって、少しだけ口に含ませました。

まず、匂いをかいでもらい、口に含ませると、久々に大声が出ました。
まだあんなに大きな声が出るんだ!!!

私の自己満足かもしれない。。。

でも、私には、父が大好きな焼酎をちびりちびりと飲むときの顔が浮かびます。
そして、「あ~美味い!」って言う声が聞こえます。

きっと父は、そんな私の気持ちわかってくれてると思います。
私たちが喜ぶのをみるのが一番うれしそうだった父だから。。。

父が焼酎好きなだけじゃなく、父に焼酎を上げることで母や私の気が楽になること・・・
それもきっと父はわかってくれると思います。
母が何度も何度も言います。もう何年も口から食べてないよねって。
何かを上げたいんです。



春になって暖かくなったら、また少しだけでも家に帰ろうね!!!
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