あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

ミステリ・マジック・パズル

2009-12-11 00:21:19 | 本(実用書・専門書)

クロースアップ・マジック事典 クロースアップ・マジック事典
価格:¥ 3,045(税込)
発売日:1990-09
ちょっと、都筑道夫氏の退職刑事シリーズの短編、『ジャケット・背広・スーツ』みたいなタイトルですけど

『ミステリ・ジョッキー①』で、綾辻氏と有栖川氏の対談に出てきたのです。ミステリと手品はトリックがある点で近いようだけれど、両方を好きなひとは案外少ない、と。

同じように本格ミステリをパズラーなんていう言い方もありますが、やはりミステリ好きイコール、パズル好きではないということでした。

ちょっと意外でした。私は、全部好きだから。

松田道弘氏の本は何冊か持っているし、泡坂妻夫氏の本も、最初に読んだのはミステリではなく、ちょっと変わったエッセイの『魔術館の一夜』でした。

といっても、パズルは解けないし、手品のタネは見抜けないし、ミステリもトリックが分かったためしないですけれど

気持ちよく、騙されるのが好きなのです。ちなみに、手品のタネも、一見、“なーんだ”と思うものでもけっこう感動する。こんな簡単なトリックで、こんなに不思議な現象が演出できるなんてと思います。

そういえば、以前友人に、自分よりIQが2、30は高い人の本をたまに読みたくなる、という話をしました。

“理解出来っこないけど、頭のいい人がどういう風に考え、どういう道筋で回答に辿りついたかを、追体験してみたくなるの。実際のジェットコースターは苦手だけど、脳内コースターは楽しい。自分の脳に、普段はかからないGがかかるのを感じるのが好きなの”

そう言ったら、こちらを見る彼女の眼には、あきらかに、“変人!”と書いてありました

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする