あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

サンタクロースという仕事

2009-12-24 23:55:46 | 本(エッセイ・ノンフィクション他)

サンタクロース、ライフ。 サンタクロース、ライフ。
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2002-11
グリーンランド国際サンタクロース協会、なる組織があることをご存知でしたか?

私は、知りませんでした。この本を読むまでは。

その、“グリーンランド国際サンタクロース協会”の公認サンタクロースが、日本には一人だけいます。(この本が書かれた時点での情報)

それが、この本の作者の、パラダイス山元氏。

本職は(たぶん)ミュージシャン。ラテン音楽のプレイヤーで、オレンジレンジの楽曲に、“うー、ハッ”という掛け声とともに参加していたのを覚えている方もいるかも。

また、『マン盆栽』という風変わりな盆栽(盆栽をそのまま大きな木に見立てて、フィギュアなどが配置してある)の造り手としても知られています。

その山元氏が、自分のもう一つの顔である、サンタクロースとしてのさまざまなエピソードを綴ったのがこの本。

写真も豊富な愉快なエッセイで、サンタクロースについてのあれこれを教えてくれます。

『なぜ赤い?サンタクロースの衣装』なんて章は、思わず“へぇ~”と言いたくなるようなうんちくもあり。

一方、サンタクロースの仕事についての章では、幼稚園などへの訪問やツリーの点灯式のようなイベントへの参加など、知らなかった色々な仕事があるんだな、と感心したり。

そうして、『サンタクロースが悲しくなる時』の章。せっかくのクリスマスにお家に帰れなくて、病院で過ごさなければならない子どもたちのところへ、サンタクロースはなるべく出掛けていくそうです。

そこで、「サンタさん、プレゼントはいいから、早くお家に帰らせて」と言われたエピソードなどは、サンタさんならずとも、ほろっとしてしまうのでした。

どうか、よいクリスマスを過ごされますよう……。

コメント
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