ひとねこペネ (バンブー・コミックス) 価格:¥ 880(税込) 発売日:2010-02-22 |
この本の話は以前聞いたことがあったので、“あ、あの本だ!”と思ったのですが、帯と表紙カバー見返しの写真の本当のぺネちゃんと、漫画のぺネのギャップにびっくり!
母と、“もー少し可愛く描いて~!!”と騒ぎました。(正確には、漫画のペネも微妙に可愛いのですが……)
でも、巻末の実録漫画を見て納得。ペネちゃんは、いがらし家に来た時、とんでもなくやせ細った猫だったそうなのですが、そのイメージで描かれたキャラクターなのね
1話完結タイプの漫画の内容は、人間になりたい猫、ペネが、ずれたことばかりをするギャグストーリー。ゆるい可笑しさです。
でも、どこかほんのりと哀感があるんですよね。
それがストーリーによるものなのか、それともペネのキャラクターによるものなのかは分からないのですが……(それとも先輩がまえに言ってましたが、ペネが人間になりたがる気持ちそのものが切ないのかな?)
ところで余談ですが、実録漫画のこと。いがらしみきおさんの奥さんとお嬢さんが、ペネを買ってきてしまったことについて“がりがりにやせていてかわいそうだった”と言い訳するシーンはとても微笑ましいのですが、そのペットショップ猫の扱い酷くないか?とちょっと腹が立ちました。
それと、猫に変わった女優さんの名前を付ける、というこだわりも微笑ましかった。
ふと、古畑任三郎氏に飼われている猫が、“ドモンジョ”という名前だったのを思い出しました。