先週から一気に春模様になった。「サムライと愚か者の暗闘オリンパス事件」山口義正・講談社を一気に読んだ。そもそもは内部からの告発(記者への情報提供)だった。もともとの友人の呟きから事件の絡まった糸がほぐれていく。日本のマスコミのありようも問われている。書名は、解任されたウッド・フォードの言葉だ。ガバナンスの整備・意識はこの10年間で大きく前進したと捕らえていたが、悪意(愚か者)には防御できない事が実感できる事件だ。もう一度サムライ(武士道)を見直す時かもしれない。そこに日本固有の良さが発見できるかも。昨日届いたiiciko No114の特集は、折りしも「西欧的なものの限界 日本的なものの可能性」だ。対談形式なので読みやすそうだ。