ダイナミックバランサーにて単気筒エンジンのダイナミックバランス取りが出来ましたのでご紹介します。
今回の作業は。
振動低減を狙いバランサーシャフトがついていて、クランクシャフトについてるウェイトと反作用に動く
バランサーウェイトが付いてるエンジンには意外と振動があるので、構造を知る為にも一度測定器にてテストしてみました。
HONDA XR250です。
クランクシャフトとバランサーがこのような形状となり、成ります。
これをダイナミックバランサーに乗せてテストしてみると測定できました。
そして測定結果。
測定した結果がこのような数値と成りました。
意外とアンバランス量が大きく感じますが、クランクシャフトのウェイトなどのエンジンパーツにはどうしても個体差が
出てしまうので、その影響が出てしまってるのかもと思いました。
バランス取りの加工で軽量化したり、重くしたりする前に、先ずは製造メーカーの設計思想や考えを測定器に結果の数値から推測し、
それからバランス取り加工を進める事で、狙ったエンジンフィーリングを仕上げ、目指しやすく感じます。
最近の単気筒エンジンでは振動を低減するバランサーが付いてる車両が多いので、この測定方法を発展させて行ければ、
いろんな車両にてバランス取り測定が可能となりそうです。