月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

雑感いろいろ

2012-09-27 23:57:29 | 今日もいい一日


秋の朝。窓をあけて光を取り入れると、木々が少しだけ黄色くなっていた。
秋の昼。太陽の光が夏の時と比べて輝きが遠くまで届く気がして、
輝き方にもいろいろあると知る。
秋の夜。コオロギや鈴虫の鳴く声が自分の「呼吸」と近いと気付き、ちょっと嬉しい。
春・夏・秋の愉しさは、生き物の気配のなかで暮らせることだ。
家で仕事をしていると、自然のそういった小さな変化が安らぎになる。

さて、今朝はイライラすることがあったので
急いで紅茶をいれて飲み、それから窓をしめて大音量で
「ビヨンセ」をずっと聞いていた。

そして、ここのところ、また、朝ヨガをするようになった(まだ2・3日)。
DVDに合わせて、吐く呼吸を意識しながら全身の筋肉を伸ばしたり、
ねじりを加えたり、折り曲げたり、するくらいだが
木曜日に教室でヨガするより、疲れるので達成感がある。
最近、本で読んだこと。
「何かちょっとした衝撃があると、すぐ不安定に動揺してしまう人は筋力が足りない」。
なるほど、筋力かあ。思いあたる節ありである。

今日はそして教室ヨガの日。
ヨガの行き帰り、友達とあれこれ話すのだが、
自分の話を反すうしては、反省である。
私はいつだって自分のことをしゃべりすぎる。それもくだらないこと。
もっと愉しい話題を思いつけないものかしら。

午後はシャワーをして、それから仕事。
最近、長く机に座っていると、子宮界わいの筋肉がぷるぷると震動する。
不思議だが子宮筋腫があった頃よりも
そのあたりの筋力が震えて、存在感を強くアピール!
ここに何かあります、もしくはありました、忘れないでくださいと言っている。
「まだ膣の奥らへんとか、糸が残っている状態ですから。
もう3カ月もしたら全身のなかで溶けてなくなりますからね」
という佐伯先生の話。
なにか、私の体深くで訴えたいことがあるみたいで耳を澄ます。
そして、大丈夫?と問いかける。

ああ、手持ちの案件が片付いたら、もっとモノを減らして
シンプルな何もない空間のなかで、仕事して
音楽と本と好きな人とのふれあいに集約した生活したいなあ。
人は時空をほんのちょっと飛び越えて
もっとミニマムな宇宙のなかで生活したくて、
旅に出るのだろうか。

いろいろ思っては消える秋の雑感であった。